改造の記録


我が家の改造についてまとめます。
これから建築を進めようという方にとって、計画段階で良いと思っていたことが実はどうだったか、 問題があった場合にどう対応したか、 など、興味を引かれる内容だと思います。そういった観点から 我が家の改造についてまとめてみました。引き渡し後に手を入れた工事といった方が適切かも知れません。

内容的に重い軽いの開きはあります。また、時期にも開きがあります。(1)〜(3)は引き渡し後 入居までの1ヶ月ほどの間(主として'97.7)の出来事で、考え方はこちらにも書きました。
また、(4)は別の所にも書いていますが '97秋、(5)は'97年末、(6)(7)は'98夏 の、それぞれ出来事です。



(1)屋根裏収納の増築

当初より増築を計画した屋根裏収納で、ファミエスではなく近隣のリフォーム業者に依頼して工事を行いました。
必要な準備として、ハイムから鉄骨位置を知ることができる図面を入手しました。
リフォーム業者との打ち合わせは簡単なもので、全部丸投げしましたが、なれた作業だったのでしょう、 何も問題は生じませんでした。壁面のクロス加工等は行っておらず、鉄骨や屋根の野路板がむき出しのまま ですが、10万円強の出費で、10畳分もあろうかという屋根裏収納が実現できました。
内部の写真をこちらに紹介します。鉄骨構造体などが見えます。



(2)照明、カーテン等の取り付け

経費節減のため、DK照明などごく一部を除いて、基本的に全て自分で行いました。
照明器具は、松下やヒカリの分厚いカタログからじっくり選び、日本橋のヤマギワ電気で購入しました。 取り付けも簡単。必要なのはドライバーと椅子だけです。屋根裏収納がすっぽり完成するほどの、大きな 経費節減効果があります。
カーテンも、古いカーテン地の布を用いて全て作りました。ハイム標準では、カーテンレールが天井 まわり縁の所に取り付けられる (写真右上を参照下さい)ので、随分の高さが必要になります。たとえば2.4メートルとかです。 これを特注すると、家全体でいうと、ハイビジョンのテレビを2台も買えそうな位の 費用がかかります。我が家はほとんどゼロでした。
なお、カーテンレールについては、現場施工の最終仕上げ段階で取り付けられますから、天井ではなく、 たとえば窓枠のところが良いような場合は、大工さんなり、監督にきちんと伝えておけば、そのように してくれます。その位置なら、ホームセンターなどでも売っている標準市販品が使えます。



(3)1Fエアコンの取り付け

1Fには2台のエアコンをつけましたが、いずれも後から工事したものです。
いずれも、室内側はかっこうよく収まりました(工事中に大工さんに頼んで配管を壁内に通してもらった などの工夫あり(こちらの8、 9枚目の写真参照))が、基礎に配管貫通穴を空けて居らず、床下への進入孔や通風口を利用して、苦労して 配管処理を行いました。こちらをご覧下さい。
費用は普通の電気屋さんの、普通の取り付け工事代のみです。



(4)ガスヘッダの移設

この項目はこちらに記載があります。費用負担はありませんでした。



(5)コンセントの増設

この内容は、以前「特別企画」として収録しました。こちらをご覧下さい。



(6)雨戸の戸袋位置の変更

2F寝室へのエアコン取り付けを計画したところ、下図のような不都合があることがわかりました。

つまり、オリジナルの設計では、図中エアコンパネルの位置にエアコンをつけるように想定していますが、 その真裏にはトール窓の戸袋があり、ほとんど天井近くまで戸袋で覆われています。当然、配管を後ろに 抜くことは不可能で、腰高窓のある壁の方へ向かって露出配管せざるを得ません。
新築の家で露出配管せざるを得ないと言うのは、なにか「検討不足」を感じます。そこで何とか現状で このような露出配管をさけようと、腰高窓の方にエアコンをつけたらどうなるか、考えてみました。
しかし結果は同様で、やはり戸袋が邪魔をして、エアコンの真後ろに配管を引き出すことはできません。
そこで別の工夫として、腰高窓の戸袋を反対側に移動する事を考えました。これだと、図示した位置にエアコン を取り付け、真後ろに配管を引き出せば、露出はせずに済みます。
戸袋移設はファミエスさんにお願いして、2万円。半日工事でした。私に言わせるとごく基本的な設計ミス だと思うのですが。。。



(7)2Fエアコンの取り付け

自分で取り付けを行いました。
2.8Kの大きなエアコンですが、もう5年ほど前から使っているものを 移設してきました。取り外しも自分で行いましたが、やはり取り付けの方が面倒だったようです。
作業自体は、niftyのfdiyのフォーラムの記述を参考にさせていただきました。
費用はゼロです。。。

室内機は,エアコンパネルのない位置 (オーディオの真上)に、 いきなり石膏ボードに取り付けました。 強度的な問題も予想されますが、普通の電気屋さんの工事でも余り気にはされず、どこにでも平気で 取り付けるようですので今回も気にしませんでした。もちろん,石膏ボード専用のビスを使いました。

上の写真は,取り付け完了したエアコンです。きれいにつきました。
右の窓は上の項目でも述べた腰高窓で,写真から窓枠とエアコンの高さの関係;つまり,配管工事にとって 雨戸の戸袋がいかに邪魔かが分かります。また,左に見える小さな2つのぼっちは,もともと施工してある エアコン取り付け枠の位置を示すものです。

外機は地面に置き,昔使っていた配管をそのまま利用して接続しました。





改造はまだまだ続きます。
この辺は,「創る」を大切にする私の真骨頂発揮です。
お楽しみに。


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