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2004/06/20



脳を鍛える



昨日のボディーボードの疲れと、汗をかこう運動のために

厚着をして散歩をしたら脱水症状気味になって

今日はダウンです。

そのため脳みそのうほうに傾いた生活をしております。


立花隆の「脳を鍛える」を読んで

自分の危機感があながち間違ってはいないことと、

その前提となる知識の欠落感を再認識したところです。



この本は、

大学で何をどう学ぶべきか(どう脳を鍛えるか)について

文理問わない分野と歴史から論じたものです。

東大教養部の1年生の96年度講義の記録でもあります。



興味深いテーマが多くて、一つ一つ追っていきたいと

思いながらも、自分には年齢的に出会うのが

遅きに逸した感じがあります。

それでもアガコウト、テーマをここで並べて

そのいくつかを2,3日追って見ようと思います。



・脳には年齢に応じた感受性期というのがあって、

その発達段階ごとに受けなければならない刺激がある

・日本の理科教育の水準は19世紀以前である

・理系、文系の教養の差、あるいはそれぞれの欠如

・学問全体、世の中全体を見通す力をつける訓練が必要



立花隆の本は、「二十歳の頃」を始めとして

大学初年度のころに出会いたかったのが何冊かあります。

だいたい4,5年は遅れて出会うのが常で、

その時の自分のアンテナの低さを悲しむべきか

必要な時に初めて出会うものなのか。

どっちでも同じことです。



講義の初めの方の言葉に、(学生に向かって)

君たちは、あとたった4年間で現代社会という

知や技術の戦いの最前線に行くわけです。

その時に、どんな武器を持っていくのかと。

丸腰で行ってもいいわけですが、当然討ち死にというか

重要なところでは戦えないわけで。


また社会的ポジションとしてどうこうだけじゃなくて、

自分自身の生きる戦略としても脳を鍛えなさいと。



今自分のいる場所は最前線から程遠く、

安全圏からも少し離れて。

いますぐとるべき戦略が見つかっていません。

脳がきちんと鍛えられていないから。







             GAN
 








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