Webゼフェ温10
「アンジェに抱き付くな!」
「いいじゃないですか!アンジェ大好きだし、それに女同士でしょう」
「女か?(ぼそっ)」
「何か言いました?(ギロッ)それなら、オスカー様がアンジェに抱き付くのとワタシが抱き付くの、どっちがいいんですか!?」
「うっ。そ、そりゃオスカーの方が嫌だけどよ・・・レイチェルは抱き付きすぎなんだよ(ぶつぶつ)」
「俺がどうかしたのか?ん、お嬢ちゃん、今日も可愛いな」
「きゃぁ!(オスカーに抱きしめられた!)」
「ぎゃー!オ゛ス゛カ゛ー゛何しやがる!(アンジェを奪い返しぎゅっ)」
「まったく・・・。坊やはヤキモチやきだな・・・。いつかお嬢ちゃんに愛想つかされるぜ?」
「そんなことありません。私はいつまでもゼフェル様がだ、大好きです(真っ赤)」
「こんにちわー」
「レイチェル!」
「アンジェ・・・(感動中)」
「あれー、ゼフェル様どうしたんですか?何か陶酔してるってカンジ。変なのー!」
「アンジェ、オレもいつまでもおめーがだ、大好きだ(レイチェルの話を聞いてない)」
「ゼ、ゼゼゼゼゼフェル様ぁ。あのぉ・・・(真っ赤)」
「真っ赤になったおめーってすっげぇ可愛い(思わずぎゅっ)」
「ゼ、ゼフェル様!(真っ赤っか)」
「あ〜!ワタシのアンジェに何するんですか〜?もう、話聞いてください!」
「俺もいるんだけどな・・・」
「ふふふふ。あなたは用無しのようですね(にっこり)」
「くそっ!(ブラックリュミめ!)」
「何かおっしゃいましたか?オスカー?(に〜っこり)」
「お前とはいずれ決着をつけなくてはと思っていたんだ。勝負だ!」
「なぜあなたはそういう暴力で解決しようとするのです?そんなに怒ると細胞が減りますよ?オスカー?」
「ぬぁ〜に〜をぬかす!」
「分かりませんか?単細胞がもっと単細胞になってしまうと言っているんです。私はあなたを心配しているんですよ?(に〜っこりにっこにこ)」
「あ、あのぅ、ゼフェル様・・・。み、皆さんが見てらっしゃいますから・・・。あの、えっとぉ・・・。(////)」
「(もぉ〜いいわ!ムシよ!話進めなきゃ!)アンジェったら!話があるんだけど・・・。あ、ここでいいんだ」
「あ、何?」
「(オスカーとリュミエールのヤツまたケンカしてやがる)」
「(続き)私はあなたのことを本当に心配しているんですよ?これ以上あなたが本能のままに生き続けていったら大変なことになりそうですから・・・・。(わざとらしく心配そうに)」
「心配してくれるのは嬉しいんだが?何で嫌味に聞こえるんだろうなぁ?リュミエール?」
「そうですか?そんなつもりは、全く無いんですよ」
「そうか?俺の聞き違いか?リュミエール相手にするより俺は愛らしいお嬢ちゃんと話をしたいぜ。(とアンジェの手をとる)」
「オスカー!!離しやがればか!」
「オスカー、アンジェリークが結婚して、自分の物にならなかったからって、そういうことをしてはなりませんよ。オスカーはゼフェルに負けたんですから・・・ね。(に〜〜っこり)」
「あ〜もう!ケンカは止めてください!アンジェ、ゼフェル様!ここじゃ話進まないからゼフェル様の執務室行きましょう!」
「おう、珍しく意見が合うじゃねぇか。オレもそう思ったとこだぜ」
ナレーション「場所が変わってゼフェル様の執務室」
「まだお2人ともケンカしていらっしゃるんでしょうか?」
「そーだろ?声が聞こえるぜ」
「やぁ〜っと3人になりましたね。で、本題に入りますよ」
「うん。レイチェル、話って何?」
「えーとね・・・」
「焦らさんでもいいから早く言えよ」
「レイチェル、何か心配事があるの?(心配そう)」
「ありがとう!アンジェ!(うるうる)ってそうゆうことじゃなくて。(雰囲気にのっちゃったわ・・・)」
「じゃあ何なの?(にっこり)」
「前の日、ランディ様がワタシに「レイチェル、俺、レイチェ・・・。」て言ってたんですよ。そこにマルセル様がいらっしゃったから話は最後まで聞けなかったんですけどね・・・。何て言いたかったんでしょう?」
「え、そうなの?」
「ああ、レイチェルがランディに呼ばれた時か」
「はい・・・。何だったのかな〜?」
「?」
「(レイチェル可愛いv)」
「よし!ランディんとこに今から聞きに行くか」
ナレーション「そして、三人はランディの執務室に向かった」
「やあ!どうしたんだい?三人そろって」
「ちょっと質問があるんですよ。前言いかけたコト、何だったんですか?気になるんですけど・・・。教えてくれませんか?」
「え!?えーと、それは・・・その・・・。(真っ赤&ドギマギ)」
「何なんだよ?」
「えーっと・・・。アンジェとゼフェルがいるからここじゃちょっと・・・。(///)」
「それじゃ私とゼフェル様廊下に出てますね」
効果音「バタン(2人は廊下に出て行った)」
「で、何だったんですか?前たしかに「レイチェル俺・・レイチェ・・・」っていいかけましたよね。何だったんですか?」
「え、えっとぉ(汗)」
「もう」
「その」
「もう!何ですか!(ちょっとイライラ)」
「(よし、思い切って言うぞ!)」
「ランディ様?」
「レイチェル、俺・・・気になる子がいるんだ!」
「え!そうなんですか?誰なんですか?(わくわく)」
「・・・実は・・・レイチェル、君なんだ!」
「ヘぇそうなんだぁ・・・・ってえええええええ!?」
「・・・俺、君のアンジェを心配する様子とか試験を頑張ってる姿を見る度、君の事が気になって・・・いつの間にか君の事、目で追ってたんだ」
「あ、あの・・・その・・・えーと(混乱)」
効果音「(がちゃ)」
ナレーション「部屋のドアが開いて、ゼフェルとアンジェリークが入ってくる」
「お話はもう終わった?」
「え、えっと・・・ま、まだ・・・・なんだけど・・・」
「そっか。じゃあお話終わったら呼んでね。行きましょう。ゼフェル様。(ゼフェル様の手をとって廊下に出ていく)」
効果音「パタン♪」
「で・・・。あの、へ、返事は今すぐじゃなくても・・・いいから・・・・さ・・・。(///)」
「お返事ですね。ワタシ、ランディ様のこと・・・(何て言えばいいんだろ)」
「(い、今答えくれるのか?こ、心の準備が!)」
「(ワタシ、ランディ様のこと)」
「(どきどき)」
「(ランディ様のこと、嫌いじゃない。いや、むしろ・・・。)」
「(どきんどきんどきん)」
「(・・・・・・・・・・・・)」
「・・・返事はゆっくりでいいから。俺、本当にレイチェルの事好きだから、真剣に考えて答えを出して欲しい。だから・・・今返事をくれなくても、いい」
「・・・ランディ様」
「俺、待ってるから。じゃあ、また」
ナレーション「レイチェルを執務室に一人残し、ランディは去って行く」
効果音「(かちゃ)」
「・・・あ、あの、レイチェル??今ランディ様が・・・真っ赤な顔して出て行かれたけど・・・何をお話してたの?」
「・・・アンジェ・・・・・・どうしよう・・・ワタシ、ランディ様に「好きだ」って言われちゃった・・・」
「ええ!(びっくり)」
「ふーん・・・。アイツもとうとう・・・」
「知ってらしたんですか?」
「まぁ、アイツを見てりゃ・・・な・・・。顔に出まくってんだよ。レイチェルいっつも見てるしよー。アイツ」
「私全然気付きませんでした(ゼフェル様しか見てなかったから///)」
「どうしようアンジェ〜(真っ赤)」
「・・・ゆっくり1人で考えればいいよ。でも、相談にはいつでものるからね・・・・?(にっこり)」
「ありがとうアンジェ・・・。ちょっと1人で考えてみる。寮戻るね・・・」
ナレーション「で、レイチェルは寮に戻りました」
「どうしよう〜〜〜・・・。ラ、ランディ様私のこと・・・」
ナレーション「レイチェル考える!」
「(ランディ様、嫌いじゃない・・・ううん、好き・・・優しいトコロとか・・・テレ屋なトコロとか・・・好き・・・)」
ナレーション「レイチェルが立ち上がった」
「ランディ様に会いに行こう」
ナレーション「レイチェルは、ランディ様に会いに行こうと部屋のドアを開けた」
「ランディ様に気持ちを伝えるんだ!」
ナレーション「と、そこにいたのは!」
「ラ、ランディ様!?」
「レイチェル・・・」
「どどど、どーしたんですか!?(///)」
「え、いや、その・・・君の事が気になって・・・(///)」
ナレーション「しばらく2人は黙ったまま、見つめ合っていた」
「・・・ワタシ・・・。ワタシも・・・ランディ様の事・・・好きです」
「え!本当かい!?」
「ハイ・・・。好きです。いま、一人で考えてたんです。・・・ランディ様のこと、好きです・・・」
「嬉しいよ。レイチェル・・・俺も君が好きだよ(真面目な顔で)」
「ランディ様・・・」
「よぉ、良かったじゃねぇか。ランディ(とりあえずアンジェに手ぇ出す心配はねぇな)」
「ありがとう。ゼフェル。・・・レイチェル、これから俺たち幸せになろうな」
「(嬉しげに頬を少し朱に染めて)はい」
ナレーション「・・・という訳で、めでたく可愛いカップルがもう1組誕生しました。所変わって、ゼフェルの私邸」
「それにしても、ランディ様がレイチェルを好きだったなんて、全然気づきませんでした・・・」
「・・・アイツ等の事は、今はいいじゃん。やっとオレたち2人きりになれたんだし(///)」
「・・・ゼフェル様・・・(///)」
ナレーション「見詰め合う二人・・・」
「・・・アンジェ・・・好き、だぜ・・・(///)」
「私もゼフェル様が好きです・・・(真っ赤になって俯く)」
ナレーション「そして、どちらからともなく互いの顔を近づける・・・」
「ワタシのアンジェに何をするんですか!」
「邪魔すんな!それにオレのアンジェだ!」
「やぁゼフェル!レイチェルと一緒に遊びにきたよ(爽やかな笑顔)」
「だぁ〜!!おめーらはおめーらで、どっかでイチャついてやがれ!(2人を無理矢理外へ追い出す)」
「しょうがないなぁ。お前、アンジェと二人っきりになりたいんだろう?」
「(ぎくっ)おめーこそレイチェルと二人っきりになりたくねぇのかよ!」
「(内緒話で)だから手を組むってゆーことで」
「(そういうことか)じゃぁな。ランディ、レイチェル」
「じゃーな!ゼフェル、アンジェ!さぁレイチェル行こう!(レイチェルの手を引っ張る)」
「で、でもワタシはゼフェル様の魔の手からアンジェを守らなきゃ・・・」
「(少し声を荒げて)・・・レイチェルは俺よりアンジェの方が好きだって言うのかい?!」
「そんなことないですよ。こんなことで怒らなくてもいいじゃないですか(こちらもちょっと怒ってる)」
「でもね、レイチェル。ゼフェルがアンジェを好きって気持ちと、レイチェルがアンジェを好きって気持ちは、変わらないんだよ?(優しく微笑みながら)」
「でも!ランディ様!」
「あのね、レイチェル。ゼフェル様はお優しいから心配するようなことないの。だからレイチェルはランディ様と楽しんできて。ね?」
「アンジェがそう言うなら・・・・」
「それじゃ行こうか。レイチェル」
「じゃーな!(これでやっとアンジェと二人っきりだぜ)」
ナレーション「再び、ゼフェルとアンジェリークの2人になった」
「そ〜いや。今日って大晦日だよな。今夜一緒に除夜の鐘、聞きに行くか?」
「行きます(にっこり)」
「じゃ、そろそろ行こうぜ」
ナレーション「そして二人は除夜の鐘を聞いた」
〜続く〜