Webゼフェ温11
「ゼフェル様、今年もよろしくお願いしますね・・・」
「ああ。よろしくな。(アンジェの頬にそっとキス)」
「私も(お返しにちゅっ。真っ赤)」
「アンジェ・・・(///)」
「ゼフェル様・・・」
「アンジェ(そっとアンジェを抱きしめる)」
「・・・・・・」
ナレーション「2人は帰ろうとした。その時・・・!!」
「アンジェ?ゼフェル様?」
「ああ、本当だ。アンジェ、ゼフェル」
「何だ、おめーらも来てたのか?」
「ゼフェル様アンジェに変なことしてないでしょうね!?(きっ)」
「してねーよ!!てゆーか変なことってどんなことだよ!?(睨み返し)」
「○○や××やそして▽▽なことやそしてそして・・・」
「レ、レイチェル。ここはアダルト禁止だから放送禁止用語はやめた方がいいと思うな(汗)」
「・・・///(絶句)」
「あの・・・レイチェル・・・。(何言って良いのか分からないヒト)」
「は、ごめんアンジェ」
「と、とにかく!オレはアンジェを泣かすようなことはしてねぇ」
「ほんとよ、レイチェル」
「そう。それならいいんだけど」
「誤解も解けたことだし行こうか?」
「えーもう行くんですか?せっかくアンジェに会えたのに(ぶー)」
「いいよ、レイチェル。私達が帰るから。2人とも、もう少し一緒にいればいいじゃない」
「そーゆうことだ、んじゃなぁ〜」
ナレーション「ゼフェルとアンジェはランディ達と別れた」
「ふふふ・・・仲良いですね」
「オレ達だって仲良いだろ?(ぎゅっ)」
「・・・ゼフェル様(///)」
「最近私達の出番が少ないのだが・・・」
「ランディとゼフェルばっかり幸せそうでずるいや(ぷー)」
「君達は・・・・せっかく静かになったから創作活動が進んでいたっていうのに・・・・」
「そぉよ〜。ゼフェルもランディもずるいわ!!!」
「暇なら俺の店に来てや〜。福袋ありまっせ!」
「あら!それは絶対買いねっ!!ロザリアにも知らせなきゃ〜〜」
「ここにいたんですの、陛下!仕事があるんですよ。福袋どころではありませんわ!」
「何だよ突然わらわらと出てきやがって!(折角アンジェと良い雰囲気だったのに)」
「あー皆さん。お茶でも飲んで落ち着きませんかー?ずずっ」
「いやこら皆さんおそろいで!!良いとこにいらしたわー。ちょっとこの福袋開けて見ていただけます?」
「何だろう?メル、ドキドキしちゃうよ(ガサゴソ)」
ナレーション「さてさて福袋の中身は・・・・!?」
「やーーーーー!!!(ダッシュで逃げ出した)」
「どおしたんや!?何が出たん?」
「(中身を覗いてみた)きゃ〜〜〜〜〜」
「おいおい、自分の店の福袋だろう?何故お前が聞くんだ?」
「や〜、ちゃうんですわ。この福袋、色んな物入れてんですわ。女性とかの苦手なもん入ってる福袋かもしれへんから・・・」
「一体何が入ってるんですか?(ビクビク)」
「こんな時こそ強さを司る炎の守護聖の出番ではありませんか?オスカー。何が入っているのか教えてください(にっこり)」
「なぜ、俺だけにそんなことをさせるんだ?リュミエールお前も確かめろ」
「・・・私は、商人が「女性の苦手な物」とおっしゃっているので、強くて男らしいあなたに頼んだんですよ(微笑)」
「誉めてもらってる感じがしないが・・・・ま、いいだろう」
「そんっじゃ、オスカー様どうぞ♪他の皆さんはちょーっと離れててな」
「頑張るのだぞ、オスカー。私は見守ることしかできぬが・・・」
「あなたに何かあったらクラヴィス様にお経をあげてもらいますから安心してくださいね(にっこり)」
「ふっ、し、心配性だな。こ、この炎のオスカーが福袋ごときに屈するわけないだろう。(そんなに危険な物なのか!?はっ!!こいつ喜んでやがる!!そんなに嫌われてたのか。くっそー。こんなことならもっとリュミエールと仲良くしておけばよかった!!)」
「オスカー様気をつけてくださいね」
ナレーション「恐る恐る福袋に顔を近づけたオスカーが見たものとは、一体?!」
「何だ。ただの蛙や蛇のおもちゃじゃないか」
「あ〜。それは爬虫類好きのヒトのための福袋ですわ。あ〜、どーりで怖がるわけやなぁ・・・」
「へ、蛇に蛙・・・・」
「な〜んだ。ただの蛇と蛙か。どきどきしてたのに。つまんないの〜っ(いきなり登場)」
「あなたの店はそんな物まで扱っているのですか?」
「うちの店は何でもありやで〜」
「何でもあり何だったら、もっとすごい物入れてくださいよぉ〜。金属バットとか、ピコピコハンマーとか爆弾とか・・・あとスルメ?(おいおい女王候補)」
「レ、レイチェルったらそんなの何に使うの?」
「ん?スルメは日本酒と相性が合うんだよ。こうスルメを噛みながら、日本酒をクイッと、ってねv」
「そうよね〜。私も大好きv(こらこら女王陛下)」
「あの〜・・・。陛下もレイチェルも未成年じゃ・・・・・」
「そうですわよ!陛下!それより!仕事ですわ!!!早く戻りますわよ!」
「えー?ロザリアったら相変わらず真面目なんだからぁ。ちょっとくらい息抜きも必要よ。でないとはげちゃうわよ?」
「陛下は息抜きが多すぎるんです!」
「(こそこそ)ねっ、チャーリー、いい育毛剤ないかしら?私ロザリアが心配だわ」
「育毛剤でっか?うちには何でもありまっせ〜♪はいどうぞ。陛下は可愛らしいからただでさしあげますわ☆」
効果音「ぷっつ〜ん!!」
「・・・・・アンジェリーク・・・・?」
「(びくっ)な、何?ロザリア?」
「誰が育毛剤が必要なのよ!!!いい加減にしなさいよ!?本気で私を怒らせたらどうなるのかわかっているの!?」
「まあまあそないに怒らんでも。ほーんのおちゃめ心やないですか」
「いいえ!!今日という今日は言わせていただきます!!アンジェリーク、あんたって子はいつまでたっても女王の自覚が無いったらありゃしないわ!!そんなことで宇宙を治めることができると思っているの!?」
「ま、まあちょっと落ち着いて。そや!!これ差し上げますからそないに怒らんと。宇宙に一つしかない手鏡ですわ」
「あー、それは珍しいですねー。一見何の変哲もない鏡のように見えますが・・・」
「そないなことはありません!!実はこれ魔法の鏡なんです」
「魔法の鏡???」
「わぁ、面白そう!見せて見せて!」
ナレーション「陛下が触った瞬間光が出てきて・・・・!!」
効果音「ぴっか〜ん」
「ロ、ロザリア?どうしたの?ロザリア、何か・・・変わったわよ」
「なぁに?どうしたんですの?陛下。(ほわ〜ん)」
「皆!ロ、ロザリアが!!いつもと違うわ!!!」
「ロザリア様が・・・。何だかアンジェみたいにほわ〜んってしちゃってるよ!!」
「何を言っているお前たち。ロザリア、執務の方は良いのか?」
「やぁね。そんなにいつも肩をはってばかりでははげますわよジュリアス?たまには息抜きも必要ではありませんこと?」
「あちゃー、使い方説明せんうちに触りはるから・・・。実はこの鏡には性格逆転装置がはめ込まれているんです」
「性格逆転装置〜〜!?」
「で、商人」
「はい?」
「これ、治るの?こんなロザリア、ロザリアじゃないわよ」
「も、もう1回触れば治りますわ(たぶん・・・)」
「私、疲れたので、少し休ませていただきますわ・・・・。では皆さん・・・・。ごきげんよう・・・・。(ほわ〜ん)」
ナレーション「ロザリア様が行ってしまった・・・」
「あんなのロザリアじゃないよ〜〜」
「本当だぜ。少し気味が悪い」
ナレーション「皆はロザリアの後を追いかけた」
「ロザリア〜。大丈夫??」
「なぁに?陛下?」
「なあに陛下って・・・・・・・・」
「あ〜〜〜・・・・こりゃ重症だわ・・・・」
「私、本当に疲れているから・・・・1人にしてくださらないかしら・・・・・」
「皆、悪いけど、出てってくれないかしら。私、ロザリアと一緒にいるから」
ナレーション「皆出ていった・・・・」
「で!商人!どうするつもりなの!」
「オ、オリヴィエ様・・・そんな怒らんと・・・」
「どーすんだよ商人!陛下の暴走止められんの、ロザリアだけなんだよ!!」
「ど、どうしろ言われても・・・」
「君の所の商品だろう?責任が持て無いなら扱わなければいいじゃないか(冷たく言い放つ)」
「あの、さっき商人さんがおっしゃったようにもう一度鏡に触ってもらってはどうでしょう?」
「どうやら今はそれしか方法が無いようですね」
「でもその方法には、1つだけ欠点があるんですわ」
「まだあんのかよ!!」
「上手くいけばいいんやけど、もしかすると今度は他の誰かの性格が逆転してしまうかもしれへんのや」
「てゆうことは、アンジェが勝気になったり、レイチェルがアンジェみたいになったりオスカーが女嫌いになったりするの!?」
「おいおい!どーすんだよ!!」
「・・・待て」
「んだよ?」
「その話が本当ならクラヴィスの職務怠慢が直るかもしれないではないか!!」
「あらやだ!結構使えるかもねー☆」
「でもよ、ランディ野郎みたいに爽やかに笑うクラヴィスって気持ち悪くねーか??」
「・・・・・・・・・・やってみましょう!!」
「何だ?珍しく積極的じゃないかリュミエール。それにもしものことがあったらどうするんだ」
「しかし、ロザリアをこのままにしておいては陛下の執務に影響が出るでしょうし・・・何もしないよりはいいのではありませんか?」
「確かにその通りです。この事態をそのままにしておいてはいずれ宇宙に何らかの影響が表れるでしょう。早急に手を打ちませんと・・・」
「(コソコソ)ねぇなんかリュミエールってば楽しそうじゃない?」
「そうですか?私には普通に見えますけど・・・」
「では早速ロザリアをこの鏡に触れさせるとしよう」
ナレーション「そんな訳で一同ロザリア&リモージュの元へ」
「あら?みんなどうしたの?」
「実はかくかくしかじかで・・・(ぼそぼそ)」
「そうね、それしかロザリアを戻す方法はなさそうね。それに他の人が性格逆転したら面白そうじゃないv」
「さぁ、ロザリア。鏡に触るのだ」
「これに触れればいいんですの?」
ナレーション「とロザリアが鏡に触れたその瞬間!!」
「クラヴィス様、失礼いたします!!(クラヴィスをロザリアの方へ突き飛ばす)」
「っ!?」
効果音「ぴろぴろり〜ん」
「何の真似だ!?リュミエール!!大丈夫かロザリア!?」
「貴方には関係ありません(にっこり)」
「・・・リュミエール・・・・」
「はいはいは〜い!やめやめ!進まないでしょ!もう!」
ナレーション「すると・・・!」
「・・・私、今まで何を・・・・・?」
「ロ、ロザリアぁ・・・(うるうる)」
「ははははは、元に戻って良かったな(爽やかな笑顔のクラヴィス様)」
ナレーション「凍りつく一同」
「どうかしたか?」
「あちゃー、今度はクラヴィス様の性格が逆転してしもうた」
「どうすれば、いいんでしょうか・・・?」
「何もしなくて結構ですよアンジェリーク(にっこり)」
「リュ、リュミエール様??」
「さ、クラヴィス様、私の部屋で午後のお茶でもいかがです?」
「それは良いな。お前の淹れるアイリッシュカフェは格別だからな」
ナレーション「そして二人は去って行きました」
「あらら、リュミちゃんってば、結構大胆☆」
「全くリュミエールもやっかいなことをしてくれたもんだぜ。早くクラヴィス様を元に戻さなければ・・・」
「その必要はない!」
〜続く〜