真理の王国

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シモーヌ・ヴェ−ユ13 歳のころ 23歳のころ。インドの民族衣装を着て 母とともに  

(上の写真のようにこの人は外見的にも魅力をもったひとでしたが、その生涯はそういったものをすべて捨て去ったような
凄まじいものでした。 ですからこれらの写真からはその晩年の生き方をうかがうことができないのが私としては少し残念です。)

この言葉を私は図書館でふと手に取った、司法試験の雑誌のなかに見つけました。これはシモーヌ・ヴェ−ユが14歳の時の言葉です。
このひとは哲学教授資格を持ちながら積極的に政治活動に参加しサンディカリストや失業者と接触し、女工としての工場体験もあり、さらにスペイン戦争にも義勇軍として参加するなどさまざまな試みをしましたが、最後は食事をとることを拒否して栄養失調と肺結核により34歳で夭折しました。

わたしはこのひとがわれわれの世界について感じていたことは、枝葉な問題をのぞけば、正しかった思っています。
なぜかと問われれば、はっきりとは答えられません。まったく学問的ではありませんが、勘としかいいようがありません。

ただ、このひとをたどりながら哲学をすすめていけば、少なくともまちがいはないように思います。

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