無欲の四暗刻

◎なんとM山さんが四暗刻をあがりました。

○98年12月12日、M山邸に招待された我々は、前日に本を買って麻雀を勉強したという彼女と楽しく卓を囲むことにしました。レートはもちろんなく、ラスった人が罰ゲームという内容のごくフレンドリーなものでした。

○最初に加わった半荘では手慣れた我々を相手にあがることさえ出来なかったM山さんでしたが、次の半荘の最初の局、6巡目リーチがかかりました。そしてほんの数巡後に下のような手をツモりあげたのです。

   ツモ

○彼女はこの手が役満であるということを知らなかったため、当初それほど感動の様子もありませんでした。我々が驚いて説明して初めて自分がやったことの重大さを知ったようです。(知ったのか?)

○後ろに助言役の名目でついていたI藤の話では、1筒の2枚切れを見て入れ替えをし、西、9筒を次々と暗刻にしての絶好なリーチだったようです。

○私はこの役満成就に一役買ってしまったかも知れません。一発消しと上家の捨て牌をチーしたり、M山さんから7筒をポンしたりと、彼女の4筒引きをアシストしてしまったようです。でも私から見るとカンチャンチー、タンヤオ牌ポンと面白いように食い仕掛けが出来、かつ彼女の現物である5索を含めた待ちであったため、いい感じであったわけです。防ぐにはO鼻が8索を私に振り込むしかなかったようです。

○この役満によってM山さんは312円×3人分を手にしました。役満賞をこの定義にしてから初めての適用がよもやこうした展開で起ころうとは、誰が予想し得たでありましょう?まさに無欲の勝利と言うべきではないでしょうか。おめでとう!


★クラスメートだった方々からお祝いの言葉が届いています。本人の感想と併せてどうぞ。

まだ、マージャン暦2回の私ですが、結構な快挙をなしとげたようです。
素質があるのでしょうか?(と、ちょっと調子にのってみたりする♪)

私の母の叔父はいわゆる「ドラ息子」で、祖母の実家(呉服屋)の反物を
持ち出しては掛けマージャンをするという人だったようです。
もちろん、実家からは勘当されてました。
結構強かったようで、日本料理屋や、その他細々とした飲み屋を勝ち取り、
それで今でも食べています。
つまり、まとも路線の人生ではなく、どうしようもない訳ですが、
その素質は私も譲り受けてたりするのでしょうか。大叔父はもう年なので、
今では虎ノ門でしているマージャン屋に顔を出すくらいのようです。
興味がある方は行ってみて下さい。きっと、相手になってくれます♪

《 I藤氏 》
いやぁ、オレよりイケてる女流雀士の誕生とは……。
すっぴんツモ、オメデト鵜ゴ財マス!

《 O鼻氏 》
いやすごいですね。実はあのあと役満狙って九種九牌から国士とか、チートイからスーアンコとか無理やり狙ってましたが全部失敗でした。かっこ悪いから内緒です。また、俺の電話記録に輝かしい1ページを加えられてうれしく思います。
(編注:彼はこの日1筒を4枚捨て、I崎に電話しました。)

《 Z津氏 》
いやはや、末恐ろしい女流雀士の誕生です・・・。
オメデトウございます。

《 T石氏 》
ちぇっ、俺なんかさ、もう5年もやってるのに、四暗刻上がった
ことないんだ。もう、グレてやる。

やはり四暗刻には向き不向きがあるのでしょうかね。
M山さんは前者、俺は後者・・・。
上がる人は何回も上がってるしな(ひがんでる)。

とにかくおめでとうございます。
これからも、僕がいないところで炸裂させてくださいね。

《 H鳥氏 》
(メールを読まない彼にはO鼻から聞いてもらいました)
O:「M山さんがスーアンコあがったよ」
H:「うおっすげえ!」
O:「感想聞いといてといわれたんだけど」
H:「うおっすげえ!としかいいようがねえ」

《 Y田氏 》
おめでとー。ドンドンドンパフパフ。
あの日は家に人が泊まってていけなかったのが悔やまれる。
是非立ち会いたかった。ついでに俺も早く役萬あがりたい。

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