『第3章:絆』あとがき   Fox Tail

 雄介くんにしゃべってもらうつもりはなかったのです。私としては、すべてを一条氏が語り尽くしていただきたかった…。しかし!どうしても、初体験は自分が語るのだ、としゃしゃり出てまいりまして。(笑)…なんて、つまりは、私が雄介くんに話してほしかったんですけどね。
 この章は、あまりの雄介くんの熱意にほだされ(まだ言うか)、いつのことだかもまったく決めずに、いい加減に書き始めてしまいまして…でも、書いているうちにだんだん、自然にわかってくるものなんですね。ああ、これって、あの時のことなんだな…って。どっぷり…ハマっている自分を思い知っております。これは、春日さんに御礼を言えばいいものか、それとも恨めばいいものか…。(笑)ま、おおいに楽しんでおりますので、御礼のほうにしておきましょう。春日さん、ハメてくださってありがとう。(笑)(笑)
 さて、いよいよ本懐を遂げたお二人ですが、未確認生命体との闘いのほうは、ますます激化してまいります。その中で、二人がどのように愛し合っていったのか…拙いながら、二人の歩いた道筋を、必死に辿って行きたいと思っております。はい、かなり本気…(笑)。
 次は、一条氏に語っていただきましょう。どうも、一条氏のほうが感情移入しやすく、恐怖の孤高の人ですから、書き甲斐がある感じです。そして、おそらく第5章が、最終章となることと思います。(予定は未定でありまして、お二人と離れたくなくなり、ずるずる引き延ばすことも考えられますが。)(笑)
2002/11/29


『第4章:絆-改訂』あとがき    Fox Tail

 やはり、何も考えずに書き出したツケが、後でどどん、とやってまいりまして…。苦しみました。時期も早めました。(全然わかってなかったんじゃないか!)(笑) 雄介が、ただの軽薄なだけの男である筈がないのです。が、どうもよくわからない。わからないから、上っ面を撫でるだけの軽いおしゃべりになってしまっておりました。一条氏をリードするタフさを書きたかったのですが、あれこれ試したあげくに、あきらめました。私には、書けません(笑)。…結果、ひたすら優しい、ピュアな青年になってしまいまして…。こんなことで、クウガとしてやっていけるのだろうか…という不安はあるのですが、まぁ、私の場合、太陽は月の引き立て役、ということで…もう、いいことにいたします。クウガになって、一条氏に惚れてしまった為に、雄介はにっちもさっちもいかなくなり、追いつめられて逃れられず、最後の闘いへと走っていくことになります。まぁ、最初にうっかり(笑)クウガになってしまった時点で、逃げ道なんかないのですが…。一条氏は、もう不動ですので、ここからは雄介の語りが多くなってまいります。
2003/01/16

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