昨夜はぐっすり眠れた。いびきにも慣れた?と思ったら、いびきの方は今日退院になった。
なんでもベッドが足りないらしい。
手術時間が遅れると、前もって話しがあったが、時間が確定でないのでなんとなく落ち着かない。ベッドの横で夫と母も落ち着かない。
2時20分ごろ「筋肉注射を打つのでトイレを済ませてください」とナースコールがはいる。
いよいよだ!と3人で目を見開きながら私はトイレへ。筋肉注射を打つと意識がもうろうとなるとかで、ベッドの上に安静にする。すぐに目がぐるぐる回り始める。
そのあとベッドのままガラガラと運ばれたとのことだが、あまり覚えていない。
エレベーターの前で夫と母と別れる。不安そうな顔をしていたそうな。本人覚えナシ。
手術の準備室?みたいなところでせわしなく着替えなどさせられる。ベルトコンベアーみたいなもので、手術用の?ベッドに移され、そのまま手術室へ。
意識もうろうとしているものの、手術室を観察せねば!という変な使命感が沸いてきて、きょろきょろ見回す。
足元の方が入り口、よくドラマで見る手術室に入ってくる医師そのまんまの感じで、手袋をしながら入ってくる人がいた。ドアの右手には四角い機械。左手にはもうひとつ部屋があるようだった。
身の回りはなんだかガチャガチャして、数人ががやがやなにか言っている。
なんて言っているかわからないけど、なにかクラシックが流れているのが聞こえた。モーツァルト?
すごい勢いで起こされる…とその瞬間嘔吐。「はいた!はいた!」と騒ぎになる。
目はぐるぐるするは吐き気はするは、まるで酔いつぶれたときみたい。あー具合悪い。
その後よく覚えていないけど、ベッドの右手でダーリンが何か言っている。
足元のほうには母や何人かの姿が見えるが、目を開けていられない。
付き添いは9時迄だとのことで、ダーリンは後ろ髪を引かれる思いで帰路に(ついたに違いない)。
夜担当医師と看護婦さんが様子を見に来る。酸素吸入のマスクが暑くて苦しいので、とってもらう。その後も1時間に1度くらいの割合で、看護婦さんが様子を見に来てくれた。
氷をもらって、くちびるに塗るように湿らす。
夜中、首周りが痛くて尾てい骨辺りも痛くて、かかとも痛くて…たまらなくなってナースコール。声がうまく出なくて看護婦さんの呼びかけに答えられなかった。筋肉注射をしてもらうとすこし落ち着いて、その後はよく眠れた。
|