桜本町交差点に着くと、すでに2人が来ていた。 250ccカワサキの小池氏、70年代のスーパカブの田中氏、である。ちなみに俺のカブは母からの借物で80年代ものである。 6:35に出発。木曽三川公園に1時間も掛らずに着いた。 ココで今枝氏を待つ。暫くしてやって来た。彼のバイクは400ccで、メーカーは忘れた。 8:15に出発。細い道を北上する。大型トラックに抜かれるときが怖い。つい路肩に寄ってしまう。 途中「養老天命反転地」に寄る。外から見ただけでは、よく分らない。 だだ外壁に字が書いてあるところは、荒川修作だなと納得した。 寒い!初夏のつもりが、早春の陽気だ。国道の温度計は、8度だった。おまけに風が強い。 スーパーカブが傾いて走る。 9:45に奥琵琶湖に着いた。山梨子でバスを釣るつもりなのに、先頭の小池氏はさっさと「奥琵琶湖ドライブイン」に入ってしまった。 この寒さの中でバスを釣るのは至難の業だ。その上初心者は初めからやる気がない。 宿舎に入って麻雀やろうと言出す有様だ。幸い田中氏が麻雀できないと分ったので、メンバーが足らずともかくツーリングは続行となった。 「奥琵琶湖ドライブウェー」に行ってみる。ガソリン入れたスタンドで聞くと、土砂崩れで不通だという。 それでも途中までは行けるというので行ってみる。塩津浜が一望できるところまで来られた。 ココは風裏で暖かい。下の方に道路が見えた。月出である。突き出た岬は蛇芽に違いない。 バサー憧れの地である。小池氏があそこへ行こうと言い出した。何せこの一行は彼の意見を無視しては成り行かないのである。 やっとバスフィッシングが出来る。 先頭になって走る。途中バス釣りの人を見かけた。細い道かと思っていたが、車も所々止められる。 行着いた先に集落と小さな港があった。道はお墓のところで行き止りだった。 早速ロッドを取出した。カブに4本もくくりつけてきた。 バイブレーションを付けて投げると、どろっとした藻がくっついてきた。 水は澄んでいるが、水質はそんなにいい訳ではないらしい。 ゴロタ石の浜ですぐに釣れるわけがない。田中氏はまだセットが完了しない。ほかの二人はバイク談義している。 とてもバスフィッシング大会にはなりそうにない。結局田中氏も投げなかった。彼のセットしたジグを遠投したら、よく飛んで行く。 これを半日くらい投げ続ければ釣れるかもしれない。 大会は中止して、宿舎に向うことにした。塩津浜を45センチ位のバスぶら下げたおじさんが歩いていた。 やはり釣れるんだ。これをもっと早く見ていれば状況も変ったのにと悔まれる。 湖岸道路を彦根に向った。いい道路で車も少ない。湖岸を吹抜ける風に琵琶湖は濁って白波をたてている。 カブも吹飛ばされるかねないほどの強風だ。この風ではこちらの岸は釣りにならない。釣りにならないと分ってドライブに専念できた。 「長浜城」に寄る。秀吉が建てた城を想像して再建したそうだ。 近くのうどん屋で昼食を取る。時間が早いので、「彦根城」にも寄って行く。 ココは築城390年とかで、大修理も済み、小山の上に堂々と建っていた。 「玄宮園」は同じ入場券で入れるので、見て行く。黄色いアヤメが咲いていたが、 少し彩りが乏しかった。 「ひこね荘」に着くと山田氏はもう来ていた。残る大貞家族3人は、5時すぎにやって来た。 おばあさんはどんな案配かと見てみたら、自分で歩いていたので安心した。
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