【第5次バス釣り大戦】(1/3)


【日程】  :1999年5月2日(日)
【天候】  :晴
【場所】  :加古川〜周辺の野池郡
【同行者】 :お松、ケンちゃん、どんちゃん

【レポート】

 今回の集まりは初の「加古川攻め」である。 昨年購入したウエーダーをフルに活用し、 「浅瀬に立ち込んで、大き目のペンシルをロングキャスト」 といった、雑誌で紹介されているようなダイナミックな釣りが出来ると思い、気分は ウキウキで、あれもこれも試してみたいと、たくさんのタックルを大型のトートバッグに 詰め込み、朝5時にヨメの実家から300m程離れたどんちゃんとの合流地点まで うんうん唸って歩いて行った。

 どんちゃんはGW期間、実家の加古川市に滞在するとのことなので、奥さん&子供も 同乗していた。一旦どんちゃんの実家へ行き、奥さん&子供を預けて出撃する手はず なのだ。

 約1時間半後に、「ドライブインながさわ」 (第1次バス釣り大戦以来だよ!)に到着、車中で 寝ていた、お松&ケンちゃんを起こし、無事明石チームと合流。どんちゃんヨメへの 挨拶もそこそこにどんちゃんの実家へ向かった。

 どんちゃんの実家へ奥さん&子供を預け、加古川で釣りを始めた頃には、すっかり 日が昇っていた。一応トップウオータープラグをキャストしてみたが、かなり減水して いるとのことで、川のどこからでも対岸に渡れそうなほどであった。なんとも釣れる 気がしない。

 しかも、思った以上に流れが速く、いつもの調子でペンシルを数回アクションさせたら 遥か下流まで流されているような状態なので、相当早引きしないと、狙ったコースを通せ ない。

 結局、誰にもアタリすら無い状態が1時間程続いたので、加古川を見切り、周辺の 野池郡を攻めることにした。どんちゃんが言うには、昔オイシイ思いをした秘密の 野池が数箇所あるとのことである。しかし、どんちゃんの昔というのは、7〜8年 前のことなので、果たして今でもオイシイのか、少し不安なところであった。

 まず、どんちゃんが「ここはホンマにヒミツやで…」 と、隠れるように道路脇の草むらを掻き分けて訪れた池には、高速道路が通って、大きな 支柱が池のど真ん中に立っていた。池の周辺も綺麗に護岸され、ボトムまでコンクリートが 敷かれていることから、一度は「水抜き」されたであろうことは容易に想像できた。 (しかも、ご丁寧に道路から繋がる道まで作ってくれていた…)

 妙にヤル気を削がれたので、一投もキャストせず、どんちゃんのマル秘第2弾ポイ ントへ移動。2段池となっている大き目の溜池であった。どんちゃんが言うには 上段の池がオイシイとのこと。下段で釣りをしている人間に声を掛けながら一路 上段を目指した…ら、水が抜かれていた! (どうりで下段でしか釣りをしていないわけだ…)

 どうにも、7〜8年の歳月は、どんちゃんの古き良き思い出を一変させてくれた ようで、意気消沈するどんちゃん。ここで、現役のジモッティである、お松がナビを 引き継いだ。

 まずは、道路沿いに面した池に向かった。いかにも有名ポイントのようで、地元 バサーもたくさん来ているし、他府県ナンバーの車も数台見られた。

 得てして、こういうポイントは、ジモッティが一番おいしいポイントを独占して いるもので、この池でも、いかにも…というポイントは、複数の地元バサーが陣取って いた。地元バサーが数匹釣っているのを尻目に色々試してみたが、これでは勝負に ならない。早々に移動することにした。

【続く】