新年初エキストラ♪


新年初エキストラ♪に行ってまいりました。

今回はねぇ、ビックなお仕事ですよぉ〜!なんと
「交渉人真下正義」!そう「踊る大捜査線」の続編なのだ!
「えっ、じゃぁ織田裕二とかユースケとか見たわけ?ね?ね?ね?」と色めきたったアナタ、
残念でした。
キャストの人は誰一人として来ず
「な〜んだ、つまんないの!」と思うでしょ?ところがどっこい、ネタは豊富に転がっていたのだ。



まずは今回の設定から話しましょう。
「クリスマスイブの東京の地下鉄にサット(SAT?SATT?綴りがわかんない)が突入する」というシーン。
東京が舞台なのになぜ札幌で撮影?なのかよくわからないが、
ま、ともかく私の役は地下鉄の乗客で、改札を出ようとしたらサットが現れて
「あらビックリ!」となる設定。

そのサットの人たちの扮装が超カッコイイ。防弾チョッキやらマシンガンみたいのを身につけてるのである。
聞けばこの人たちもエキストラだそうじゃないか。
どうやら男性だけに募集のメールがいったらしい。いいなぁ。やりたかったなぁ。
でも顔がゴーグルやら覆面みたいので隠れてるんだよね。
それに集団でダーっと走ってるから、後で見たときどれが自分かわからないような気がする…。
という訳で、本当においしい役なのかどうかは、完成した映画を見ないとなんとも言えない感じである。

ここで夜食休憩。弁当とお茶が配られる。

どこで食べるのかと思ったら、地下街の隅っこに毛布が敷いてあり、そこで食べろと。
仕方なく座ってみたものの、硬くて冷たいコンクリの床にみるみる体温を奪われる。
札幌でホームレスの人をほとんど見かけない理由がよくわかった。(笑)

弁当が冷たいのは仕方ないとして、お茶まで冷たいのはちときつかった。
いくら屋内とは言え、外は−10℃を下回ろうかという気温なんだもの。
しかも終電後だから暖房なんてされてないのである。
私はかなり着込んでたので、まぁなんとか大丈夫だったが
設定にあわせておしゃれな格好をしてきた人はみな寒さに震えていた。
「役作りに懸命になる程、寒さにやられる」のは
エキストラの宿命なのだろうか?
(意味がわからないという方は「エキストラ初仕事♪」をご参照ください)

後から知った話だが、毛布の上に座れた私は幸せな方で、
ブルーシートに座らされた人もいたらしい。
冷たい床にブルーシート。想像するだけで痔になりそう風邪を引きそうである。

この辺りの待遇に関してはもうちょっと考えてくれても良かったんじゃないだろうか?

その後、サットが地下鉄の線路脇を走るシーンを撮る。
終電後の地下鉄を実際に走らせての撮影。さすがは三冠王奪還したお台場テレビ。金かけてますねぇ。
自主制作映画の時とは大違いです。
(当たり前か)
撮影用に貸し切った車両に乗り込むなんて。しかも走っちゃうし。ちょっと普通じゃ出来ない体験でしょ?

そのシーンで撮影終了!お疲れ様でした!
…となったのはいいが、終わったのが
午前2時。予定より2時間以上早く終わってしまった。
これにはちょっと困った。
地下鉄の始発は6時過ぎだし(遅!)タクシーだとバリバリ深夜割増を取られるし、
yunoに迎えに来てもらうのは不可能だし、歩いて帰るには今日は寒すぎる!し…。
結局2千円近く払ってタクシーで帰った。当然日当なんて出ないから大赤字である。
せめてこれで有名人のお顔でも拝見できてればまだ良かったのだが…。

いや、愚痴は言うまいこぼすまい。
主要キャストが来ない事も、終了時刻が前後する事も承知の上で応募したのだから


今回の謝礼は「交渉人真下正義グッズ・シャーペンとポスターとメモ、3点セット」であった。
(右端の白い筒がポスター。広げるのが面倒だった。笑)

これ売ったらタクシー代ぐらいにならないかなぁ。(笑)


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