パウロの論理



「獄中でのパウロ」(レンブラント画)

ラジオで曽野綾子さんの『現代に生きる聖書』がある時期に何回かに分けて放送されました.それを録音して
何度もくりかえし聞きました。(その音はしだいに聞き取りにくくなり、いまでは跡形もなくテープから消え去ってしまいましたが)
人間は弱いときにこそ強い、という逆説をみごとにパウロは述べています.情けないほどに弱い自分が
いかにすれば強くなれるのかという問いからはじまって、なぜキリストの弟子たちが殉教を恐れなくなり、
あれほど強くなれたのかとの疑問を抱いた自分でしたが、その疑問がすっと解けたような気がしました。


そして、この逆説以外にもパウロは独自の論理をさまざまに展開しており、いかに頭のいい人であったかがわかります。

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