≪山梨県大会≫



  1997年10月、山梨養神館の第10回記念演武大会が甲府の小瀬スポーツ公園で行われました。毎年開かれる演武大会には、山梨養神館の門下生をはじめ、全国各地から大勢の指導者や門下生達が集まり、日ごろの稽古の成果を披露します。terra親子も、初めての参加となりました。
 
 普段の稽古は道着をつけて行いますが、合気道は正式には道着の上に袴を着けます。夏の全国大会のときに一度つけたものの、付け方もたたみ方もすっかり忘れてる。ましてや裾さばきにいたっては、これで本当に座ったり立ったり出来るんだろうか、と不安はかくせない。なにしろ、着物を着ているときみたいにおとなしく座っているわけにはいかないんだから・・・。

正座して立ち上がると裾を踏んづける。そうすると帯がずるっと下がってきて、今度は歩いただけで袴に引っかかってしまう。それが怖くてぎゅうっと帯を締めると今度は苦しくて動けない。・・・習うより慣れろとはよく言ったもので、それも稽古を重ねるうちにあんばいが分かってきて、なんとかなるものなんだねえ。この年の同期小学3年生トリオも、本番が近づく頃には見よう見まねで帯を締め上げ、袴を脱いだ後は一応たたんでいる。(それを家でもできないものかな。)
 
 本番当日は、緊張もしていられないくらいの忙しさ。何しろすべて手作りの演武大会。設営、受付、接待、進行、すべて自分達でやるんです。それでも日ごろの訓練はすごい。自分の出番になると、小学生でもきちっと気持ちを切り替えて演武に集中してベストを尽くす。親でなくても感動するよ。
 
 terraは、この大会で、優秀演武賞をいただきました。「初心者でも、そのレベルの範囲でベストを尽くせば、賞をねらえます」という館長の言葉は、さらにいうなら「いつまでも同じところに留まってはいられない」ということ。
 
  
さらなる上達を目指して、がんばらなくちゃ。


Sunday, 10-Jan-99 15:53:02