私の心にはポケットがある
いつもガチャガチャと音をたててふくらんでいる
中を覗いてみると
いくつもの くすんだカケラが詰まってる
そのカケラは
ひとつひとつが才能だったり、夢だったり
沢山の夢のカケラを
ただポンポンとポケットに
放り込んだまま
磨けば光る宝石のような
才能のカケラがあったかもしれないのに
けれど磨く努力もせず
ただポケットにしまいこんで
勝手に輝きだしてくれないかと
待っていただけ
磨く時間が無かったなんて
言い訳はしない
ただその時々の
自堕落や 刹那の喜びに身を任せ
ポケットを探ろうとすらしなかった
なのに捨てることさえ出来ず
小さな希望のありかのように
ポケットを覗いてみてた
いつの日か
取り出して磨く日が来るかもしれないと
ポケットの上に手をあてて
一生夢を見つづけるのかもしれない・・・