入院中は普通のノートに日記を書いていました。
それをエディタで起こしながら随時更新していきます。


今日は9月13日。

今日は入院日ですが、今日の夜からいきなり外出なので、まぁ通院となんら変わらないという感じです。9:30に病院に来て手続き。と言っても事前にもらっていた書類(承諾書、保証書など)を出すだけ。 その後病棟へ行き病室へ案内されました。私のベッドは3人部屋の真ん中。 左隣のお姉さんは手術直後らしく微動だりしません。 右隣の人は今日手術ということで既に薬でボーっとしているようです。 というわけで今日はどちらにも挨拶しませんでした。

一通り施設案内が終わると10時になりました。 しかし矯正科の予約は11時。暇だし空腹なので「売店で必要なものを買ってそのまま矯正科に行く」とナースに告げて病棟を出ました。 とりあえず地下の売店へ。レストランがありましたがやっているのかどうかわからない状態なので売店で何か買って食べようかと思ったのですが、買ったものを食べる場所がないので、結局病院を抜け出し、病院の向かいにある喫茶店に行ってトーストセットを食べました。

11時になったので矯正科へ行きました。今日は2つ型を取るようです。 1つはワイヤーが付いた状態で、もう一つはワイヤーを外した状態で取ります。ワイヤーが付いた状態で型を取るのは初めてです。 型を取る前に、術後ワイヤーに当たってしまいそうだという上左右の犬歯のとんがりを丸くすることになりました。私はこの犬歯が結構気に入っていた(糸とか切るのに便利なのよね)のでちょっと複雑な心境でしたが仕方ありません。自慢の犬歯はすっかり丸くされてしまいました。 あと、左下6番の一部銀歯になっているところも少し削られました。ここは銀のところを削っただけのようです。これで術後の準備はOKです。

そして型取り。今日は実習生が2人付いていて、型取りの後にブラケットに付いてしまったカスを初々しい手つきでほじくって取ってくれました。次にワイヤーを付けての型取り。案の定なかなか外れません。外れやすくするために歯と型の間に空気を送り込むのですが、その空気が出る管が歯茎に押し付けられて痛いんです。痛いっちゅーの!

治療が一通り終わったあと、別室で担当医と今回の手術および術後について少しお話しました。担当医曰く、術後半年くらいは矯正が必要で、丁度半年後にプレートを取る手術があるので、その時に矯正治療は丁度全部終わるだろうということでした。あと半年。やっと先が見えてきた気がしました。

そうこうしているうちに12:45。今日は病棟で昼食が出るので病棟に向かいます。昼食は12時からなので、もしかしたらもう片付けられているかも…と心配しましたがちゃんと残ってました。ホッ。病院のご飯は意外とおいしかったです。さて、まだやることがあるのかとナースに尋ねると、まだいろいろあるから病室にいるように言われました。結局そのいろいろとは

だけで、こんなのはすぐ終わり、あとは午前中に取った型がちゃんとかみ合って入れば帰られるということでした。いつもなら20分くらいで型は出来上がるのですが、今回の型は違うもので作っているのか午前中に作ったというのに午後になっても出来上がりません。病室でゴロゴロしながら待っていると3時過ぎにようやく矯正医が来て、ちゃんとかみ合っているからOKということで晴れて解放されました。なんだかとっても疲れた一日でした。


今日は9月17日。

3連休を家で過ごし、10時に病室に戻りパジャマに着替えます。 パジャマに着替えると自分が病人だと思えます。病気じゃないけど。

金曜日は全然話せる状態じゃなかった両隣のベッドの方も、 それなりに回復していました。左隣のベッドの方は鼻にチューブが入っています。明日はわが身…。挨拶し、明日手術だと言うと励ましてくれました。

さて、今日の出来事は以下の通りです。

さて、病室で「手術を受ける方へ」という紙が渡されました。 それにこれからの予定が書かれています。

9/17 21時 薬を飲んで寝る(10〜20分で眠っちゃうらしい)。これ以降は禁食・禁飲(水もだめ!)
9/18 7:30 薬を飲む
9/18 8:30 トイレに行く
9/18 9:00 注射(筋肉注射)。これを打つとボーっとするらしい。
9/18 9:30 ストレッチャーで手術室へ移動
9/18 10:00 手術開始

ということらしいです。 ちなみに私はこれを見て初めて自分の手術の時間を知りました。

また、部屋に「入院のきまり」みたいな紙がケースに入れてかけてあり、 それによると排尿・排便の回数をメモしておくようにとのこと。 朝6時〜次の日の朝6時までの間の回数を後で聞かれるようです。 そういうのは入院する時に言ってくれないと困るんですけど…。

手術の前日はお風呂に入ります。術後は当分入れないからです。 お風呂にドライヤーがなかったのでナースセンターに聞いてみたら貸してくれるとの事。良かった良かった。

というわけでこの日は21時に薬を飲み、ぐっすり眠りました。


今日は9月18日。

いよいよ手術当日です。

昨日は薬を飲んですぐ寝たみたいです。薬の威力はすごい! 5時半にトイレに起きたのですが、薬のせいかちょっとふらつきました。 起きても何も飲んだり出来ないので暇です。 顔を洗って歯を磨いて(当分磨けませんので)髪を2つに結って薬を飲んで手術の時間を待ちます。

9時に看護婦さんが注射を打ちに来ました。 筋肉注射なのですごーく痛い!でもすぐボーっとして来ました。

(ここからは手術に立ち会ってくれた家族の証言です)
12時半。まだ手術は終わりませんが、ベッドが運び出されたのでもうすぐ終わるようです。
13時。どうやら終わったようです。何も問題なくて良かった。2時間15分、お疲れ様でした。
13時半。意識は確かだったので安心しました。 ただ、チューブがたくさんあってパッと身は病人のようです。 明日には口に入っているチューブは外せるようです。
14時半。酸素マスクをしているので眠いらしく、眠ってしまいました。
(ここまで)

ちなみに上記での家族とのやり取りは全く記憶にありません。 また、筋肉注射を打ってから手術室への移動の間の記憶もありません。 家族が言うには意識はちゃんとあって話もしていたというのですが、 ストレッチャーに乗った記憶もないんです。薬ってすごい!

さて、手術後初めてのトイレへ。 初めてトイレに行く時はナースコールをするよう言われていたのでボタンを押しました。そして看護婦さんと一緒にトイレへ。ちょっとふらつきます。そして用を足すのですが、まず洋式便座に座るのが辛い。というか、 頭をちょっとでも前に落とすのが辛いのです。そして立ち上がるのも辛い。まだ麻酔が完全に切れていないのでしょうか。

そしてとうとう、私は見てしまったのです! そう!トイレに必ずあるものといえば…鏡!鏡で自分の姿を見てしまったのです!腫れた顔!その腫れた顔を抑えているかのような顎間固定ベルト!鼻から出ている白いチューブ!口から2本出ている地の色をしたチューブ!驚きましたが、まだ頭がボーっとしているせいかそんなにショックはありませんでした。
ちなみに口から出ているチューブは出血を口の中に出さず、 首から提げているバッグに入れるためのチューブで、左右両方の傷口からチューブが出ています。
あとこの他に、点滴用の針&チューブが左腕に刺さっています。 点滴のたびに針を刺さなくていいように常時刺さっていて、 チューブの部分に点滴を接続して使うのです。 点滴のたびに刺さなくて良いのはありがたいのですが、 手首を動かしたりすると針先が動くのかちょっと痛むのが難点です。

顎間固定と腫れのせいでしゃべられないため、家族とは筆談で話しました。書くのと話すのでは話す方が断然早いため、思ったことをすぐ伝えられずちょっとイライラしますが仕方ありません。

さて、そういえば喉が痛い事に気づきました。家族に言うと、 麻酔の時に気管まで管を通したらしく、2〜3日は痛むだろうと医者が言っていたそうです。また栄養取得用のチューブも鼻から胃まで通っているため、どうしても唾を飲む時に痛いかもしれないということでした。

家族も帰り、寝るわけなのですが、この日はほとんど寝られませんでした。昨日もぐっすり寝たし、今日も朝からほとんど寝てましたからね。 しかしベッドが柔らかいのか腰が痛いのが辛いです。夜が明けるのがこんなに待ち遠しかったのは久しぶりです。


今日は9月19日。

今日はご飯を食べられるぜぃ!と言っても噛めないので、 鼻のチューブを経由して胃に栄養ドリンクを入れるだけですが。 でも昨日は一日何も食べていないのでお腹ぺこぺこなのです。

朝食の時間。朝食を取りに行くと、私の名前の書かれている札があるトレイには栄養剤の紙パック(200cc)が1つ。他の人のトレイには普通の食事が…うぅぅぅぅ。この紙パックの中身と、同量の200ccの水(この水で薬も溶いておく)を専用ボトルに入れます。そしてそれを点滴の高さに吊り、自分はベッドに寝て、専用ボトルから出ているチューブと自分の鼻に刺さっているチューブをつなげ、点滴のように調整して1滴ずつ胃に流してあげるわけです。というわけで「食べている」という感覚はまったくありません。
(ちなみに栄養剤は朝と昼が1パック、夜が2パック。1パック400Kcalなので一日1600Kcalです)

ご飯の後は処置室で診察です。
まずは温かいタオルで顎間固定ベルトのところを拭いてもらいます。 これが痛い!でもサッパリしました。
次は消毒。くちびるをグワッ!と開けて消毒です。 くちびるは手術の時に開けられまくりだったせいか割れまくりです。

昨日から今日までの出血量は50ccだそうな。多いのか少ないのか? 腫れはそんなにひどくないとのこと。とりあえずちょっと安心です。 でも左側の感覚が鈍いのでちょっと心配です。

相変わらず体温は37.5度前後です。氷枕をしていますが暑いです。 あと鼻づまり気味です。鼻のチューブのせいかもしれません。 口から出ているチューブは明後日くらいには外せるのではないかとのこと。あれ?今日じゃないの?

今日は水呑みで水を飲んでみました。 くちびるが思ったように開かないので最初はかなりこぼしましたが、 何度かやっているうちにうまくなりました。 しかしまだ水しか飲んではいけないらしく、お茶やコーヒーも駄目だそうです。歯磨きが出来ないので糖分を含むジュースなどを飲めないというのなら納得できますが、なんでお茶すら駄目なのかしら?

そういえば、明日が腫れのピークらしいです。 これ以上腫れるのかと思っただけでブルーです…。


今日は9月20日。

今日も眠れませんでした。両隣の人はぐっすり寝ているようです。 左隣のベッドの人は、何か薬をもらって眠っているようです。 私もそうしてもらった方がいいのかもしれません。

今日は右隣のベッドの人が退院していきました。 「頑張ってね」と励まして頂きました。頑張ります。

右隣がいなくなったため、右側のカーテンを全開しました。 私は3人部屋の中央のベッドだったのでずっと外を見ることが出来なかったのですが、カーテンを全開すると外が見えました。やっぱり外が見えるって良いですね。天気とかわかるし。

今日も処置室にて診察です。 病状は順調のようですが、相変わらず左側の感覚が鈍いです。 腫れは昨日とあまり変わらない感じです。 出血は4ccしかなかったので、明日には出血用のチューブを外せるだろうとのことでした。

看護婦さんがジュースを飲んでもいいと言ってくれました。 ただ、経腸チューブ(鼻に刺さっているやつ)で、とのこと。 それじゃ口を通らないから味がわからないじゃん。じゃあジュース飲む意味ないじゃん。

鼻から胃までチューブを通しているせいか、結構タンが絡まります。うまく口まで持ってくると吸引機で取り出せるのですが、普段タンを口から出すことがあまりない私はそれがうまく出来ず、すぐ飲み込んでしまうのです。んー難しい。

矯正担当医が診察に来ました。やはり昨日より一段と腫れているみたい。 でも、ちゃんと腫れは引くから頑張って、と励ましてくれました。

さて、暇なので食堂でテレビを見ることにしました。 部屋で見るにはお金がかかるので。30分くらいイスに座って見ていたのですが、なんだか疲れてしまいました。ずっと寝ていたから体力がないのでしょうか?でも暇でそれくらいしかすることがないのです。

さてはて、顎間固定ベルト。これは、圧迫することにより腫れを抑える効果があるようです。

これはほぼ24時間外しません。外すのは診察の時だけです。 なので診察が終わると診察してくれた医者がまた付けてくれるのですが、 うまい人がやると痛みはないのですが、下手な人がやると喉の方までベルトが食い込んできて痛いんです。何が違うんでしょうね。角度とか強さとか、意外とコツがあるのかも?

この日の夜。消灯時間を過ぎても全然眠くなりません。 寝ないといけないと思い、ナースステーションに相談に行きました。 起きていると悪いことばかり考えてしまう、また私は暗いところが苦手なので夜は起きていたくない、と筆談で話すると、看護婦さんが何かの薬をくれました(といっても、水に溶いて鼻のチューブに入れてくれたのですが)。これを飲んだら眠くなるかもしれないから、とのこと。

それを飲んで1時間くらいベッドにおとなしくしていたのですが全然眠れず、再度ナースステーションに相談に行きました。そしたら、 眠くなるまでナースステーション前の待合スペースにいても良いと言ってくれました。ここはいつも明るいので、部屋でぼーっとしているよりは気持ち的に楽でした。

ボーっと座っていると、当直の外科医が来ました。 眠れないからここに座っていることを言うと、その外科医は雑談をしてくれました。私はまだうまく口が動かないのでうまく喋られませんが、その外科医は一生懸命私の話を聞いてくれました。

話をしているうち、眠りたくないのであればずっとここにいても良いけど、 眠りたいのであれば薬を処方してくれるということになり、 看護婦さんが薬をまた鼻のチューブに入れてくれました。 薬をもらってもまだ眠くならない私はそのまま座っていたのですが、 その外科医は続けて私と話をしてくれました。

そうこうしているうちに気づくと12時半。 私はその外科医と看護婦さんにお礼を言い、ベッドに戻りました。


今日は9月21日。

なかなか眠れないな〜、と思っていたのですが、ふと気づくと4時でした。知らないうちに眠っていたのです。そして二度寝し、次に目覚めたのは6時。まだ起床時間ではないですが、もう夜が明けていたので起きることにしました。

今日の診察で出血用のチューブが外されました。 チューブは傷口直結なので外す時は少し痛かったですが仕方ありません。 あと、出血が止まったということでシャワーの許可が下りました(湯船につかるのは駄目)。まだ頭を洗うのは駄目ですが、今までは熱いタオルで体を拭くだけだったので嬉しい!顔も洗って良いのかな?頭を洗えるようになるのは月〜火曜日くらいじゃないか?という話でした。 その頃には顎間固定も外れると良いのにな〜。

というわけでシャワーです。 お風呂は午後(どうやらお湯が出る時間が決まっているらしい)からで、その日にお風呂を使う人のリストがお風呂の入り口に貼り出されます。使用時間は大体一人20分とされています。
お風呂を使ったら、リストの自分の名前をペンで消し、次の順番の人に声をかけます。
とうとう私の番です。 点滴の針&チューブの部分が濡れたり外れたりしないよう、 その部分をラップで巻き、テープで止めます。これは看護婦さんがやってくれます。そして久しぶりのシャワー。やはり熱いタオルで体を拭くのとはわけが違います。すっごく気持ちいい!気分爽快!いやーサッパリサッパリ。早く頭も洗いたいなぁ。

この日の夜、私は自力で寝るよう頑張ってみました。 昨日の一件で、ちょっと気持ちが変わったのです。 眠くなければ別に寝ないで起きてても構わない、 という昨日の外科医の話を聞いて、夜は寝ないといけない、と思っていた私はかなり楽になりました。 また、毎日腫れが増していくことに不安を覚え、 もしかしたらこのまま治らないのではないか?と気が気でなかったのも確かです。でも看護婦さんの「大丈夫だから」の言葉で救われました。


今日は9月22日。

今日の診察で顎間固定ベルトが外されました。嬉しい! これがあると喉が苦しかったのですが、おかげで楽になりました。 次は何が外されるのかな?看護婦さんの話を聞いている限りでは、 次に外されるのはどうやら点滴チューブのようです。


今日は9月23日。

今日は久しぶりに眠れました。 おそらく9時半頃にはもう眠っていたのではないでしょうか。 昼寝をしないようにした成果かもしれません。 夜中に一度起きてトイレに行ったものの、その次に目覚めたのが5時半。 起きたら朝になっていたのがすごく嬉しかったです。
今日の夜は見たいテレビがあるから、眠れなかったら起きて見ていればいいや。気楽に行きましょう。私にはこうしているしかないのだから。

さて、朝ご飯を食べた(?)ら胃がムカムカしました。なぜでしょう。 調子がいいと思って朝から食堂でテレビを見ていたのが悪かったのか、 それとも朝から水をがぶ飲みしたのがいけなかったのか、それとも今日は朝の検温で体温が低かったのでそのせいなのでしょうか? とりあえず診断の時間までおとなしくしていることにします。

診断にて、今日から歯磨きをするよう言われました。 といってもまだ何かを食べるわけではないのですが、歯磨き(ただし上と下の中央部分のみ。傷口に触れぬよう注意)してうがい薬でうがいをするとスッキリするし、くちびるのカサブタも取れやすくなるそうです。
そしてなんと!髪を洗うのがOKとなりました!6日ぶりです。久しぶりなので二度洗いしないとだめだろうなぁ。

朝の点滴中、眠いので寝ることにしました。夜のことを考えるとあまり眠りたくはないのですが、体が欲しているようなので寝ました。起きたら点滴が終わっていました。点滴を回収に来た看護婦さんが、点滴は今日の夜で終わりなので、夜に針を外してもらってね、と言いました。 今日外せるとは思っていなかったのでビックリ! でも浮かれないで今日はおとなしくしていよう。だって風邪とかひいたらまた点滴&風呂なし生活に戻ってしまうからね(隣のベッドの人がそうだった)。

久しぶりの洗髪!やっぱり髪がすごく重い感じでした。 シャンプーが全然泡立ちません。二度洗いしてやっとすっきりしました。 しかし看護婦さんがラップで巻いてくれた部分がびしょ濡れです。 ただシャワーを浴びるのであれば問題なかったのですが、 やはり髪を洗うとなると水が腕に当たる確率が増すから仕方ないですね。

さて晩御飯。食欲がなく、いつもの1/4しか入りませんでした。 私の胃は一体どうしちゃったのでしょう?まぁ幸い体に脂肪がたくさんついているので、ちょっとご飯が入らなくてもエネルギーに困ることはないでしょう。

夜の点滴終了後、点滴の針が外されました。 これでお風呂も楽になるわ!

この日の夜は9時まで食堂でテレビを見て、その後ベッド脇のテレビを見ていました。テレビが近いせいか頭が痛くなったので、結局10時半くらいには寝ました。夜中に一度起きましたがまたすぐ寝ました。だんだん眠れるようになってきたので嬉しいです。でもあんまり慣れると退院してから辛いのよねぇ。


今日は9月24日。

今朝もなんとなく胃がおかしいのです。しかも今朝も体温が低いです。 どうしたのでしょう?食欲がないことを看護婦さんに相談したところ、 前とは違う栄養剤に替えてくれました。カロリーは同じですが量が倍。 つまり濃度が半分になったわけです。200cc入ったところでお腹が痛くなりトイレへ。お腹を壊していました。 その後少しサッパリしたので再度胃に入れてみましたが100ccしか入りませんでした。でも昨日の夜よりはたくさん入ったのでOKということにしましょう。

朝食後、執刀医が来ました。どうしたのかと思ったら、 経過が順調なので顎間固定を外しましょうとのこと。え?まじで? 今週中、としか言われていなかったのでかなり驚きました。 でも嬉しい!これでご飯を食べられる!栄養剤とはおさらばだ!

というわけで処置室での診察時に顎間固定が外されました。 外すのはあっという間でした。針金を3本外しただけで私の顎は自由の身!素晴らしい!
でも口はまだほとんど開きません。これから「食事」という名のリハビリで顎を鍛えて開くようにしていくそうです。食べることがリハビリになる。嬉しいような嬉しくないような?

後は鼻のチューブを外せば私の体はきれいサッパリになります。 もうお昼からはご飯を食べられると思っていたのでチューブも抜いてくれると思ったのですが、なんと! チューブを外すことが決まったのが急だったらしくお昼ご飯の手配が間に合わなかったということで、お昼は今朝と同じ栄養剤となりました。 チューブを外すとお昼の栄養剤をストローでチューチュー飲まないといけないと言われ、「まずそうだからお昼は鼻のチューブから飲む」ことにしました。栄養剤は相変わらず胃が受け付けず、全部は入りませんでした。

昼過ぎ、鼻のチューブを抜いてもらいました。これがすごく気持ち悪い! そりゃそうです。胃に入ってるチューブをひっぱるのですから、 気分悪くて吐いてるのと同じ感じなのです。うぇ〜って感じ。 しかもそれが鼻から出てくるなんて…いやー!出てきたチューブは50センチくらいの長さでした。長い!先っぽの20センチくらいは胃液にやられたのか黒ずんでいました。自分で見ても気持ち悪いものでしたが、 そんなチューブを引っ張って抜かなければならない医者も大変だな〜と思いました。
鼻のチューブが取れてまずやってのは鼻をかむこと。いやースッキリスッキリ。そして水を飲む。もうガブガブいけるぜ!

今日は初めての教授回診の日でした。 この教授が一応私の主治医です。主治医なのに初めてってどうよ?
私はくちびるにほくろがあるのだが、くちびるにほくろがある人は大腸ポリープの可能性があるから、一度ちゃんと検査した方がいいと言われました。くちびるのほくろ、気に入ってるんだけどなぁ。

というわけで夕食。久しぶりのご飯です。と言ってもおかゆ&刻んであるおかずですけども。 でも1週間ぶりのご飯です。口が開かないので少しずつしか口に入らず、 また正しい位置で噛むために鏡を見ながらの食事のため、結局食事に1時間半もかかってしまいましたがすごく満足しました。 1週間、味を感じていなかったため、おかゆを口に入れた時「おいしい!」と思いました。味覚って大事だな、と思いました。

さて、この日の夜から顎間固定のため、輪ゴムを使うことになりました。 これが結構引っ張られて痛いのです。針金で顎間固定していた時は痛くなかったのになぜ?


今日は9月25日。

昨日の夜は12時くらいには寝ました。今日は目覚めはさわやか。起きたら朝。素晴らしい。でも体温はちょっと低め。

今日の診断で抜糸することになりました。「抜糸」と書いて「バツイト」と読みます。「バッシ」だと「抜歯」になるので注意が必要です。 さて、抜糸するというので全ての糸を取るのかと思っていたのですが、 今日のところは一部分(手前側)だけでした。奥の方はまだみたいです。

その後、矯正科へ。診察を始めるやいなや、歯の裏側に付いている「ガイド」と呼ばれるものを他の医者にも見てもらい、外科に外してもいいかどうかの確認の電話をしていました。OKが出たということでそのガイドを外しました。そういえば朝の診断の時、医者が「これ外しちゃダメなの?」と医者同士で言っていた気がします。このガイド、噛み合わせを正しい位置に誘導するためのものらしいです。

さて、今日から本格的に輪ゴムを使います。 昨晩病棟でやってもらった時は輪ゴム3本だったのですが、 今朝の診断では5本、矯正科でも5本だそうです。 でも同じ5本でも病棟のと矯正科のではかけ方が違っていました。 そしてこれ、昼からは食後自分で輪ゴムを付けないといけないそうです。 というわけで練習。一度全部外し、ピンセットを使って鏡を見ながらブラケットに引っ掛けていきます。失敗すると輪ゴムが「バシッ」とくちびるに飛んできて痛いです。自分で出来るよう、ゴムのかけ方を絵に描いてもらいました。お昼からはこれを見ながら自分でやらなくちゃ!
あと、矯正科の担当医曰く、術後の噛み合わせがいまいち甘いらしく、ゴムで上下から引っ張って噛ませるようにするらしいです。だから輪ゴムをかけると痛かったのね。ふむふむ。

その後、執刀医が病室に様子を見に来ました 5本の輪ゴムを見てちょっと驚いていました。思ったより多かったらしいです。


今日は9月26日。

昨日の夜は12時過ぎまでテレビを見ていました。 でも夜が明けないうちに目が覚めてしまいました。 だんだん元気になってきたのでそろそろエネルギーが余ってきているのかも。最近は食後も眠くないし、良い兆候ですね。

今日の診察で抜糸がすべて終わりました。でも退院の話は出ていません。 まだ少し傷口が腫れているみたいです。外から見てもまだ腫れてるからね。あと、奥歯の奥に食べ物が詰まっていたそうで、これは衛生的に良くないので食後は毎回観てもらって取った方がいいと言われました。 お昼からはもう少し置くまで歯ブラシを入れてみようかな? でもまだ腫れているので怖くて奥まで歯ブラシを入れられないのです。

さて、食事という名のリハビリですが、毎回1時間半〜2時間かかってます。少しずつしか食べられないので仕方ないのですが、その間ずっと口は動いているので口が結構疲れます。まぁそれがリハビリなんですけども。 あと、右で噛む時は正しい位置で噛めているのですが、左で噛む時は少しずれている気がします。左の奥歯の当たりが甘いみたいです。輪ゴムの力で早く噛み合うと良いのですが。

昼前に矯正科の担当医が来ました。「がっちり噛めてるね〜」と言うので、左右で噛む位置がずれることを言うと、鏡を見て正しい位置で噛むよう頑張れと言われました。輪ゴムで引っ張るのは今がチャンスだそうです。顎に埋め込まれたプレートで固定されていると言ってもがっちり固定されているわけではないらしく、多少は動くそうなのです。そこで今、ちゃんと噛めるくらい合わせておけば後の矯正もやりやすいそうです。
またこの輪ゴムは少なくとも3ヶ月は続けなければいけないようです。あと、口がもっと開くようになればもっと噛めるように歯列の方もきれいにしてくれるとのことでした。
ちなみに輪ゴムは付け替えのたびに新しいのを使うそうです。 使えなくなるまで同じものを使いまわすのだと思っていました。

そういえば、上の前歯が前に来たら、上の歯が黄色いのが目立つようになった気がします。下の歯の方が若干白いんです。退院したら歯磨き粉を使うようにしようかな。最近ホワイトニング効果のある歯磨き粉が出てますからね。どれにしようかな〜。


今日は9月30日。

退院日

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