4.文化・俳句 ・・・愛媛県郷土美術館



大正11年旧松山藩主の子孫、久松伯爵が別邸として建設したもので「萬翠荘」と呼ぶ。
伯爵は陸軍駐在武官としてフランス生活が長く陸軍きってのフランス通といわれ、その
為建物は純フランス風に建築されたものと思われます。
当時は最高の社交の場として各界の名士が集まり、又皇族方がご来県の際は、必ず立
ち寄られたところです。
鉄筋コンクリート造り、地下1階/地上3階建て、屋根は銅板葺き、玄関扉は鳳凰と久松
家の家紋「梅鉢」をデザイン化、ステンドグラス、シャンデリア、大理石のマントルピース
など、意匠をこらしています。
なお、県指定の有形文化財に指定されております。

5.文化・俳句 ・・・松山文学散歩

松山は、夏目漱石の「坊ちゃん」と、正岡子規ら幾多の近代俳人を生んだ俳句のまち
で、彼ら縁の名所が多数ある。
なかでも”大いなる田舎町”と評した漱石が松山中学の教師として赴任した1年間の体
験をもとにした「坊ちゃん」を抜きには語れない。
漱石と親交のあった正岡子規は松山出身である。
子規の影響で、河東碧梧桐、内藤鳴雪、高浜虚子等、優れた俳人が輩出された。
そして、それらの句碑が市内無数に点在しています。


市内電車軌道を走る坊ちゃん列車

市制100周年とあわせて平成13年10月、マッチ箱のような「坊ちゃん列車」が復活した。

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