2・いで湯・・・奥道後温泉



道後温泉街の南側を流れる石手川の上流に湯煙をあげる奥道後温泉は、松山の奥座
敷的存在で道後とはうって変わって自然に恵まれた保養向きの温泉です。
泉質は弱アルカリ性単純泉で、ぬるぬるとしていて肌が滑らかになる。
「ジャングル風呂」「大理石風呂」「露天風呂」などあり、四季折々の花々が咲き乱れこの
世のユートピア。
会社再建王で知られた坪内氏によって開発され、50万坪の土地と自然の渓流「湧ケ淵」
の壮大な景観をそのまま取り入れた素晴らしい温泉郷です。

3・お城・・・松山城 (重要文化財)



1602年(慶長7年)賎ケ岳(しずがだけ)7本槍で名高い加藤嘉明が普請奉行に足立重信を
命じ、伊予郡松前6万石正木城と、廃城だった道後湯築城を松山平野の分離丘陵勝山
に運搬し築城を開始、1627年(寛永4年)に完成した。
姫路城、和歌山城と共に日本三大連立式平山城に数えられている。
元の天守閣と櫓は1784年(天明4年)落雷で焼失し、現存するのは1854年(安政元年)に
再建されたものである。
城郭の一部は戦災と放火で焼失したが、全て木造で復元され、その復元方法は全国的
に高い評価である。
春には梅や桜が見事で、毎年4月初旬には「松山春祭り」が開催され多くの人で賑わう。

「松山や 天より高き 天守閣」
      高浜虚子


松山城から総合公園、瀬戸内を眺める。

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