楽器ケース:

 『JAZZ大名』という映画がある。

 (あらすじ)南北戦争が終わったあたりのアメリカ南部。4人の黒人がバンドで一旗揚げようと旅立つが、何の因果か、メキシコから太平洋航路へ出てしまう。突然の嵐で投げ出された彼等は…

 場面変わって、日本、時は幕末。薩長へつくか、幕府側につくかの決断を迫られている藩主(古谷一行)、楽器好きの彼は漂着した黒人の持つ楽器に興味を覚え…
原作:筒井 康隆
 今回の話は映画の本筋とは関係ないので、ここまでにさせて頂く。本題はここからだ。この映画にはデキシーランド系(ニューオリンズ系)の4人、クラリネット、ラッパ、トロンボーン、ドラムの4人がでてくるのだが、そのなかのトロンボーン吹きの黒人さんは楽器を吹いていないとき、ケースに入れずに組み立てたままで腰に吊して持ち歩いていた。
 そう、まるで「プロゴルファー祈子」の5番アイアンのように、だ。

 当然、いつも楽器はぶらぶら、腰にかちゃかちゃ。

 なにぶん、昔の話ということだからスライドの精度は今より粗く、それほどデリケートに扱う必要はないのかも。いや〜それにしても腰に吊してたら、すぐだめになっちゃうよなぁ〜
本当か?時代考証大丈夫か?(筒井康隆原作だけど)
とりあえず、現代でこれをやったら「先輩」にめっちゃおこられる事だけは確かだ。

 トロンボーンはかなり丈夫な楽器だけど、ただ、スライドだけは泣き所だ。

 個人的には、生来そそっかしいところがあるのでソフトケースにはかなり抵抗感がある。かといって、Kingのバカ重いケースを持ち歩くなんてぞっとしない。そんなわけで妥協案として現在は高校からパクって来たヤマハの黒いケースにKingの3Bを入れている私だ。
 

 スケルトンがはやっているときに、クリアープラスチックで、緩衝剤に透明なair backを使ったケースが出ないかなぁ…と思ったことがある。ケースの基本色は透明で表面をマットに仕上げるとスリガラスっぽい白になる。

 ポイントで(マッピ入れとか、持ち手)赤をあしらうと、銀と白と赤でとてもおしゃれなんじゃないかな。

ゴールド/ブラスなら、青色ベースがいい。(iMacみたいだね)。

楽器ケースにコネがないので断念したが、だれか、作ってくれないだろうか。
高校生吹奏楽女子なんかに、好評だと思うが。