ピーター・フランプトンによる「カムズ・アライヴ」が'76年に売上げ枚数記録を更新した翌年、「噂」はそれを更に塗り替える程のビッグ・ヒットになったんだよね。
フリートウッド・マックは、前年発表の「ファンタスティック・マック」で生まれ変わる。アメリカ人の二人組、リンゼイ・バッキンガムとスティーヴィ・ニックスを加入させることで、クリスティン・マクヴィと計3人もの曲書きを抱え込み、バンドは一気に商業的成功を手中にする。
前作の成功の勢いで「噂」が制作されたように思われがちだけど、実際はかなり違うようで、逆にバンドの状態は最悪だったようっすね。収録曲には「もうわかったっつーの」って内容の歌詞たちがズラリと並んでます(笑)。
ただ、そういう状態だとしても、強力なメロディのオンパレードに、個性あふれる3人の唄屋、やっぱりそれに尽きるのだという好例にして名盤。
ところでリンゼイのギターはすべて指弾きなんですね。ピック使わないでカラピックみたいな音出すのってどうやるんでしょ?(笑)
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