≪全国大会出場まで≫



7月、初めての審査会で、terra7級、正太郎9級を取得。正太郎は青帯をゲット!

それと前後して先生から「8月に全国大会があるから、出てみない?」とお誘いを受けました。まだ筋肉痛との戦いの真っ最中なのに、大会なんてとんでもない。でも、「大丈夫、大丈夫。初心者しか出られない種目だから、みんな同じようなものだから。」という甘い言葉に、お調子者の本性がつい出てしまって「そういうことなら・・・」なんてことに。それと同時に、ファミリーでの参加が条件の部門にも、二人で出場することになり、二人の涙と汗の全国大会デビューが決まったのです。

 初心者だけの種目とは、規定技を3本ペアで行い、技の正確さや気合、スピードなどを競うもので、第一次予選、第二次予選、決勝と合計9本の技を覚えなければなりません。terraのパートナーは、茶帯の大学3年生。この種目には、今年が最後の出場になります。うわっ。絶対に足を引っ張ってしまう! どうしよう! 規定の技も全然知らないし、準備期間は1ヶ月半しかない。
terra、ピーンチ!

 まずはじめにぶち当たった壁、それは「後方受け身」でした。「入り身投げ」「天地投げ」という技で、受けを取る人は後ろに倒されるんだけど、頭を守るために片腕で床を打ってからだの向きを変え、立ちあがるという受けの取り方をします。ところが、terraの場合、何度やっても、後頭部を打ってしまう。痛いし悔しいしで稽古中に涙がぽろぽろ出てきてしまった。結局、腹筋と首の筋肉がないことと、床を打って、頭を持ち上げるタイミングが悪かったのだけれど、それは後になって分かったこと。この受け身が何とか形になるまでにたっぷり1ヶ月かかってしまいました。
(まったく安請け合いはするもんじゃないよ)

 もう一つの受け身法「前方回転受け身」、これも更に悩みの種でした。これは、なげられた方向にむかって、片手ででんぐり返しをするんだけれど、何しろ体が重い。肩にもろに体重がかかって肩を痛くする、なんてしょっちゅう。もう若くない初心者にはけっこうな試練でした。

(この時、「今は初心者だからあちこち痛いけれど、もっと上達すれば、きっと痛くなくなるから、頑張ろう」って、自分を励ましながら稽古をしたけれど、それも大きな勘違いだった・・・)

 


Saturday, 02-Jan-99 20:07:43