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J2EE環境構築編

J2EE体験編

xineの情報

  • いつの間にか、xine-libはrc7が出ています

xineのインストール

Linuxだからって動画のストリーミングをあきらめていませんか?
xineを使えば、とても強力な動画再生環境をLinuxに構築することができます。

xineはウィンドウズメディア形式やリアルメディア形式(この辺りはもっと違う言いかたがあるのかも)のストリーミング、cd、dvd、mp3など、多くのフォーマットに対応したメディアプレイヤーです。

ソースコードの入手

XineHQ辺りからソースを入手しましょう。
必要なものはxine-libとxine-uiです。
それから、mplayerのサイトからcodecを入手するのも忘れずに。
この中のall codecs for Linux x86 (Win32 .dll and Linux .so)を入手して、/usr/lib/codecs辺りに展開しておきましょう。
/usr/lib/codecs/foo.dllという形になるようにする、という意味です。
このディレクトリはあとで設定できるので、展開した場所を覚えておけば十分です。

またLinuxで音を鳴らそうと思ったらALSAをインストールしておく必要があります。カーネルを再構築したときにカーネルに組み込んでしまうのが楽でいいかもしれません(ALSAに関しては別頁を用意するつもりでいます)。

展開、configure

tar zxfv xine-lib-rc5.tar.gz
cd xine-lib-rc5
./configure --prefix=/usr

あれがない、これがないというメッセージが大量に流れるかも知れません。その中から必要そうなものを追加インストールしましょう。

make、make install

make
su
password:********
make install

これでlibはできあがりです。

xine-uiのインストール

xine-libは単なるバックエンドで映像や音楽を観賞するためにはフロントエンドが必要なので、別途インストールしなければなりません。
kdeにはxineのフロントエンドのkaffeineがあるので、それを利用するのも良いでしょう。
ただ、xine-uiの方が格好が良いので私はxine-uiを好んで使っています。

tar zxfv xine-ui-0.99.2.tar.gz
cd xine-ui-0.99.2
./configure --prefix=/usr
make
su
password:*******
make install

これでバックエンドとフロントエンドができあがりました。

チェック

xine-uiをインストールするとxine-checkというプログラムもインストールされます。これを実行すると環境をチェックしてくれます。

xine-check

good以外が出たら、何か足りないということです。がんばって原因を調査して、何とかしましょう。

起動、設定

ようやく実行できるようになりました。

xine

スプラッシュ画面が表示され、ロゴの表示されたウインドウとコントローラーが表示されれば、一応完成です。
ロゴの上かコントローラーの上で右クリックしてSettings Setupを選ぶと設定用のダイアログが表示されます。
guiタブの上から二番目のConfiguration experience levelをAdvanceかそれ以上にします。要は、Beginner以外なら良い、ということです。選んだらApplyを押します。
すると、設定できる項目が増えます。
Codecのタブを選んで、先ほど入手して展開しておいたcodecsのディレクトリを入力します。

できあがり

これで終了です。
ここ辺りの動画を見てみましょう。
きちんと表示されれば出来あがりです。
dvdをレンタルするなり、買ってくるなりすれば、linuxマシンでdvdを観賞することも出来ます。

xineの他にはmplayervideo lan clientなどもあります。これらを試してみるのもいいでしょう。
現状では私はxineの使い勝手が一番だと思いますが、今後開発が進めば違う評価になるかもしれません。
新しいバージョンが出たら、インストールして試してみたいと考えているので、使い心地が良くなっていれば、私のページのどこかに書き込みます。