初許:GURPS武士道
初許(はつのゆるし):切紙の次に与えられる基礎の技。初伝とも。

はじめに
GURPS武士道は、平安時代から幕末まで日本の政治の中心であった「武士」を遊ぶ為のサプリメントです。武士はその時代において様々な価値観を持ってきました。例えば南北朝時代には「他人よりも強い」ことが武士としての誉れでした。それが戦国に移り、文化的に優れた行政手腕を持つ者が武士の鑑となり、太平の世となった江戸時代では主君に忠勤を尽くす事が武士としての道徳だったのです。
「武士道とは死ぬ事と見つけたり」という有名な言葉があります。これは江戸時代の教科書ともいえる「葉隠(はがくれ)」に記されています。通常、この一文は「主君の為に命を落とす事が武士の本懐」というように扱われています。しかし実際には「最終的には死をも受け入れるほど主君に忠勤を誓い、粉骨砕身して働け」という為政者からの暗示も含まれていたのです。
このように一言「武士道」といっても様々な解釈法が介在しています。このサプリメントで遊ぶ際には、プレイヤーがそれぞれ己の信じる道を「武士道」と思い、そのスタイルを貫いてください。



目次
なお、このサプリメントは「GURPSベーシック完訳版」(略称B)「GURPSマーシャルアーツ」(略称MA)「GURPSマーシャルアーツ+」(略称MA+)「武神降臨」(略称EG)「GURPSソードマスター」(略称SM)「GURPS Compendium I」(略称CI)準拠としています。

1.キャラクター

2.特徴について

3.技能について

4.兵法について

5.武士の歴史

6.略年表

7.武士道Who's Who?

8.参考資料