≪鏡開き≫



2000年1月23日は山梨養神館の鏡開きと奉納演武会だった。お客様を招いて新しい年の初めの稽古と演舞を奉納し、お汁粉をいただきながら楽しくおしゃべりをした。

奉納演武を行うに当たり、竹野師範から言われたことは、「今年一年、自分自身がどのように稽古に臨み、どのような気持ちで精進して行くか、その気持ちを演武に表現して欲しい」ということだった。 やはり1月は区切りの月。 去年を振り返り、新たな気持ちで新しいスタートを切るためのきっかけの月でもあるということだ。

当日はterraはあいにく最悪のコンディション。 風邪のせいか頭痛がして、すこし動いたら吐き気まで・・・ 稽古の後の準備の時間にトイレに駆け込んですっきりしたら、気分も少し良くなってきたものの、頭痛がおさまる気配がない。 困ったぞぉ・・・と思っていたけれど、演武が始まって先生の気合の入った技を見ていたら不思議にすうっと気持ちが落ち着いて頭がひんやりしてきた。 こんなふうに集中(?)したのは初めてのこと。 

演武が終わり、懇親会の席でお客様が感想をおっしゃっていたこと、「ほとんどの武道には試合があります。そして試合があることでスポーツになってしまう。 合気道には試合がないせいで、もともとの形、武道というものがちゃんと残っているのではないだろうか。」

なるほど、そういう考え方もあるのかぁ、と改めて思ってしまった。 スポーツと武道、この平和な現代の日本では、この2つは似ているようで、実はまったく違うものなのかもしれないなぁ。 「戦う」こと自体、まったく縁のないお気楽なterraにはいまいちピンと来ないけれど、道を極めて行く途上には、精神的な部分でのアプローチの仕方に天と地ほどの隔たりがあるような気がした。

でもとりあえずterraと正太郎は「今年もがんばるぞー」ってところだな。うん。

あ、それとお汁粉、おいしかったぁ(*^0^*)

 


Monday,  24-Jan-00 19:00