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「はーい、かばんチェックしまーす!」

ドミンゴス温泉ツアー'99 in 浜名湖かんざんじ温泉


◎メンバーとの5ショット撮影にて



私たちと同じ考えの人達はやはり多いらしく(いや、全員そう思っていたと思う)、エレベーターは超満員だった。当然ながら一般のお客さんもエレベーターを利用していて、このあまりの大騒ぎに多少驚いている様子。しかしそんなことはおかまいなし(爆)と言わんばかりに全員が自分の部屋へと急ぐ。

私たちも無事部屋にたどり着いた。
「さて、どういうポーズで撮ってもらう?」「ベッドでみんなで寝そべって撮るってのは?」「こっちの布団でもよくない?」「あたし、一休さんと寄り添って撮りたーい!!」「あ、あたしもー!!」「それよりさー、早く化粧直さないとやばくない? 8階からまわるって言ってたから、ここにもすぐ来るよー・・・。」「そうだって! 早く早く!!」
・・・どの言葉が誰の発言かは書くまい。とにかくそんな会話をしながら、みんなで身だしなみを整える。多少散らかっていた部屋も片付ける。

ある程度準備が整った頃、遠くで声がした。男の人の声。
「やばいよ(何が?(笑))! もう来たって!」一瞬緊張が走る。その時、また雄叫びのようなものが聞こえる。
「今の絶対ノブさんだよ・・・。」私が言うと、みっちゃんファンの娘(彼女には名前を載せる許可を取っていないので名前は載せない)が外の様子を見に出る。「外に出ないほうがいいんじゃない?」と私たちが口々に言うと、「廊下にはいないよー」と言う。「多分今近くの部屋で(写真を)撮ってるとこなんだよ・・・」
いよいよ緊張する。それぞれがベッドや和室の敷居やソファーに腰かけてじっと待つ。

その時、ドアがガチャっと開く音がした。一瞬みんながそちらを向く。そしたら、開いたのはユニットバスのドア。出てきたのはみっきーだった。
「なーんだあ、メンバーが来たのかと思ったよー・・・。」
「違うよー。あたしだってやだよ、こんなとこから出てきたときにメンバーが来るのは・・・。」
一瞬緊張がゆるむ。しかしまた部屋の中が緊張に包まれる。
そのころまた、廊下からノブさんの声。そして、となりの部屋のドアが閉まる音。
「・・・今、となりの部屋に入ったんじゃないの!?」
「うそっ、どうやって撮るの? マジで・・・。」

みんながそわそわ、焦り出す。なんてことを思っているうち、ドアを誰かがノックした!
「は、はーい!!」そう返事すると、メンバーが次々と乱入(という言い方がふさわしい勢いだった)!

ノブさんが、
「はーい、かばんチェックしまーす!」
と言って、和室にあるゆっきーのバッグにまっしぐら! ゆっきー焦って必死で阻止しようとするが、どうやら多少物色された様子。
チェックの目がゆっきーの方に向きすっかり余裕こいていた私だったが、こっちにはみっちゃんの魔の手が・・・! 携帯電話を取られそうになるが、なんとか死守。

「はい、いったんこっちに集まってくださいねー」とスタッフの方に言われ、一同ベッド側へ移動。全員移動すると、岩出さんから各自封筒を手渡される。おお、これはもしや新しい会報では!? 開けたくてうずうずする。

和室の入口の方では、メンバーがスタンバイ。左からヒデキさん、一休さん、ノブさん、みっちゃんの順に敷居に腰かけている。
「時間がないので急いでお願いしまーす。どなたから撮りますか?」
一番先に行ったのはみっちゃんファンの娘。メンバーに「布団の上に横になってもらえますかー?」と注文する。メンバーそのとおりにする。
メンバーのうちの誰か(すみません、忘れた)が、彼女に一休さんとノブさんの間に寝そべるように言い、彼女はそのとおりにして、そのまま撮影。一休さんファンの私たち4人、うらやましそうに彼女を見る。同時に、「みっちゃんファンなんだから、みっちゃんのとなりで撮りたいって注文つけてもよかったんじゃないだろうか」と心の中でお節介なことを思う。

このあとの撮影の順番はいまいち憶えていない。たしか、このあとはゆっきーだったと思う。彼女はかなりうらやましい写り方だった。
「どんなふうに撮りたい?」
と聞かれ、大胆にも「抱きついてほしいです」と注文。
「じゃあ誰に抱きついてほしい?」
と聞かれ、あとから聞くと本当のところは一休さんに抱きついてほしかったらしいのだけど、彼女は他のメンバーに気を遣い「じゃあ、みんなに・・・」と答えた。(←あとから別の部屋の人に聞くと、特定のメンバーに抱きしめてもらって撮影した人もいたらしく、とくに気を遣う必要はなかったらしい)
ゆっきーがそう答えた後がすごかった。まずノブさんがゆっきーの背中をがしっ! と抱きしめ、みっちゃんはそれに寄り添うようにして、ヒデキさんなどはひざまくら状態で彼女の膝の上におおいかぶさり、一休さんはそのヒデキさんの背中に右腕を乗せるようにして前に乗り出していた。多分この時私は、うらやましさ(?)のあまり「キャー!」なぞ言っていたと思う。今思うとかなり恥ずかしい。
当のゆっきーはと言うと、「一休さんに抱きしめてほしい、というリクエストができなかったから」と、顔を一休さんの方に寄せていた。かなりうらやましい出来栄えの写真になっている。

たしか次はみっきーだったと思う。
彼女が撮影していたときの様子を、実はよく憶えていない。これはおそらくけっこう普通の撮影だったからだと思うんだけど・・・不覚。みっきー、ごめん。

その次はMA-ちゃんだったかな。彼女はかなり気の毒な撮られ方をしていた。
基本的に、メンバー4人が腰かけている前に座って撮影するんだけど、ちょうど真後ろに座っていた一休さんに髪の毛をしばっているゴムに目をつけられ、
「これ、外したほうがいいってー!」
など言われながらゴムをひっぱられていた。しかもこれがなかなかとれず、髪の毛はくしゃくしゃ、おまけにすごく痛そう。あげく、そのとれかけのゴムを一休さんにひっぱられたまま撮影されていた。あれはかなり気の毒だった。しかし、一休さんにあれだけいじられるというのは、ある意味かなりオイシかったのではないか、と、この後私たちは話し、一応納得。

私を除く4人の撮影が終わった後、スタッフの方が「もう全員撮りましたか〜?」とか言って帰ろうとしたので、まだ撮ってませんと言わんばかりに手を上げた。おいおい! あきらかにまだ残ってるじゃん、忘れないでよぅ・・・ちょっとびびる。
メンバーの前に行って「よろしくお願いします」とあいさつすると、一休さんが私の顔を見ていきなり、
「ほら、来たよ! 福島の娘が!」
と言い出した。突然叫ばれたので「!?」と思っていると、目をらんらんと輝かせたヒデキさんに握手を求められた。「おおそうか! 同じ東北出身だからか!」と、私はその手を強く握りしめ、「よろしくお願いしまっす!」とあらためて言い、そのまま写真撮影。
出来上がった写真は、「東北連合ここに結成!」みたいなかんじだった(笑)。ヒデキさんの輝いた表情がなんとも印象的。そのうしろで、一休さんはさわやかな笑顔で写っており、ノブさんは両手の人差指と親指をつけてハートマークを顔の前で作っていて(なぜ?)、みっちゃんもそれをまねするようなポーズだった(しかしうまくハートマークが作られていない)。
一応写真を撮る前は、「こんなふうなかんで撮りたい」という希望があって、でも今回はその注文をつける余地もなく撮影となってしまったけど、これはこれでかなりいいかんじの写真に出来上がっていたのでまあよしとしよう(←偉そう)。

撮影が終わってメンバーが部屋を出ていこうとしたので、私は焦って一休さんを呼び止めた。チョコレート好きの一休さんのために、ハーシーのキスチョコとチョコレート味のメロディーポップを買っておいたのだ。
キスチョコの方は、あとで同室のみんなとも食べようと思っていたので、5〜6個渡そうと思って袋から出して渡すと、その様子を見ていたみっきーから「そんなちょっとじゃなくて、全部あげなよ〜!」と言われた。ただでさえ緊張していた私、その声を聞いて、言われるままにさっき5〜6個チョコレートを渡したその手の上にさらに袋ごとどさっとチョコレートを渡した。さすがに一休さんもぎょっとしていたよ。
さらにその上ゆっきーから握手を求められ、片手がふさがっている一休さんは、なんとかふさがっていないほうの手で握手してくれてた。

そんなこんなで一休さんも部屋から出ていった後、みんなでさっそくポラロイドの見せあい、話題集中したのはやはりゆっきーの写真。みんなでうらやましがる。しかし私の写真も、けっこうユニークな出来であったのと、「この写真の一休さん、すっごく自然な顔で笑ってる〜!」という理由でけっこううらやましがられた。ちょっとうれしい。
そのあと、さっき岩出さんから渡された封筒を開けて、会報を読む。それぞれ真剣に読み、無言。
ひととおり会報を読み終えたあと、以前ゲリラライブで撮ったという写真を見せてもらい、盛り上がる。そして、お互いのノートに連絡先など記入し合う。このとき、ゆっきーの書く一休さんの似顔絵がすごく上手であるのを知り、手帳に書いてもらった。「サナギ」のPVのときの一休さんに似ている感じ。とても満足。
そのあと、「浴衣で写真撮ろうか?」という提案があり、みんな浴衣に着替えて写真を撮る。それが終わると、寝る用意。私は一応寝る時に着るものを用意してあったんだけど、せっかく浴衣を着たので、浴衣で寝ることにして、とりあえずその夜は顔と足だけ洗って寝ることに。
寝る準備をした後も、いろいろ話をするが、私はそのうち寝てしまった。おやすみなさーい・・・。




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