Re:x3:A−VXのパッケージ


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In Reply to: Re:A−VXのパッケージ
投稿者:江須扇 - 投稿日時:2003年12月11日 23時48分36秒

> * 高級COBOL???? そんなのってあったのですか。。
>   知りませんでした。

COBOL4はA−VX以前の旧100(赤100)のOS4のCOBOL仕様を継承したものだったと思います。1978年頃の話なので、曖昧な記憶です。
なにせそのCOBOLはIF命令もGOTO命令ぐらいしか書けなくて二重のIFが出来なかったと思います。パックデータも使えなかったと思います。


> * COBOL4については、リコー関係の方が使っているのを見たことはあります。漢字のところが””(ダブルクウォーテーション)に囲まれたアルファベットなどのコードが並んでいて分かりにく〜い!!という印象だけが。。

漢字は16進入力でした、リコーはこの時点ではカタカナ2文字で漢字ONOFFコードで囲むというわかりやすい方法でしたね。
しかし、逆にこの方法が後で1バイト2バイトの混在モードが使えないという足かせになりましね。


> * RICOMはACEPCRT(XX,XX)、DISPCRT(XX,XX) っていう画面入出力でしたね。

これはまさしく、リコーがNECと提携した時の旧100時代のCOBOL仕様を取り込んだものです。

> * 「高級COBOL」というのはCOBOL4、CBL85とどういう風に違っていたのでしょうか?漢字属性がNC””になったのはどの時点からでしょうか??

高級COBOLはCOBOL4に比べて”高級”ということで、普通のCOBOLです。コンパイルモードにNATIVEモードとCOBOL4互換モードがあり、画面は互換モードはACEPCRT、DISPCRTが使えたと思います。NATIVEモードはSCREEN SECTIONだと思います。

COBOL85が出てからはただのCOBOLに名称変更したと思います。COBOL85のコンパイルモードで互換モードがこのCOBOLのことです。
85との違いはEND−IF等の85年仕様が使えないことです。
その他CRT−STATUSがCOBOL85ではHTAB(Return)とSKIPキーが違いますが、COBOLでは同じでした。
画面の動きが違ってしまうので、COBOLで作ったプログラムをCOBOL85でコンパイルするときは互換モードにする必要がありました。

その後の仕様強化はCOBOL85だけと思います。
例えば1バイト2バイトの混在入力MIXモード等や
副画面や矢印キーのCRT−STATUSが使えるようになったことなどです。

報告書機能や分類機能はCOBOLでもあったと思います。
RDB機能や日本語処理機能はどこまであったかははっきり覚えておりません。

> * 余談ですが、NCを使わず、””で囲んでオープンフィールドにすると、何か漢字の組み合わせによってうまく表示できない場合がありますね。

ひらがなの一部でコンパイルエラーになりましね。

> * さて、COBOL2002はA−VXに搭載される予定は全くないのでしょうか? オブジェクト指向や、例外処理なども出来るみたいです。

本気でA−VXを売るならCOBOL対応OSとしてサポートすべきと思いますがコンパイラーを開発する要員をNECは今でも抱えているのでしょうか?

> >販売管理、生産管理など個別要素の多いシステムは個別システムで作られているかパッケージと称してもかなりカストマイズをいれているのでそのまま、A−VXで生き延びているというパターンが多いようです。
> * NECのオフコンパッケージというのは、もともとソースも提供されていたのですか?

日本事務器や大塚商会等の大手デーラーは自社パッケージを開発していたので、ソースは社内では自由にしていたと思います。
中小デーラーはメーカパッケージと称してSEA/I APLIKAが出てきたのですがこれはデーラーにはソースは提供されていたようです。
SEA/IはCASEツールですので部品提供というだったような
気もします。

その後のSuperAPLIKA 3SAPLIKAはソースは非公開でした。各社のデーラーパッケージはどこまでがパッケージでどこまでがプロトタイプかよくわかりません。そのデーラーの考え方で、エンドユーザーまでソースを公開した場合もあると思います。

> >しかし、個別に作るのであれば今でもCOBOLで作るA−VXには価値があると考えます
>
> * 私も同感です。「保守がしやすい」「確実に資産継承出来る安心感」それにオープン系と違って「いろいろ余計なことに煩わされずに業務分析、ロジックに注力出来る」等々。。
>
> * 問題は、NECさんがA−VXに関する中長期の方針(ロードマップ)を明確に表明してくれたら。。ということです。
> A−VXを打ち切る場合でもそれとほぼ互換の「実行環境」を提供する予定である、とかそういった見通しがはっきりあればユーザさんも安心して「新規」を開発できるのではないでしょうか?
> 今もところ、NECを「信じるほかない」という。。。

同感です。


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NEC COBOL の違い 補足