19歳の時、会社の健康診断で甲状腺が引っ掛かった。
それ以来甲状腺の病気があるなぁ〜くらいの意識で、定期健診もほとんど受けず、普通に恋愛して結婚してこどもも産んでいた。

たま〜に受診する健康診断でやっぱり甲状腺が引っ掛かるため、つど再検査を受けるが、経過観察と言われるのみ。

2003年になってか去年からか、くびにぐりぐりがあるなぁと自覚。
忙しさにかまけて受診しなかったのだが、あるとき思い立って受診することにした。これが6月24日。最初耳鼻科を受診し、同日エコー検査。エコー検査は何度か受けているが、この日はやけに丁寧だった。おまけに技師の先生が「うーん？」とさも疑問ありげにうなるので、そんなに悪いのかと不安になる。
この結果、再度外科で甲状腺の検査をするようすすめられ、後日外科を受診することにした。

6月26日。外科でいつもの甲状腺の先生に受診。組織を取るとかで、首のしこりのあるところにぶすっと注射器のようなものをさされる。この時はそんなに痛くなかったけど、数日痛みがのこった。7月7日に結果を聞くための受診を予約。

7月7日。先日の検査から今日まで、なんとなく死刑宣告を待つような気がしてちょっと落ち込み気分だった。あまりいいことは言われないだろうとわかっていたけど、案の定「悪性」だと言われ、おまけに手術すると言われた。
「なぁ〜にたいしたことない」って感じの言いっぷり。一週間で退院し、退院後すぐに職場復帰もできると言う！？けどそのくらい軽いんだ、と単純に安心。
この場ではすぐに手術日を決められなかったので、再び日を決めに受診することになった。

7月14日。夫と一緒に受診。「甲状腺癌」とはっきり言った。「乳頭がん」とも言った。私はある程度わかっていたので、割と冷静。夫の方が冷静でなくなっていた。相変わらずそんなにたいしたことではないような様子…。ほんとかな！？
手術日決定。8月19日入院・21日手術・26日退院。11日には一度入院準備のため受診。

甲状腺手術後、右側反回神経のまひにより、声が出づらくなる。
甲状腺手術より10か月後、専門医の診察を受ける。
2004年7月6日、咽頭枠組手術を受ける。
その後完全ではないけれど、声は回復。