*周音* 最新号:2000/05/18
ココチヨイ音群
風の音。雨の音。四季の音。
電車の音。自転車の音。時計の音。
電車内のうわさ話。豆腐屋さんの笛の音。
友達のくれたテープ。おじいちゃんのレコード。
そんな感じ。
の 音 |
(2000/5/18) |
ザワザワザワ。
ザワザワザワ・・・雨の降り始めのこの音が私は好きである。
ザーザーでもなく、ポツポツでもなくて、なんだか人の話し声のような
空気のゆれる音がする。
私の部屋では、雨の日にはいつも聞こえる音があった。
ガサガサガサ。コツコツコツ。
窓のすぐ上、壁を伝わってすごく近くに。
一度気になって窓を開けてみたら、頭の上を飛び去るものがあった。
すずめが私の部屋の窓の軒先で、雨宿りをしていたのだ。
それから、その音がとてもうれしくなった。
雨の日には、その音を聞きながら、雨宿りするすずめたちの姿を想像して、ウキウキしていた。
そういえば、雨のにおいについて、この間初めてその原因を知った。
土に混じってる粘土が水に触れると、そんなにおいをだすんだって。
と言ってもうろ覚えだけど。
それよりうれしかったのは、誰かもやっぱりこのにおいに気づいて研究してたんだってこと。
雨=水自体にはにおいがないって当たり前のことなのだけど、
音もそれと同じなのだ。雨が音を出してるわけじゃない。
雨がゆらすのは空気、草の葉、家の屋根、軒先のすずめたち。
“世界にはたくさんのものが存在しているんだ”ということを気づかせてくれているようで、
とても心地よい音だと思う。
雨の日に聴きたくなるアルバム:「やさしくなりたい」永井真理子
ク リ ス マ ス の 音 |
(1999/12/16) |
クリスマスの音があちこちから聞こえてくる季節となって、私はうれしい限りである。
12月というのは私にとって誕生日のラッシュであり、
クリスマスへのカウントダウンの合図でもある。
町の至るところで、きらきらと電飾が灯って、クリスマスソングがかかる。
毎年、この雰囲気が大好きなのだ。空気の匂いが違うんだ、お正月とは。
うれしくてって、楽しくって、優しい気持ちがあふれてくる。
クリスマスソングには、そんな気持ちがたくさん詰まっていて、クリスマス独特の効果がある。
そのひとつが、キーボードやほんものの音を使った、鐘の音。
クリスマスソングを聴くといつも、そのここちよい、綺麗な音色がバックに響いてる。
直接は聞こえなくても流れてくるその音色がある。
だから私はいつでも、夏でも、クリスマスソングを口ずさんでしまうのだ。
99年のわたし的クリスマスソングはHOOPERの『冬のペイジェント』。
明るくって楽しいクリスマスと、ひとりでちょっと切ないクリスマスの曲が入ってる。
この間観てきた、キャラメルボックスのクリスマス公演でも色々なクリスマスソングを聞いて
とてもしあわせな気持ちになったのだが、すべて洋楽だったためよく知らない曲ばかりで
ここには書けない〜。でも、公演後のアンケート書いてるときにかかった去年のテーマ曲(?)
SPIRAL LIFE の"DEAM ALL DAY"がうれしかったりしました。これも、とても好きな曲。
UAとかこの寒いのにダブとか歌っちゃって、でもなんだか合ってるような気がしてきちゃうのだけど、
やっぱり王道は"WE WISH YOU A MERRY CHRISMAS"ってとこでしょうか。
* I wish you a Merry Christmas and Happy New Year ! *