『第2章:致命傷』あとがき Fox Tail
まったく厄介だったことです。ちょっと苛めるだけのつもりだったのに、恋する一条氏はどんどん自閉し、離人症的になり、過呼吸になり、睡眠不足になり、とうとう死にそうになってしまいました。しょうがない、ここは雄介くんに助けてもらおう、とおうちに辿りついてもらったのですが、そこからがまた、二人して、主導権を取り合って、意地の張り合い…。特に!一条氏は悪魔です!悪魔で娼婦で…ああ、もちろん、天使なんですけれどね。(笑)一条氏を救済する為に、一気に身体を結ぶ段階まで進んでしまおう、とも思いましたが、雄介くんは特にそれを望んでおったようですが。さらにもう1ラウンド(笑)は、寝不足の一条氏には耐えられそうもなく、あえなくここまで…となりました。一日に三度も気絶してしまうとなると、一条氏の刑事としての資質が疑われてまいりますしね。まぁ、とにかくとりあえず二人して平和に眠ってくれたようで、私としても、ほっといたしました。 次の章には一条語りの『決意』を挿入いたしました。 |