りょー詩集

〜第1章〜

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詩うたい


もう言葉は枯渇してしまった
もう新たなものは生み出せない
いまはもう無理なんだ
思い浮かばない…
この詩(うた)うたいに愛情を
乾いた暮らしに潤いを
心に響く癒しの言葉を
冷えた身体にぬくもりを
そしてなによりあなた自身を
与えておくれよ
いつかも一度
あなたに捧ぐ詩
うたえるように
2001/08/22


想いが強くなればなるほど
辛くなるんだ
近づけば近づくほど
遠く思えるんだ
優しくされればされるほど
苦しくなるんだ
言葉を並べれば並べるほど
届いてないと感じるんだ
信じれば信じるほど
不安になるんだ
でも
止められないんだ
この想い…
2001/08/21

不安と安心


不安で不安で
たまらないときは
一番楽しかったことを
思い出そう
例えば
好きな人が信じられなくて
不安なときは
この前行った
公園での事を思い出そう
そのとき確かに
愛はあったでしょ?
それを信じて
乗り越えよう
不安の先にはきっと
安心があるのだから
2001/08/21

笑顔


明るい笑顔の裏に
垣間見える憂いの表情
何?
何があったの?
無理には聞かないけど
ぶつけて欲しいんだ
一点の曇りのない
晴れやかな笑顔に
してあげたいから
そして
永遠に続くよう
守ってあげたい…
2001/08/20

遥か遠くに


遠く
遥か遠くに
印があって
そこを目指して
ひたすら歩む
傷つき
疲れ
倒れ
見失い
道のりは険しくとも
信じて進むよ
君を信じて
2001/08/20

譲れないもの


夏は終わりを告げようとしてるのに
まだ熱い、熱い日ざしを放ちつづける太陽
俺をあざ笑うかのように
容赦なく照りつける太陽
どれだけ俺を苦しめれば気が済むんだ
太陽が沈めば
今度は漆黒の闇
俺の心を映し出し
見えない敵が潜む
どこまでもどこまでも続く闇
俺は手探りで進むしかない
一筋の光も射してくれないんだ

でも、どんなに苦しんでも
俺は諦めない
ようやくたどり着いた先には
うららかな明日が待ってる
そう信じてるから
俺は戻らない
いままで繰り返してきた
後悔はもう
したくはないから
俺は逃げない
生まれて初めて
心から譲りたくないと思えるものが
この先にあるのだから…
2001/08/18

一片の太陽


愛すべき妖精たちに
大人たちは虐待を加え
もたざる者たちに
権力者は追い討ちをかける
こんな世の中に
希望の光はあるのだろうか?
前途のある少年少女は
現実に夢を壊され
緑々としげる草木は
日々破壊されてゆく
明日はどんな
世界になってんだ?
人々はみな
他人は他人としか思わなくなり
希薄な人間関係の中で
ぬくもりを求めて彷徨う
そんな無駄足踏んでて
愛は生まれると思うかい?
限りなく無温の世の中に
一片の太陽投げ込んで
問いかけよう
そして
快音のこして
僕は消えるよ…
2001/08/14

祈りを捧ぐ


あれこれ悩んだって
何も解決しやしない
どんなに想いを込めたって
君には届かない
こんなに頑張っても
報われやしない
かなり無茶してみても
そう簡単に死ねやしない
この世に神がいたとしても
俺に救いの手はいらない
自分の力が及ばずとも
たいした意味はない
何が起きようとも
知ったこっちゃない
僕以外は救われるよう祈ります…
2001/08/13

例えば…


向こう側にきみ
こちら側にぼく
2人の間には
流れの激しい川がある
橋はあるがずいぶん遠い
ここでぼくに
3つの選択肢
いちかばちか
泳いで渡る
時間をかけてもいい
橋を渡る
距離を保ち
こちら側から見つめる
どれがベストなんだ?
考えても考えても
答えはそんなに簡単じゃない
でも
形は違えど
どれもそこには愛がある
それだけははっきりしてんだ…
2001/08/11

花火


小さい頃
花火の日は
朝からなんとなく
そわそわして
昼を過ぎると
30分おきに鳴り始める
音だけの空砲に
ドキドキしてきて
夜 あたりが暗くなり
花火が始まると
毎年そんなに変わり映えしないのに
毎年同じように感動してた
今年もまた
この日が来る
もうあの頃のような気持ちは抱かなくなったけど
今には今の
違った感動がある
そう…
君が隣りにいる…
2001/08/04

苦悩


「好きです」
この一言が言えなくて
どれほど苦悩を重ねただろう
会いたい
話したい
抱きしめたい…
想像の中の君は
僕の隣りで
にっこり微笑んでる
現実の君は
誰の隣りで
微笑むの?
あぁ…
2001/08/04

向日葵

(お題提供・しおねぇさま)

いままで頑張ってきたこと
いままで信じてたもの
全て否定されてるような思いが
今、この僕を包み込んでる
でも…
こんなのはもういやだ
さあ、歩き出そう
陽の光をまぶしいと感じている
現在から
心地よく感じられる
向日葵のような
未来の自分へ向かって
2001/07/20

めぇる

(お題提供・ぴちゅーさま)

遠く離れた二人の距離
つなぐのは1日数回のめぇる
「おはよう!こっちもいい天気だよ。」
「今日何してたの?僕は君の事考えてたよ…(笑)」
「おやすみ♪いい夢見てね…。」
きみに会いたくなったら
めぇるを打つんだ
1文字1文字愛情こめて…
2001/07/09

(お題提供・ぴちゅーさま)

きれいだったね
あの夏の沖縄の海
君はことあるごとに言うね
ごめんね
忙しくて
どこにも連れていけなくて
でもきっとまた
行こうよ
あのころの二人に戻れる
あの海へ
2001/07/05

別れ 〜出せない手紙〜

(お題提供・元皇帝ダンさま)

お久しぶり。
お元気ですか?
突然のお便りびっくりした?
君が僕の前からいなくなって、もう半年。
あれから一度もあってないし、話してもないね。
風の噂で新しい彼ができたと聞いたよ。
あのときの笑顔を、その彼にもみせてるのかな。
それとも、また違う笑顔をみせてるのかな。
あのころに戻りたいよ。
君はもう忘れたと思うけど
あの夏の花火大会。
空を見上げるより
君の瞳に映る花火がきれいで
ずっと見つめてた。
その後、たくさんの人たちが
洪水のように駅に向かっていく、そのまっただ中で
毎年一緒に見ようって約束したね。
もう果たせなくなっちゃったけど…。
今年は新しい彼と見に行くのかな…。
なんだか情けないね。
ごめんね、変な文章で。
でも、これだけ最後に言わせてよ。
僕の気持ちはまだあのころのままです…。
2001/07/03

青空


何故俺は生きてるんだ?
何故こんなに辛いんだ?
何故分かってくれないんだ?
何故こんな目に会うんだ?
ねぇどうして?
なんでなの?
青い空を見上げていたら
みんなどうでもよくなった
2001/06/17

君に会えて


君に会えてよかった
楽しい思い出いっぱいできた
君に会えてよかった
一人じゃできないことたくさんできた
君に会えてよかった
人の優しさ知ることできた
君に会えてよかった
人に優しくなることできた
君に会えてよかった
明日への希望をもつことできた
君に会えてよかった
自分の気持ちに素直になれた
君に会えてよかった
愛する喜び知ることできた
君に会えてよかった…
2001/05/31


自由に生きたい
くだらない世間体
めんどくさい人間関係
金、地位、名誉…
そんなもん欲しいやつにくれてやる
自分らしく
思うがまま
あるがままに
生きていきたい
わがままと言われようが
負け惜しみとののしられようが
言いたいやつは勝手に言っとけ
俺は俺だ…
2001/01/13


人生はまっすぐな道じゃない
何本にも枝分かれしていたり
上ったり下ったり
昼だったり夜だったり
高い壁がそびえ立っていたり
間違った道を選んだり
立ち止まって悩んだり
時にはいま歩いてきた道を引き返したりして
少しづつのときもあれば
勢いよく進むときもある
そう
人はみな
挑戦者
2001/01/08

シャボン


君と出会ったのは
いつだっただろう
初めてのキスは
どこだっただろう
また一つ
知らぬ間に
思い出が消えていく
全てのシャボンが割れたら
前に進めるのかな?
そんなことを思いつつ
また一つ
消えていく
2000/12/19

何…?

何が正しいのか
何が間違いなのか
何に不満なのか
何に怒るのか
何が楽しいのか
何をやればいいのか
何がしたいのか
何を考えてるのか
何をしているのか
すべてが分からない…
2000/12/19

歩み

果てしなく続く時のなかで
人の一生なんて
ちんけなもんだ
いかに愛しあっても
いかに努力しても
記録に残るのはいつも
闘いばかり
ろくなことはないさ
歩みを止めて
振り返ってみよう
今までしてきたことは
価値があったかい?
たいしたことないだろう
でもそれが人というもんなんだ…
2000/12/17

きっとどこかに

顔も知らない
声も聞けない
もちろん触れることだってできない
何も答えてはくれない
誕生してるかどうかすら
いまはなにもわからない
仕方ないね
でもきっといつか出会えるだろう
この世でたった一人の
本当に大切な人に
そのときまで…
2000/12/16