参加費 1500円
賞金 優勝6500円、準優勝2500円
ルール 25000持ち、ウマなし、トビは-10
I藤 | U沼 | O鼻 | K山 | T石 | H鳥 |
1 | -8.2/-8.2 | -6.3/-6.3 | -7.8/-7.8 | +22.3/+22.3 |
2 | -8.9/-8.9 | +2.1/-6.1 | +29.8/+52.1 | -23.0/-23.0 |
3 | +1.9/-4.4 | -49.9/-57.7 | +65.2/117.3 | -17.2/-40.2 |
4 | +0.4/-5.7 | +21.1/-36.6 | -10.5/+106.8 | -11.0/-51.2 |
5 | +3.1/-5.8 | +24.5/+20.1 | -8.9/-45.5 | -18.7/-69.9 |
6 | -26.0/-31.8 | +3.4/-2.3 | +36.4/+56.5 | -13.8/-83.7 |
7 | +35.2/+3.4 | -3.7/+52.8 | -12.3/-57.8 | -19.2/+87.6 |
8 | -16.3/-12.9 | +38.0/-19.8 | -12.0/+75.6 | -9.7/-93.4 |
9 | -17.1/-19.4 | -18.0/+34.8 | +50.4/+30.6 | -15.3/-108.7 |
10 | -11.2/-24.1 | -15.1/-34.5 | +35.6/+70.4 | -9.3/+66.3 |
11 | -15.3/-39.4 | -10.7/-45.2 | -0.5/+30.1 | +26.5/-82.2 |
12 | -12.0/-51.4 | -16.7/-61.9 | -26.2/+44.2 | +54.9/+85.0 |
13 | -9.1/-71.0 | -26.0/+18.2 | +56.8/+123.1 | -21.7/-103.9 |
14 | +11.6/-39.8 | +56.5/-14.5 | -40.9/+44.1 | -27.2/+95.9 |
15 | -2.3/-42.1 | +38.7/+56.9 | -16.7/+79.2 | -19.7/-123.6 |
○3半荘目はその流れを受け、H鳥→T石という点棒の流れがはっきりと目についた。南1局、北家のT石の捨て牌は明らかに国士無双狙いであったが、終盤になっても親のO鼻はバシバシとヤオチュウ牌を切っていた。さらに、自分から見て4種類が3枚切れという状況を考えて、K山が発切りに出ると、これがロン。T石を独走させてしまうことになってしまった。
○これをうけて皆のやる気は激減し、緊張感がなくなっていった。とりわけマイナスが大きくなったH鳥とK山は、大物手を狙った難しい打ち回しを続けた。その結果、H鳥は完全に一人旅でマイナス街道を突っ走っていくことになり、優勝争いから外れた。一方のK山は“リーチ一発にドラ切り”“意味のない大明カン”などの暴挙が功を奏し、続けざまの大トップで3半荘を残してついにトップに踊り出た。
○自分のいないところでK山に大きく勝たれたT石であったが、O鼻との直接対決となった13半荘目に+56.8と大トップを取り、自らもトビの危機にあった14半荘目もライバルのK山のトビという形で乗り切り、3位のO鼻と70以上の大量リードを持って最後の半荘を迎えた。チョンボを続けてトビとなっても優勝という状況にあったT石が、この後その座をO鼻に脅かされることになろうとは、誰も予想しなかっただろう。
○最終半荘が行われたのは13日未明。前日に地元の友達から誘われたH鳥は家をあけていた。帰宅時刻は不明であったうえ、前述のとおり彼は優勝争いからは無縁となっていたため、代打ちにU沼が指名された。O鼻と2位争いの状況にあるK山も了承し、最終半荘の幕が開けた。
○序盤はI藤の好調に押される格好で沈んだO鼻であったが、迎えた親番の南1局、U沼の先行リーチに対してホンイツでドラの発待ちの手をテンパった。シャボの他方は巡カラであり、アガリ目は発しかない。O鼻は追っかけリーチに出た。と、ここで何とトップ目のI藤が発を強打。親倍で24000となり、たちまち大きく浮いた。I藤は小四喜を聴牌したための発切りだった。
○波に乗るO鼻はこの後も着々と点棒を増やしていった。もはや半荘のトップは揺るぎない状態で、興味は大逆転優勝へと移った。局を流そうとするT石もなかなか思うように行かず、勝負は長丁場になった。そして迎えた南3局、U沼の満貫にT石が放銃、事態は佳境へと突入した。
○南4局開始時点でO鼻54400点、T石6000点。オカを含めて考えると、両者の差は9300点まで詰まっていた。O鼻の満貫ツモ、5200直撃、T石のトビ…となれば逆転である。親であるT石は、とにかく点棒を増やす以外には無い。
○0本場、O鼻がドラアタマのリーチをかけたが、ツモれずに流局。O鼻にとっては千載一遇のチャンスだったが、モノに出来なかった。しかしT石との差はさらに接近し、もはや完全に並んだと言っても過言ではない状態にまでになった。
○1本場、U沼に高め一通のテンパイが入り、最終形と判断したU沼はリーチに出た。この手は仮に高めの1筒をツモってもウラドラが二枚以上乗らない限りハネ満には届かないため、T石には追い風のリーチだった。しかしなんとT石は追っかけリーチをかけ、ペン7筒をツモりあげた。ドラドラで3900オール。勝負は決した。
○2本場、I藤がリーチ。T石が追っかけたが、I藤が3筒ツモ。リーピンツモドラ1、この瞬間T石の優勝が決定。…とI藤の手はフリテンリーチ。しかもリーチ牌を3万でなく6万にしていれば三色がついていた。張り詰めていた緊張感から解き放たれたからであろうか?I藤には珍しい単純なミスで、長い戦いの幕は下ろされた。
★出場者からの感想が届いています。
《 I藤氏 》
トリムルティーの教えによれば、
まーじゃんには計算、気合、モチベーションの調和が必要で、
そのうちのどのひとつが欠けても悟りは開けないそうです。
今回は0〜5の6段階評価をしてみましょう。
T石 | O鼻 | K山 | U沼 | I藤 | H鳥 |
計算 | 2 | 4 | 3 | 5 | 1 | 0 |
気合 | 5 | 1 | 0 | 4 | 3 | 2 |
モチベーション | 5 | 3 | 4 | 2 | 1 | 0 |
足し合わせ | 12 | 8 | 7 | 11 | 5 | 2 |
にゃあにゃあ、なにか当たり前の結論がでましたね。
結局、勝負のわかれめはモチベーションにあるようです。
K山くんは国士がイケてなくて低下してしまいました。
Oはな君にやる気があったのはなぜ?
ゆうちゃんと特にはっとり君は出直したほうが良さそうです。
おまけ─いま明かされる清野秘話─
K山くんのご指摘のとおり最後の3筒ツモは6万切りの間違いでした。
でも寝不足と自転車の日焼けで首のうしろがいたくて、
もう9筒をツモりなおすことしか考えられませんでした。
《 O鼻氏 》
僕は真っ白に燃えつきました
もうしばらく打てそうにありません
ちょっと最後の方で運を使いきった気配があるし…
《 T石氏 》
今回の高崎合宿での目標は優勝であった。最近昔ほど勝ってないし、どちらかというと凹んでいるときが多いから、自分は本当に弱くなってしまったのかどうか確認しておきたかった。
1人10半荘、トータル15半荘の勝負では先行するのは得策ではない。でも、敢えて逃げ馬になることを選んだのは、自分を追いつめるためであった。勝って勝ってどこまでいけるか、そんな考えであった。
はじめは慎重に打った。そのうち、自分にチャンスがあると分かってきた。だから攻めた。1半荘目が一番いい打ち方だったと思う。ノーミスだったはず。思惑通りトップを取ることができた。
2,3半荘目はひたすら押した。2半荘目のトップは取れるはずじゃなかったものが転がり込んできたから、3半荘目は楽だった。ここで中断した時点で、私がターゲットになることが決定した。
4半荘目以降、自分に突っ走る勢いがもうないことを悟り、無難な打ち回しで逃げ切ろうという戦略に切り替えた。そのまま独走させてくれる面子でないことは分かっているからだ。入学時の実力差はもう無いに等しいと思う。
ただ、耐えた。あと1度トップを取れば勝てると考えていた。あとはそのチャンスがいつ来るか、そして、それまで耐え切れるかどうか。
9半荘目にそのチャンスを大トップでものにしたが、打ち方は目茶苦茶だった。あの状況でも1半荘目のような打ち方が出来るようになるといいのだが。
最後の半荘は、東風は楽だったし、このまま流してしまおうと思った。が、南に入ってからがものすごく長かった。あんな麻雀はもう2度と御免だ。ものすごく苦しかった。
結果として優勝できたが、自分の強さに関しては判断しかねる。
この2年間で、明らかに打ち方が変わった。昔は見えるものだけを頼りにして打っていた。最近は「流れ」とかいう怪しげなものに手を出してしまっている。守り方がうまくなった分、大勝できなくなった。
打つ頻度が激減したし、今後も増加することはなさそうなので、実力が右下がりにならないことを祈りたい。
(感想をまじめに書いたのって俺だけかい?)