マルク諸島ティドレ島その2



ティドレ島の子供とおもちゃの船


ボタン漁から父親もどる

漁から帰ったお父さん

午後の1時頃、いちばん暑い時間に子供達とうだうだしていると、ふいに一人の子が砂浜へ走っていきます。
見ると、今までは水平線しかなかった海に数艘の小舟が帆を張ってこちらへやってきています。

朝、漁に出た父親達が戻ってきたのでした。
魚は写真のような小魚でした。網でとるのかな。

今まで笑いこけていた子供達も船を浜に上げたり、魚を運ぶのを手伝ったりするのでした。



ボタン15歳の船大工

船を作る少年

他の子供達が船で遊んでいる間、木の陰でもくもくと何かを作っている子がいました。

実はこのアルフィン君がそこで遊んでいた子供達全員の船を作っていたのでした。

材料の木はとても軽いもので(名前は忘れてしまいました)、彼は大きななたを上手に使って、何度も何度も寸法を合わせ直して一艘の船を作っていました。

彼は本当に手際よく船を作っていくので、同行のウスマン君とベモの運転手のお兄ちゃんもいつかお前は本物の船を作れるようになるよとほめることしきりでした。

アルフィン君はしきりに照れていましたが、黙々と船を作っていきます。

最後には砂浜にいた子供達と大人達二十人ぐらいがこの船の完成を見守り、最後にアルフィン君はなんとその船を私にくれました。
立派な船大工になれるといいね。






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97.12.14更新

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