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「うー、どこにいるんだろ・・・」

ドミンゴス温泉ツアー'99 in 浜名湖かんざんじ温泉


◎浜名湖パルパルにて・その1



そんなわけで、パルパルの入口はドミファンでごった返していました・・・。当然他のお客さんもたくさんいて、入園ゲートの係員の方は大変そう。 私たち遠鉄ホテルエンパイアの宿泊客は、入園パスカードを見せるだけで入園できるんだけど、一般客の人達は入口で買った入園券の半券をちぎってもらう(それとも入鋏してもらうんだっけ? すみません忘れました)という手間があるので、なかなか入園の列が進まない。焦っているときにこれをやられてはかなり腹が立つ(←実は短気)。

ようやく入園ゲートを通過することが出来、812号室(私たちの部屋番号)一同ダッシュ!
入ってすぐに(というかゲート内が)ゲームセンターになっており、まずそこを探す。ひととおりのぞいてみるが、どうもいないっぽい。
そうとわかれば急いでエスカレーターを上り、2階からゲームセンターを出る。 そこからとりあえずパルパルのはじまで行ってみることにする。

当然、その途中もあちこち見回してみる。途中、他のファンの人に会い、お互いに「あのー、メンバー見かけました?」と情報交換する。彼女らもまだ見つけていないらしい。

この日は、前日の曇り空とはうって変わって快晴だった。メンバーを探すために走り回っていたうえ、長袖のYシャツを着ていた私にはかなりきつかった。おまけに、先に書いたとおり、朝食時にはコップ4杯分の飲物を飲んでいると来た。汗がどっと噴き出た。「珠のような汗」(?)とはまさにこのことだな、と感じるほどすごかった。

園内でいちばんはじでいちばん高いところにある観覧車の前に来た。ここでもあたりを見回すけど、メンバーがいる気配がない。一応、パルパルの係員の方に聞いてみることにする。
「あのー、ここに松葉杖ついたお兄さん(=一休さん)来ませんでした?」
「見てないですねえ」
まだ来ていないらしい。他のメンバーについては、あきらかにメンバーだ! とわかる特徴を説明できないので聞かなかった。
一休さんとの観覧車デートしてみたかったけどねえ・・・、と言いながらその場を後にする。しかし、よく考えてみれば、一休さんはけがしてるんだからいくらなんだってここまでは来れないか、と、この時ようやく気づく。

とりあえずもと来た道を戻る。しかし、途中にいるかも知れないので、ここでもあちこち見回しながら、係員の人に聞き込み(?)しながら歩く。 そして、ゲームセンターへとまた戻ってくる。

「うー、どこにいるんだろ・・・」誰からともなくそうつぶやくと、うしろでみっちゃんファンの娘が「あ! みっちゃん!!」と叫んだ。それを聞いて「え!?」と振り返ろうとした瞬間、階下に松葉杖の男の人を発見! ベージュの帽子にベージュのワークパンツ、ストライプのTシャツで、サングラス。あれはまさしく一休さんだ!! 事務所の社長さんと一緒に歩いている。入園ゲートをくぐったばかりで、誰かに発見された様子はない。
私は小声で、「一休さん、いた!!」と叫んだ。MA-ちゃん、ゆっきー、みっきーがその声に素早く反応。私はエスカレーターをかけ降りた。3人もそれに続く。みっちゃんファンの娘だけは、「あたし、みっちゃんとこに行くから!!」と行ってみっちゃんを追っかけていった。

1階に降りて、一休さんの背中を追いかけた。そして、見つけた嬉しさのあまり、思わず後ろから両手でぽんっ! と一休さんの肩を叩きながら「一休さんっ!」と声をかけた。
その瞬間、私は社長さんにぐいっと引っ張られ、「怪我人なんだよ! 気をつけて!!」と叱られてしまった。私ははっと我に返り、一休さんと社長さんに謝った。この時が、この旅行でいちばん失敗したことであって、いちばん後悔したことで、いちばんしゅんとした瞬間だった。あとあとまでこの事をひきずっていたのは、言うまでもない。
しかし、いつまでもしゅんとした顔でいるわけにはいかない。早く一緒に写真を撮ってもらって、一緒に乗り物に乗ろう。

ゲームセンターを1階から出ると、すぐそこには昨日もえさん達と乗ったジェットコースターがあった。そこの前で写真を撮ってもらうことにする。
最初に私を除く3人が一緒に写真を撮ってもらっていた。その間、私は緊張のあまり手が震えていた。しかも、さっきからずっと汗が止まらない。「なんで今朝あんなにいろいろ飲んじゃったんだろ・・・」と、緊張をかき消そうといろいろ喋りながらも、その事を深く後悔する。

そうしている間に、私の番がまわってきた。「お願いします」と私が言うと、一休さんは無言でちょっと微笑んだ。そして、私は一休さんの左側に並んで写真を撮ってもらった。
「ありがとうございましたぁ」と言って頭を下げて、一休さんの顔を見ると、一休さんは微笑んで私の目をじっと見た。一休さんが目をそらさないので、気恥ずかしくなり私の方が下を向いてしまった。

全員と写真を撮り終えると、一休さんは社長さんに何か話し掛けた。どうやらジェットコースターに乗るつもりらしい。注意書きに、「次に該当する方は乗車をご遠慮ください」というような事でいくつか挙げられていたので、自分のけがで乗れるかどうか係員の人に聞いてもらうようで、社長さんが乗り場の階段を上っていった。

それを待つ間、誰かが再度一休さんに2ショットをお願いした。どうやら、さっき撮ったときに一休さんがサングラスをかけたままだったため、今度はサングラスを外した状態で一緒に撮ってもらうためのようだ。なにっ、これは私もお願いせねば!! と、順番を待つ。
私を除く3人が撮ってもらった後、社長さんが「OKだって」と言って戻ってきた。そこで、一休さんは階段を上ろうとした。えっ、私まだ撮ってもらってないよっ、と思い、一休さんを呼び止め、「すみません、もう一枚・・・」とお願いする(注:緊張のあまり、サングラスを外してくれるようお願いするのを忘れている)。すると一休さんは、また微笑みながら引き返してくれた。この時の一休さんの微笑みには多少あきれの表情もまじっていたような気がするが、あくまで気のせいであることを願い、再度写真を撮ってもらう。
今度は一休さんの右に並んで、やや接近気味に、しかもピースまでして写った。終わった後、あらためてお礼を言い、みんなで乗り場の階段を上る。

ちなみにこの時撮った写真だが、1枚目はなんとなくよそよそしく見える。一休さんはちょっと微笑んでいて、私はわずかに一休さんの方に寄りながらも緊張した顔で遠慮気味。しかしよく見ると、一休さんと手をつないでいるように見えなくもない(←しかし当然実際には手をつないではいない)。
2枚目の方は、一休さんを呼び止めてしまったという気まずさで、かえって開きなおった態度に出てしまい、写真ではかなりリラックスした、以前からの知り合いのように見える(しかし内心はすごく緊張している)。一休さんの方はというと、口を「いーっだ!」してるような感じで(雰囲気、わかりますか?)写っていた。撮影時はカメラを見ていて、しかも緊張していたので、どんな表情で写ってくれているのかわからなかったんだけど、まさかこんな愛敬ある表情で写ってくれていたとは・・・。サングラスの為目の表情がわからないのがちょっと残念。でも、なんだか仲の良い兄妹のような出来栄えで、いい感じである。

前に乗っていた人達が降りて、私達の番になる。それぞれコースターに向かうが、社長さんが入口に立ったままだったので、「社長さんは乗らないんですか?」と聞くと、「俺こういうのダメなんだよ・・・」と乗車拒否。

脇に置いてあるかごに荷物を置く。一番後ろを歩いていた私は、当然最後に荷物を置いたのだが、ちょうど一休さんのかごのとなりが空いていたので、そこに置くことにする。
一休さんが置いていた荷物は、サングラス、タバコ、帽子、携帯電話だったと思う。ちょっとドキドキしながら私もバッグを置こうとすると、
「これ、置いてもらってもいい?」
と一休さんに話しかけられた。私は緊張のあまり「はい」と返事はするのだが、いまいち理解できていず、2度も一休さんに同じ事を言わせてしまう。
ようやく意味を理解し一休さんの方を見ると、一休さんが私に松葉杖を差し出していた。焦ってそれを受け取り、荷物を置いた棚に立てかけた。

乗った順番は、前から一休さん、その次にゆっきーとみっきー、その後ろに私とMA-ちゃんだったと思う。
「一休さんのとなりにいけばよかったのに」と声をかけられるが、そんな勇気はなかったし、それに、けがしていたせいだと思うのだけど、一休さんは乗ってすぐのところに座っていたので、となりに座ろうと思ったら一休さんをまたがなければいけないのだよ。それは出来ない。
私の後ろに並んでいた人達も乗車した頃、さっき立てかけた一休さんの松葉杖が倒れた。思わず「あーっ!」と私が叫ぶと(←恥ずかしいヤツ(爆))、係員の人があわててそれを直した。

そして、コースターが動き出した。昨日いっぺん乗ったとはいえ、やはりドキドキする。
コースターが登っていく途中、あまりキャーキャー言うと一休さんに聞こえて恥ずかしいなあと思い(←しかしその前にさんざん騒いでいる)、あまり声をあげないようにしようと思っていたのだが、コースターが急降下を始めた時点でそんなことは言っていられなくなっていた。興奮のあまり、かなりワーワー言っていたと思う。

乗り場に着いたときには、髪の毛は乱れ放題。MA-ちゃんに「髪型、おかしくない?」と確認しながら焦って手ぐしで直す。
私達4人は当然なんてことなくコースターから降りるが、一休さんは一人では降りづらそう。そこで、ゆっきーが一休さんの手を引いて手伝う。

コースターを降りると、そこにはヒデキさんが! かなりたくさんのファンに囲まれている。
ヒデキさんのまわりにいたファンのみなさんもこちらの一休さんに気づき、「一休さーん!」と叫ぶ。
一休さんに満足にお礼も言えぬまま、一休さんは階段を降り、下で待つファンのもとへ。私達は、その脇を通ってゲームセンターへと戻った。




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