痛い…痛いよ…。 誰か助けて…。 お願いだから ここから出して…。 君の暖かさ〜Ⅲ〜 進藤は、私があれだけ冷たくあしらっても まだ構ってきた。 なんであんな風に扱われても、 普通でいられるんだ? あぁ、やっぱりあいつと私は合わない…。 根本的に違うんだ…。 私はその時、 今までにないほど苛立って、 つい力を使ってしまった。 誰もいないと思っていた。 油断していた。 これまでなかった失態を犯した。 他人に見られてしまった…。 「東さん…?」 そう、 進藤 麻実に…。 視界が真っ暗になった気がした。 何も考えられなくて。 ただ、もうダメだと思った。 また、化け物扱いだ、と。 昔も、唯一気を許していた友達に力を使ってみせたら、 次の日から興味と嫌悪の視線が私に向かって降り注いだ。 そう、イジメだ。 その頃からだろうか、 信じなくなったのは。 他人を、 親を、 親戚を、 自分を…。 Back. or Next. **あとがき** すいません(第一声がそれかょ) 世々巴の過去ってこんな感じなんでしょうか…?(聞くな) なんか暗いですね…。 あと2・3話くらいで終わると思いますので、それまでどうかお付き合いくださいm(__)m *コメント* 急展開です!!! 健気な麻実ちゃんにほろりと来てみたり… 世々巴さんの過去でちょっと哀しくなって見たり… 続きの方お待ちしています! では、失礼しました。