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日本の新聞でも書かれていますように、ついにオセアニアにW杯の出場枠が認められました。これまで、オセアニアサッカー連盟に加盟している、国はオセアニアでの予選を戦った後、1チームが最終プレイオフを戦ってきました。今回、日韓でのW杯も、前回フランス、前々回アメリカも、最終プレイオフに敗れてW杯を逃してきました。 過去10年、オーストラリアのサッカーが抱える問題として、質の高い公式戦が行えないといった現状がありました。トップ選手はヨーロッパで、活躍しているので、欧州での知名度は、日本よりも高いでしょうし、数多くの欧州各国との親善試合を行ってきました。しかし、公式戦となると、欧州で活躍するトップ選手が揃わずに、また、そういった選手がいなくても勝てる試合が殆どでした。大陸別で行われる大会においても、オーストラリアの現実的なライバルが、いませんでした。NZも、ここ数年、オーストラリアの後塵をはいしてきていました。そのために、一番大事な最終プレイオフに勝てないと言われ続けてきました。 そして今回、FIFAの方針によって各大陸から最低一カ国が参加できるようになったのです。ですが、問題はあります。オセアニアのサッカーレベルの低さです。オセアニアだけが、FIFAランキングの32位以内に、一カ国も入っていない。W杯に出場できる国数は、全部で32カ国で、順当にいけばトップ32カ国が参加する形が、一番レベルの高い試合が行われる可能性が高いし、世界一を決める大会として順当である。現在のオーストラリアのランキングは、47位、続いてニュージーランドが48位。問題は、そこからで続くチームがタヒチの114位、フィジー139位、アメリカンサモアの201位。サッカー後進地域と呼ばれるアジアでも、韓国20位、日本22位、イラン34位、サウジアラビア38位と、オセアニアの上をいっていますし、120位あたりのアジアの国だと、シンガポール、マレーシア、インドといった国が、それに相当します。あまりにも大きな力差です。結局オーストラリアとニュージーランドの一騎打ちになることが、予想されます。 しかしながら、W杯を三回連続で逃してきたオーストラリアにとっては、すごく嬉しい話しですし、W杯出場が大きく開けたことで、欧州で活躍する選手が、喜んで代表召集に応じるようになり、ひいてはオーストラリア全体のサッカー人気の向上にもつながっていくと、好意的な見方だオーストラリアでは、一般的です。 最後に、これで損をした大陸はというと、南米とヨーロッパで0.5づつの減少になります。これは、他大陸と行われるプレイオフがカットされたことになります。また、次から前回優勝での予選免除が廃止になった為に、一番大変なのは、南米ということになります。アフリカとアジアでは増減なし、それぞれ5と4.5が与えられ、北中米カリブで0.5増。よって、アジア5位と北中米カリブの4位がプレーオフを行って、もう一カ国を決めます。 今回の1枠が認められたことによって、オセアニアから3回目24年ぶりの出場が決定し、オーストラリアが予選を勝ちあがれば、32年ぶり2回目の出場になります。34年間待った、W杯出場がかなう事を心から応援したいと思います。 |