スペイン生まれ。『アンダルシアの犬』でデビュー。 フランコ政権を嫌い亡命。 メキシコにてB級映画を撮り続ける。 代表作に『ビリディアナ』、『昼顔』、遺作『欲望のあいまいな対象』。 |
歴史から飛び出せ! ★たとえば→7月29日の歴史★ |
ニューヨーク911から半年以上が過ぎた。 今、振り返ってみても、異常な出来事であった。 ところで、何が異常であったのだろうか? ①大量な人が死んだ。②テロの方法として、大量の客の乗った民間機にカミカゼ突撃をさせた。③有名な建築物を壊した。 ↑ これらも、確かに「異常」である。しかし、誤解されてもいいので書くが、これらは究極の「異常」ではない。 なぜならば、これらは過去にもあった。 むしろ、この事件でもっとも「異常」であったのは、 世界同時に生放送でテロの瞬間を大量の人が目撃した・とゆーことだ。 もしも、アフガニスタンの病院にアメリカ軍が「誤爆」した映像を、 「世界同時に生放送でテロの瞬間を大量の人が目撃した」ら、どうなるであろうか。 世界の人々はアフガンの人民を応援する側に立つであろう。 日本でも、有珠山噴火や、奥尻島災害などは映像によって流通したために、扇情的な寄付が大量に発生した。 私は、ワールド・トレード・センターに航空機が水平に突き刺さる「画像」を観て、 ルイス・ブニュエルの映画『アンダルシアの犬』の有名な眼球をカミソリで切るシーンを思い出した。 1929年の15分間の白黒、無声映画ではあるが、映画を意識的に鑑賞している者にとっては重要な作品だ。 Text by.久保AB-ST元宏 |
『UN CHIEN ANDALOU』(1928年) アンダルシアの犬 A film by Luis Bunuel "Un Chien Andalou" Frame Enlargements☆静止画像ながら、作品全般が鑑賞できます。 Un Chien Andalou (1928)☆上記の画面表示が遅いのなら、こちらはダイジェストに解説付き。 アット・アンダルシア☆アンダルシアの情報を多面的に読者の情報によって提供。 1928年フランス/17min/白黒 [製作] ルイス・ブニュエル [監督] ルイス・ブニュエル [脚本] ルイス・ブニュエル サルバドール・ダリ/Salvador Dali (1904-1989) [出演] ピエール・パチェフ、シモーヌ・マレイユ | ||