− 上海特集 −
外灘、上海Tower

 外灘は黄浦江沿いに延びる通り、バンドとも言われています。バンドはもともと人工の土手や堤防を意味するboundが語源です。インドがイギリス支配された時、港岸の地域がバンドとも呼ばれていました。上海の外灘地域もこれに似ている事からここもバンドと呼ばれるようになったそうです。
 
 外灘の始まりはアヘン戦争後、敗戦国の中国は南京条約によってイギリス人がここに商館や住宅を建設したのが最初です。世界史を勉強した人ならご存じのはず。20世紀中国が半植民地化するのと同時に、外灘は金融とビジネスの中心地となりました。


 
外灘は北の外白渡橋から南の金陵東路まで、約1.5㌔位の距離があります。外白渡橋の手前はイギリス人が作った昔、外国人しか入れないの黄浦公園。黄浦江沿いには広い遊歩道が整備され、ここが租界の中心地でした、52棟ヨ−ロッパ風の建物が立ち並びます。

 その夜景は驚くほどの美しさです。

 黄浦江の向こうには浦東地区の東方明珠を初めとする近代的な建築が連立し、現代中国を象徴する対比は川の両側に立ち並んでいます。新旧が同居する国、それが中国です。


 
外灘で異国風の建物を観賞しながらのクル−ジングは絶対のお薦め。双頭の龍の船は特等席で70元(1,050円)です。

 夜景を見ずにして外灘を語ること無かれ!