どうして卒乳か!?

 

母子手帳から「断乳」という言葉が消えたが

世間では乳離れと言えば「断乳」。

「常識」とでもいいたげに押し付ける輩もいるらしい。

でも、「卒乳」という考え方が今見直されつつあるのだ。

 

断乳と卒乳の大きな違いは子供の意思を尊重するか否か。

断乳は基本的に母親が決めた日に突然母乳をあげるのを

やめるというもの。

もちろん、そこでそれを受け入れるかどうかと言う意味では

子供の意思も多少取り入れられているかもしれないが

あくまでも受動的だ。

かたや「卒乳」。これは基本的に子供が「もう母乳は飲まなくてもいい」と

自分からやめていくもの。

だからこれらが完了する時期にも差が生じる。

断乳は母親が決めるのだから目安があって、一才くらい。

保健所で「そろそろ断乳を」ってすすめていた過去があるくらいだから

みんなこぞってやめようとする。もちろん、あまり執着しない子もいるらしいが

ギャーギャー泣くのを3日間ぐらい放っておいてあきらめさせるというのが主流。

乳房にあんぱんまんを書いたりするのも定番らしい。

 

しかし、子供は1人1人違っていいはずなのにどうして一斉に母乳を取り上げて

しまおうとするのだろう?

 

てさて、対する卒乳は基本的に子供がその時期を決める実権を握っているので

1才半でやめる子もいれば5才を過ぎてなお飲み続けている子もある。

確かに大きくなってもずーーっと乳を吸うのは人目もあるしちょっとうっとうしい気もする。

なにより「いつやめるかわからない」というのはとても不安を大きくする要因であったりする。

それでも「卒乳Iんだのは、、、

 

● その太がおっぱい大好き人間だったから ●

 

具体的には、、、

おっぱいがあればどんな号泣もなんとかおさめることができた。

その太は寝入りが悪く大騒ぎをするためおっぱいなしで寝かしつけよるより

おっぱいを飲ませるほうが百倍は楽だった。

食事にもあまり興味のないその太。1歳になりたての頃は本当にご飯と海苔、

味噌汁くらいしか食べなかった。でも、おっぱいを飲んでいる事で食のバランスを

あまり考えずにすみ、気持ちにゆとりを持てた。

おっぱいを飲ませているから起きるのかどうか不明だが、とにかく夜中何度も起きる

ヒトだったので(2才近くまでずーーっと)、おっぱいがないととてもじゃないけど

やっていけなかった。

 

このヒトからむりやりおっぱいを奪ったら、どうにかなってしまいそうだった。