WalrusのCD案内〜こいつを参考にしよっ
麗しのベラ・ドンナ...スティーヴィー・ニックス
2002/7/10更新(前回7/4)___通算No.084
高校の頃フリートウッド・マックが大ブレイクしたのね。このグループ自体は歴史あるグループだったらしいけど、ワシは「ファンタスティック・マック」や「」がビッグ・ヒットするまで知らなんだ。この2つのアルバムがいきなり大成功になった要因はいくつかあるにしても、最も評価されるべき点は、2人の亜米利加人プレイヤー(強力なライター兼シンガー)を加入させたことでっしょ。そのひとりがこのスティーヴィ・ニックスなのね。フリートウッド・マックにはライター(兼シンガー)が3人おるから、1枚のアルバムではひとりアタマ3〜4曲しか発表出来ないことになる。ってことでニックスのソロ・アルバムは出るべくして出た作品なんでしょう。本作はその初のソロ作品でおます(マック加入前にバッキンガムと作ったアルバムとかは別にして)。

さて、ニックスの曲作り、その真骨頂は曲のアタマからケツまでずっと同じ循環コードの上でメロを展開させてく妙技。それはここでも「Edge of seventeen」でその芸風を存分に発揮しちょりまする。トータルとしてはロックに寄り過ぎず、でも甘いポップスに終始してるわけでもなく、ヒットした作品ならではの構成っすねぃ。そしてシングルヒットも4曲ほど生まれ、彼女は以降、マックの一員に留まらない快進撃を続けることになるんですよね〜(と言うより、「噂」以降のアルバム見てると、マックは彼女に置いてかれちまったように映るわなぁ)。

Bella Donna
by Stevie Nicks
Pops(アメリカ)
1981年発表
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Produced by Jimmy Iovine & Tom Petty
全10曲(計42m02s)
1.Bella Donna
2.Kind of a woman
3.Stop druggin' my heart around
4.Think about it
5.After the glitter fades
6.Edge of seventeen
7.How still my love
8.Leather and lace
9.Outside the rain
10.The highwayman