3月14日


   今日は島の反対側に行くつもりだったが、女の子の一人が風邪気味だったのでやめにしてレストランでトイを交えて話なんかしながら、のんびり時を過ごすことにした。女の子達はトイの似顔絵を描いたり、スケッチなどをして過ごしていた。ぼくはギターを借りてきて何を弾くわけでもなくただギターをポロロンと鳴らしていた。話をしていると釣りの話題になって、それじゃ今晩みんなで釣りにでも行こうかということになった。
   昼過ぎ、トイとマーケットに釣り糸と針とメコンウィスキーを買いに行った。バンガローに戻り海に行き、また4人でボーっと話をした。ボクは朝からほとんど何も食べていなかったので、バンガローの隣りにあるレストランに一人で焼き飯を食べに行くことにした。
   部屋に戻りシャワーを浴びて再び海に行き、夕陽を見に行った。その日は特に奇麗で夕陽を眺めているだけで幸せだった。日が沈んでから女の子とトイとマーケットの近くのレストランに夕食を食べに行った。バンガローに戻り、休憩した後で釣りに出かけた。
   岩場の上で針にえさをつけ、釣り糸をたらしてみるが魚はいっこうに釣れる気配がなかった。メコンウィスキーをコーラで割ってひたすら飲んでいた。結局さかなは2匹釣れただけだった。夜中2時半ぐらいまで釣っていたら、潮が満ちてきて、陸地に戻るのに困難を極めることになった。
   部屋に帰りシャワーを浴びて寝ることにした。その晩初めて気付いたんだが、夜になると部屋のドアに数千匹のアリの大群が群がることが分かった。木で出来たドアなのになぜか夜見ると真っ黒に見えたのはアリのせいだったのか!気絶しそうになったが、幸いほとんど部屋の中には入ってこなかったので、見なかったことにして寝ることにした。でも、朝起きてパンツの中にアリが何匹か入ってたときは、本当に気が動転しそうになった。

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