第三話
ルーレットは…3を過ぎ…7を…過ぎた!
秀:「よし、BETだ!」
…シーン
秀:「ってやっぱ鯖引けねー(涙)」
「でも今日はこれで終わりじゃねーんだぜ(笑)」
「うおりゃぁぁぁ、コピー打法だぁぁぁぁぁ(爆)」
だが無情にもドットアクションは発生せず。
秀:「しくじったのか?俺」
「だっせー」
と、おもむろに中リールを押すと中段にゾウが停止。
秀:「あれ?」
「チェリーか?」
「ってチェリーも出ねぇぇぇぞぉぉぉぉぉ」
「やっと来たぜぇぇぇぇ」
「勝負はこれからだぁぁぁぁぁ」
ラプ:「おりゃあぁぁぁ、動物勢揃い+中中段チェだぁぁぁぁ」
秀:「なにをぉぉぉ、動物お帰り+リプレイだぁぁぁ」
ラプ:「ダチョウが連続してるからまだまだ潜伏中だぜぇぇぇぇ」
…だが結局、秀の鯖連は7連で終了。
対するラプは上乗せ込みの20連チャンをGET。
秀の彼女:「そこまでぇぇぇぇ」
ラプ:「計量するまでもねぇな」
秀:「くそう、こんなハズじゃあ…」
そこへ会社帰りのサラリーマンが現れた。
タグ:「秀さんどうでした?」
秀:「あ、どうも、こんにちは」
「実は負けちゃいましたよ」
「せっかくコピー打法とマークの薄い店を教えてもらったのに…」
タグ:「そうでしたか」
「あれ?ラプさんも居るじゃないですか」
「え?今日は勝負をしてたんですか?」
「秀さん、それだったら最初からラプさんに聞けばよかったのに」
秀:「へ?何を?」
タグ:「コピー打法ですよ」
「私はラプさんから教えてもらったんですよ」
秀:「ってことは…」
ラプ:「当然使ってたに決まってるじゃん(笑)」
「上乗せも成功したぜ」
秀:「なんだよ、ソレ?」
「それじゃあ全然俺が有利じゃねーじゃん(怒)」
ラプ:「そんな小細工で俺様を出し抜こうなんて100年はえーんだよ」
秀:「とか言いながら自分だってその小細工を使ってたくせに」
ラプ:「まあそう言うなって」
「今日のアレは奢ってやるからよ」
秀:「チッまあいいや」
「それじゃ奢られてやるよ」
ラプ:「今度いい店が出来たんだけど行ってみるか?」
秀:「もちろん、イクに決まってんだろ!」
相変わらず甲府の夜の街へと消えていく二人であった。
今回はRhapsodyの勝利で幕を閉じたが二人の勝負はまだまだ続く。
そう、二人がスロッターであり続ける限り永遠に…
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