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「俺らこう見えても外タレよ? 外タレ!」

「ブンブン・ブイブイツアー」 at 仙台MA.CA.NA.
(DATE:00/06/01)

ここでようやくヒデキさんが口を開く。
「実はねぇ、今日はもう一組ゲストを呼んでます」
なにっ? あっ! 気づけば一休さんばかりかノブさんの姿もない! これはもしやっ!? はっちゃんも、その予感に喜びを隠しきれない様子。
「今日ハワイから帰国しました、『どみん』のお二人です!」
「My name is 『ど』!」
「My name is 『みん』!」
「二人合わせて、どみんでぇぇーーっす!!
やっぱりー! どみんの二人が、ウクレレを手に笑顔で登場! 会場からはわれんばかりの拍手と歓声が!
「いやー、今ハワイから帰ってきたばっかりっすよ!」
「俺らこう見えても外タレよ? 外タレ! 今ちょっと鼻たれてて鼻タレになってるけど(笑)」
汚いなぁ(笑)。なんて外タレらしくない外タレ・・・いや、いろんな意味でね(爆)。
どみんの二人の言うことにゃ、ハワイでも牛たんは大流行! だそうだ(笑)。ハワイじゃしょっちゅう牛たん食べてたそうです。そして、「みん」さんからのお願い。
「まぁね、みんな浮気して他のバンドのライブを見に行ったりはせんだろうけども(←ギクッ!(笑))、もし万が一見に行ったときはね、アンケートの『誰と一緒にやってほしいですか?』っていう欄に『どみん』と書くようにお願いします! さらに『仙台でお願いします!』と! そしたら僕ら、仙台名物になります!」
おおっ、そいつはすごい!! ぜひ仙台名物になっていただこうじゃないか!
「さてそれでは、突然ではございますが、ここで僭越ながら、乾杯の音頭をとらさせていただきたいと思います! お手元のグラスを持って、ご起立ください」
みんな、思い思いに目に見えないグラスを持って上にかざす。そして何人かは、どみんの二人と同じように、グラスではなく見えないジョッキを手にしている人も(笑)。
「いいですかみなさん、グラスを持つ手は、こう(←手の平全体でつかむように持つ)ですよ。そして、ブランデーグラスを持つ人は、こう(←下から軽く支え持つように)。そして、魅惑の腰つきも忘れずに」
どみんの二人、くねくねと柔らかく腰を回す(笑)。妖しい(笑)。
「えー、それでは、ここにお集まりの皆様、そしてMA.CA.NA.、G.I.P.、ドミンゴスが所属しているコロムビアヒートウェーブ、UNLIMITED、そして、僕らどみんの、健康とご発展をお祈りいたしましてっ、カンパーーーイ!
「カンパーーーイ!」
乾杯の音頭と共に始まったのは、もちろん「居酒屋ブルース」。
これがねぇ、いいんだまた。実は、CDで聞いたときはそこまでピンとこなかったんだけど、ライブでどみんの二人が歌ってるのを見たら、かなりきましたです、あのパフォーマンスが。だってかわいいんだもん、どみん・・・。
まず振付けがかわいくて、そしてときどき二人が目を合わせるときの、「みん」さんの目がつぶらできれいでかわいい・・・素敵だわ。
そして曲の最後には、どみんの二人がそれぞれ両サイドでお客さんに握手。幸いにも私はこの背の高さのおかげで手がいちばん高く伸びていて、いち早く「ど」さんに握手してもらうことができました。そして、その握手を狙っていたはっちゃんも、しっかり「ど」さんに握手してもらってました。ああ、はっちゃん、随分悩んでいたようだけど、やっぱりこっちサイドを選んで正解だったね。
たった一曲にしてすっかり観客を魅了したどみんは、「今年こそこの曲で、紅白狙ってまぁぁす!と言い残し、あっという間にステージから去っていきました・・・。すごいよどみん。
しばらくすると、あわてふためいた様子の一休さんがステージ袖から現れた。そして、なんとノブさんは既にドラムセットに座っている。い、いつの間に!
「いやーっ、びっくりしたよ! ちょっとトラブって楽屋に行ったら変な男に縛り上げられてさ! 何? あの変な仮面男はっ!(←笑)
「みんなでビンゴ大会やったんだよ」
「そんなことしてたの? そんでさぁ、そんな俺をよそにウクレレ持った変な二人組が俺の後ろを通り過ぎて行くしさ! 何なのほんとに!」
怒ってる怒ってる(笑)。しかし、そこはさすがに一休さん、そんな失礼な(笑)どみんにも拍手を送ることを忘れない。

「それではっ、吉田一休も戻ってきたところで、ガンガン盛り上がっていきましょう! ドミンゴスの大ヒットナンバー、ブン、ブン、ヘ、ブゥゥゥーーン!
待ってました、「Boom Boom Hey! Boom」! みんな元気にジャンプジャンプ! いちばんはじめのかけ声「みんなおはよー!」もばっちり合いました!
ちょっとだけ心配していたサビのダンスも、みんなしっかり踊れてました。さすが! でもやっぱり、最後のサビの前の間奏まで踊る人はあまり多くなかったかな。うちらくらい。でも何人か、特にノリのいい前列のお客さんも何人か踊ってましたです。

続いて一休さんの「お前らやせたいかー! ダイエットしたいかー!!」のかけ声で始まった「ダイエット行進曲」。この曲の時は、ほんとにやせるような気がするよ・・・歌いながらジャンプはするわもも上げはするわ走りまくるわ。
そして、この曲、めったに聴けないみっちゃんのリードコーラス(?)が聴けるという。ラッツ&スターのいちばん左の人(←名前知らんのです)、あるいはチェッカーズのモクさん、そしてあるいはピスキッズのジョニーさんばりの低音コーラス!
「さあ、それでは、自分の身体にどれだけ脂肪がついているのか、己でチェック! チェックしたら、まずは基本のジョギングから!」
各自、その場でジョギング! ステージでも、フロント3人が「えっほ、えっほ」のかけ声と共に走る!
「それじゃあ次、なわとび!」
今度はみんなで縄を持ってるつもりでなわとび! さらに、
「はい、二重跳び! 次、三重跳び!!」
三重跳びなんて無理だよー!(笑) エクササイズはまだ続く。
「次はエアロビー!」
片手をまっすぐあげてもも上げ。なぜこのポーズなのかは不明(笑)。
「ハイそしてダンベル体操ー!」
両手にダンベルを持ったつもりになって、その腕を真上、真横に交互に伸ばす。隣の人をうっかり殴らないように注意!(←殴ってしまった私(爆))
「シャドウボクシング! しゅっ、しゅしゅっ!」
会場全体でシャドウボクシングをする光景もなかなかないね(笑)。
「そして最後にツボ押し! おへそから親指一本分上に、太り過ぎに効くツボがあります、そこを親指で、ゆっくり息を吐きながら押しまーす。ふぅーーーーー、ふぅーーーーー」
みんなで一緒にツボ押し。ドラムを叩いているので一人ツボ押しの出来ないノブさんは、「俺もやりたいなぁそれ・・・」と、ぽつり。
「と、いろいろやってきましたが、こんなんじゃまだまだダイエットになってません! やせるためにも、まだまだドミンゴスのライブで歌って踊りまくってくださぁーーい!」
いぇーーーい! もう、踊りまくったよ私は! これで、今日は体重減ったかな?

次の曲は、印象的なベースのリフで始まるナンバー。えっ、まさか・・・。
その、まさか!!
「前頭葉で・・・踊れ!!」
なんとここで、やってほしいと思ってはいつつもまさかやるとは思っていなかった「前頭葉のブギー」。ギャー! うそーーー!? 思わず叫んだ。そしてその次の瞬間、会場にいるみんなが人が変わったように踊り狂っていた。前頭葉の赴くままに踊るこの気持ちよさ、最高!!

さらにノンストップでダークな興奮が続く「サナギ」。
冷めたような、しかし熱い眼差しで客席を見つめながら歌う一休さん。そして、先ほどまでの笑顔が嘘のようにクールな表情で楽器と向かうヒデキさん、みっちゃん、ノブさん。その4人にひきつけられて、両手から蝶をはばたかせているファン。なんて不思議な光景なんだろう。

暗示にかかった観客を、ドミンゴスはさらにひきつける。続く曲はトリップ系の中の名曲、「ソウル・スピーカー」。
魅せられた観客が、力の限り叫び、力の限り腕で竜巻を起こし、地球を回す。

怒涛のような3曲が続いた後、ひと息ついた様子で一休さんはアコースティックギターを肩にかけた。
「・・・いや、ねぇ、久しぶりに仙台に来たけど、びっくりしたね。男が増えて!」
この言葉に客席からも拍手が。そうだよね、たしかに振り返れば他の会場よりも男性のお客さんが多いような。ここでのギャンブラーも男の人だったし。
「でもなぁ、くれぐれも言っとく。俺はホモじゃないぞ! ホモじゃないからな!(笑)」
かえって墓穴?(爆)そんなことわざわざ言うとほんとに疑われるよ(笑)。
「少なくとも俺ホモじゃない! 他のメンバーはどうか知らんけども(笑)」
他の3人はホモなんかーい!(爆笑) まぁ冗談はさておき、一休さんはよほど男性ファンが増えたことがうれしくてしょうがなかったみたい。そりゃそうだよね。同性の方が見る目は厳しいものだもの、同性のファンが多いって事は、それだけ本当に自分達が認められてきてるってことだもんね。
「それじゃ、最後の曲になりますが・・・」
えーーっ! という声が誰からともなくわいた。
「僕も、本当に帰りたくないんです。できるなら、ずっとこうしていたい・・・。でも最後に、届けたい歌があります。聴いてください」
そして曲は、「すべてに愛を」。今回のツアーでこの曲を聴くのは、私にとってはこの日が初めて。なんだか、CDで聴くよりずっと感動するね。
曲のラストに入り、一休さんはこう私達に語りかけた。
「今日は本当にありがとう! 『ブンブン・ブイブイツアー』ファイナルの赤坂BLITZまであと少しというところまで来ました。BLITZでは、ここ仙台MA.CA.NA.で会った君達の事を絶対に忘れずに、精一杯歌いたいと思います。それじゃあみなさん、最後に僕と一緒に歌ってください、『すべてに愛を』!」
そして、会場みんなで一緒に「すべてに愛を」と歌った。
演奏が終わっても、その合唱はやまない。お客さんの歌声と手拍子、そして一休さんの歌声とアコギの音だけが響いた。その中を、ヒデキさん、みっちゃん、ノブさんが手を振りながらステージを降りていく。そして最後に一休さんも「ありがとう!」と言ってステージを後にした。
その様子を拍手で見送った私達だけど、当然そのまま素直に帰すわけがない。もう一度出ておいで、ドミンゴス! アンコール! アンコール! アンコール!




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