種 |
五家宝の中の白い粒を種といいます。
種を作るには 通常三日かかります。
一日目
もち米を粉にしたもので餅を作り その中に煮立った水あめを入れて
再度搗き 搗き上がった物を一ミリ位の厚さに伸します。
これを切りよい硬さまで乾燥させます。
もち米を粉にするのは きめを細かくするため
水あめを入れるのは 種になったとき表面を強くするためです。.
二日目
前日作ったものを 一ミリ位のサイノメ状に切ります。
それを 完全に乾燥させます。
三日目
二日目に出来た物を釜で煎ります。
お餅を焼くと膨らむように 転がしながら煎ると
全体に丸く膨らみます。
種は『たねや』が作り それを『五家宝や』が買って製品にする
と 言う様に、昔は分業になっていました。
“たねに”という屋号からもわかると思いますが私ども“たねに”も
もともとは『たねや』で 熊谷では最初に開業し
ほとんどの『五家宝や』に卸しておりました。