北斗七星と春の星座

立春を過ぎました。暦の上ではもう春です。そして、春の北の空高く輝く、水を汲む 柄杓のような形をした7個の星、それが北斗七星です。 北斗七星は、おおぐま座のしっぽの部分のことで、春の星座の中でもひときわ目立つ 星座です。そして、柄杓の先端の星二個を結びつけて北の方角へ延長すると、北極星 を見つけることができます。 北極星は、こぐま座の先端部分に位置するニ等星で、別名「ポラリス(ポーラース ター)」。ご存知の通り一年中同じ位置に輝いている星で、昔から方角を確認する手 段として利用されてきました。北斗七星を使った見つけ方はぜひマスターしておきた い星です。また、こぐま座は「小北斗」と呼ばれ、やはり柄杓の形をしています。い つも北斗七星の方角を向いており、おおぐま座とあわせて「母子のクマ」になってい るのです。 おおぐま座のクマは、もとはギリシアのアルカジアという森に住んでいた美しいニン フ(妖精)でした。大神ゼウスに愛されたカリストはアルカストという男の子を産み ます。ゼウスの妻ヘラはこれに嫉妬し、カリストを熊にかえてしまいました。森をさ まよい歩いていたカリストは、息子であるアルカストを見つけて思わずかけよりまし たが、アルカストには熊としかうつらなかったため、大熊を矢で射ようとしました。 これを見たゼウスがアルカストも熊にかえて、天にあげたといいいます。 北斗七星は、春の星座のポイントとなる「春の大三角形」を見つけるのにも利用でき ます。柄杓の柄の部分を弓なりにカーブを描き、オレンジ色に輝く牛飼い座の一等星 「アルクトゥルス」と、おとめ座の一等星「スピカ」を結びます。これが「春の大曲 線」で、そのうち「アルクトゥルス」と「スピカ」を直線で結び、西の方向に輝くし し座の二等星「デネポラ」を結ぶと、綺麗な三角形となります。これが「春の大三角 形」です。


新しい星座
あなたは何種類の星座をご存じでしょうか?星座占いに使われてい る12星座以外に何個知ってますか?プラス10個くらい思い浮かべばあなたはか なりの知識人でしょう。普通の人ならきっと12星座も満足に言えないはず。 牡羊座、牡牛座、双子座、オリオン座、白鳥座、、この辺は、まぁみなさんお馴染 みの学校でも習うような星座ですね。基本的に学校で教えてもらう星座というのは、 日本の国土から見えるということが前提となっています。ですから、反対側のヨー ロッパ地域だけでしか見ることのできない星座を知る機会は生涯で数回あるかない かというとこでしょうか。 どうやら地球の裏側には、色々おもしろいことが潜んでいるようです。私たちの知 らないところで新しい星座が発見され、ついついつっこみたくなるような日本名称 の星座がごろごろしております。

テーブルさん座 http://www.toxsoft.com/stella/html/men.html
はえ座 http://www.toxsoft.com/stella/html/mus.html
インディアン座 http://www.toxsoft.com/stella/html/ind.html
ちょうこくしつ座 http://www.toxsoft.com/stella/html/scl.html
ポンプ座 http://www.toxsoft.com/stella/html/ant.html



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