タイトル

1日

元旦はきのうの夜更しがたたって、日が中天に差掛かる頃に起きられた。 ホームページに接続してみる。索引にも名前が載っている。ちゃんと表示されている。メールを受信してみると、 知らない人から来ている。わーっもう反響が来たんだ。「バスフィッシング日誌」というのが、類を呼ぶのか、 釣果をお祈りしますという口調から、この人もバサーと見受けられる。 早速お礼と年賀のメールを出す。見ず知らずの人とすぐにコミュニケーションがとれる、 それは、インターネットという環境ならばこそだ。人の気持まで、外に向って行く。 年賀状が出していなかった人から来たので、しっかりと「ホームページ開設しました」と書いて出した。 年賀状に間に合ってたら、もっと多くの人に自慢できたのにと、少し残念である。 こんな事があったのだから、もっと嬉しくてもいいのに、何か引っかかるものがある。 そうなのだ、いまのやり方では、フォルダが作れないし、ファイルの削除もできない。 同じ名前のファイルでアップロードし続けるのか。 ここのところをどうにかしなくては、いい正月は来ない。

課題となったアップロードの仕方について思う。 やはり、FTPを使わなくてはいけないみたいだ。インターネットの付録のCD-ROMを見たら、FTPソフトが、 ちゃんと載っていた。「WS_FTP」と「FTP Explorer」の二つをインストールして、やってみると、 これが、全然繋がらない。ホストユーザーというのは、マシン名のことだろうか?ホストユーザーの前にftp.を付けるんだろうか? 色々変えてやってみるけど繋がらない。connectが接続という事くらいは解る。 そこを何遍も押してみたが、connect errorと表示されるばかりだ。こういうときはヘルプの出番である。英語のヘルプが出てきた。 ただでさえ解らないヘルプが英語ときた日には、もうお手上げである。

飽きもせずにやっているうちに、「WS_FTP」の右の欄にフォルダ(ディレクトリ)が映し出された。けれど僕のホームページが格納してあるところには、たくさんの黄色いフォルダはないはずである。 これは何だ。フォルダをクリックするとその中のファイルが出てきた。何か解らないが、どこかのコンピューターに入り込んだみたいだ。 それはマイクロソフトだった。知らぬ間に、MBNのしたのMicrosoftに接続していたらしい。 ftpというのは、よそのコンピューターに入って行くことだったんだ。 凄い発見をしてしまった。二台目のパソコン買ったMさんだって知らないに違いない。これはひょっとすると、 ホームページを公開することより凄いことかもしれない。明日はまた本屋に行って勉強してこようと決めた。

2日

駅前の大きな本屋にやってきた。 さすがにここには、HTMLの作り方の本がたくさんある。アップロードとFTPのところを片っ端から読んで行く。 どの本もみんな違うやり方で書いてある。真相を見極めようと熱中していたら、汗が出てきた。そういえばこの本屋は暖房が効き過ぎである。 立読みをさせないためだろうか。しかしこれくらい読まなくては、どの本がよいのか見極められない。 いままでいったい買わなくてもいい本を何冊買ったことだろう。 WS_FTPのことが手取り足取り説明してある、「エーアイムックカンタンHTML」 を買った。

久しぶりに駅前まで来たのだから、映画を見てゆく。インターネットの映画案内で、これに決めていた。 「グース」である。グースと飛行機の編隊飛行は、実写だろうか、特撮だろうか。 感心して、涙が出てきた。

帰ってすぐにパソコンに立ち向った(コタツでやっているから、ほんとは、座り向ったと云うべきだが)。本の説明どおりにやっていったら、一発で繋がってしまった。 いままで、どこがいけなかったのか分らないほどあっけなかった。 マシン名で迷い、アカウント名で迷い、それを掛けただけの組合わせを試していなかったのだろうか。

ホストネーム(マシン名)は、plazaX.mbn.or.jpで、アカウント名は、インターネットやメールのそれではなくて、 HP開設申込みの時にもらったものを使う。 こんな簡単なことがなぜいままで出来なかったのだろう。「ウェブ・パブリッシャー」体験版で、 そのとおりやったら、やっぱり繋がらなかった。DLLファイルが一つ欠けているらしい。

アップロードが片づいたら、俄然カウンターを付けたくなった。 パソコンといい、ホームページ開設といい、まるでロールプレイングゲームのように、次から次と、怪物(問題)が現れてくる。 そして一つ怪物(問題)を片づけるごとに、経験値が上がって行く。

カウンターを付ける
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