■Ⅵ、感想


←BACK     ■HOME     ■TOPICS     



 この卒業論文を製作するにあたって、私は普段からテレビは絶対に必要と考えている中の一人である。なぜなら、テレビやメディアからは日常生活のお手本となるような流行やファッション、グルメ、ボキャブラリー、自分に身につく知識など、自分に対してプラスに作用してくれている映像をつねに提供してくれているからである。それは誰もが考えているものではあると思う。もしこの世にテレビがなくなったら、あなただったら世の中の情報をどのようにして手に入れますか。新聞や雑誌、ラジオ、人づたいでしか得られることが出来ないだろう。それだけでは情報量としては不十分ではないだろうか。

 しかし、テレビは情報量が多すぎて私たちに悪影響を及ぼすことがある。いつも楽しく見ている番組の影響が自分の気づかないところで表に出てきていることがありうるかもしれない。もしくは、テレビ視聴によって身体に何らかの異変が起きているかもしれないのである。

 テレビコマーシャルで自分が好きな芸能人などが出ていると思わずその商品を買ってしまったり、番組で紹介したお店が大繁盛したり、芸能人が見に付けていたものが一大ブームになったりとマーケットにもプラスになる大きな影響を受けている反面、一度テレビでバッシングなどをを受けてしまうとあっという間に消費者は逃げていってしまう。今回はテレビで放送されるコマーシャル商品の購買意欲をかきたてる消費者心理やどういった趣旨の番組がなぜヒットするのかという問題についても 研究を進めていきたかったのだが、テレビが青少年に及ぼす影響はこれからの社会に非常に重要なかかわりや、今後起こりえる犯罪や身体の変調にどのように関わっていくかという問題は、世界的に興味深い問題だと感じ重点的に調査した。

 テレビメディアは私たちの重要な情報源である。しかし、その提供の仕方や私たち消費者の見方によってプラスになる影響もあれば、これからの社会を担っていく青少年たちに大きなマイナス要因となる影響も出てくるだろう。今後のテレビメディアのあり方について、情報提供方法について、私たち消費者がテレビを見るにあたって注意していかなければならない点について大いに検討していくべきではないだろうか。