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「お金はそーゆーときに使うもんです!」

HEART BEAT PARADE
〜ON AIR祭り vol.5〜
(DATE:00/10/15)

ドミンゴスのFCツアーが終わって1か月半、待ちに待った彼らとの再会の日がやって来ました。そして、同じくFCツアー以来会っていなかった友達とも久しぶりの再会。さらに、6月のツアーファイナル以来会っていなかった友達とも再会。わーっ、会いたかったよー!

この「ON AIR祭り」は、渋谷にあるON AIR EAST、ON AIR WEST、そしてnestという隣接した3つのライブ会場で同時に行われる、まさにライブのお祭り! 一枚のチケットで、3会場自由に行き来することが出来ます。

まずは、ドミンゴスが出演するON AIR EASTに入場しました。そこでドミンゴスの前に出演する3組、スキップカウズ・The Chopsticks・篠原りかさんのライブを観ました。
前者2バンドは、私の友達はもちろんたくさんのドミンガーから支持されていて、初めてこの2バンドを観る私は、いったい彼らがどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみだったんだけど、どちらも元気でいいかんじ。とくに気に入ったのはスキップカウズ。ボーカルのイマヤスさんのテンションがすごくいい! また観てもいいかも知れない。

そして、待ちに待ったドミンゴス。
サブステージ(客席脇にある小さいステージ)で篠原りかさんが演奏をしている間からセッティングが行われ、篠原さんの演奏が終わってそんなに時間がたたないうちに、ウィルソン・ピケットの「ダンス天国」が場内に響き始めた。うしろを振り返ると、チョップス終了後いったん激減したお客さんが、今度は見違えるほどに(しかも最初以上に)増えていた。うわーっ、来るぞーー!!
そしてとうとうメンバーがステージに姿を現し始めた。まずはミッちゃんとノブさん。着ているのは、前回ツアーで着用したタータンチェックのスーツ。ステージ前方で客席に向かって深々と会釈し、自分のポジションへ。
続いて、ヒデキさん。ギターを肩にかけ、一休マイクに歩み寄る。その胸元にはなんと、赤いカーネーション(造花)! そのカーネーションを手にとり客席に向かってぽーんと投げ、一言。
「愛してるぜ」
うわーーー!! なんてこと言うんだあんたはーー!! 興奮で鼻血が出そう(爆)。

楽器隊3人が揃ったところで、ボーカル一休氏を待たずおなじみの「オープニングテーマ」へ。
「Yeahhhhh!!!!!」と力強い雄叫びを連呼するノブさんからは底知れぬ気迫が感じられます。

続いて、「ふくらませドミンゴス」! ここでとうとう一休さん登場。なぜかくねくね(くにゃくにゃ?)とした妙な動き(J.B.のとこなのかな?)で現れた一休さんは、早速ピンクのゴム手袋をかぶりふくらませだす。
ふくらませたゴム手袋に書かれた文字は、そのまま「On Air E」。めいっぱいゴム手袋がふくらんだところで、ヒデキさんが、傍らに置いてあった手作りの日本刀(だと思う)で、ゴム手袋をひと突き! 割れたゴム手袋の下から顔を現した一休さんは、「やっほう♪」と笑顔でごあいさつ。出てきたときにはばっちりきめてあった髪型も、もうぐしゃぐしゃだった。数分間の命だったね・・・(笑)。

続いては、久々に聴く「パンチランチ」。広めのON AIR EASTのステージを、一休さん・ヒデキさん・ミッちゃんが所狭しとかけ回る。
途中、一休さんがぺろんっとスーツのすそをめくり、パンチラのポーズをとる場面も。かわいーーっ!!

「みなさんこんばんはドミンゴスでーす! 今日はこの『ON AIR祭り』にようこそお越しくださいました。そしてこの、ON AIR EASTにお集まりのみなさん! 本当にありがとうございます!」
と、両手と頭を使い「E」の人文字を作る一休さん。ビタミン体操を思わせる・・・(笑)。
さらに人文字シリーズは続く。
「ON AIR WESTも、そしてNESTの方も大変盛り上がってるようですけれども、今夜はここON AIR font size=+1">EASTでガンガン盛り上がっていきましょう!」
お見事!(笑)
「盛り上がるためにもですね、なんとドミンゴスはガンガン新曲を持ってくるわけです! その中の自信曲を一曲お送りしましょうっ!」
うわー、新曲! てことはもしや、噂のあの曲が聴けるの?? その期待に、彼らは見事に応えてくれました。
「こんな恋がしたい! 『ジェットグライダー』!!」
待ってました! 9月に初めてお披露目され、いろんな意味で反響を呼んでいた新曲、「ジェットグライダー」。曲調・タイトルともに最近の流行にのった感があり、賛否両論だったこの曲。このときまでこの曲を聴いたことがなかった私はいろんな意味でかなり気になっていました。
私個人の意見としては、ドミンゴスには流行を追ってほしくないという気持ちがあって、「ジェットグライダー」がもし明らかにその線の曲だとしたらちょっとなぁ・・・、と、心配もあったり。でも実際聴くと、たしかに最近流行りの曲調ではあるんだけれども、それを見事にドミンゴス独自のものとして昇華させているような、そういう印象を受けました。
心配なんてどっかに行って、早くCDになってほしいと待ち遠しいくらい。さすがドミンゴス!

新曲のリリース日を気にしていると、ある意味それを凌ぐ程の重大発表が。なんとドミンゴスがこの年末、デビューから5年目にして初のベストアルバム発売!! 何ーーーっ!! 予想だにしないことにマジ驚いた!
「これまで、『このアルバムはこの曲がいい! こっちのアルバムはこの曲がいい!!』と、勝手に編集していた人もいると思います!(笑) もうね、僕らはそんな手間はとらせません!!」
すごいよー、信じられないよー・・・。どの曲が入るんだろう。どの曲もベストにふさわしいような気さえしてきてまるで見当がつかない。
さらにどうやら、ベスト盤には新曲も一曲収録予定とのこと。どんな曲が入るのか、こちらも楽しみ!

話は変わって、10月からドミンゴス4人揃って出演しているテレビ東京系全国ネット「限定! ピカてんライブ」の話を。偶然にもこの日は、番組の放送日で、
「今日はこれが終わったらすぐ帰って放送を観るようにしてください。今日は電車に乗って帰ってもいいですから!」
「今日は」って・・・普段は電車乗っちゃだめなのかい(笑)。
「『家は近いんだけど、ちょっとだけ遅れそう・・・』って人は、必ずタクシーに乗って帰るようにしてください! こんなときにお金を惜しんでももうどーにもなりませんから! お金はそーゆーときに使うもんです!」
めちゃくちゃ言うなぁ(笑)。一休さん曰く、お金は、
「ドミンゴスのCDを買うため」
「ドミンゴスのライブのチケットを買うため」
「ドミンゴスが出演するTV番組を観るためにタクシーに乗るため」

に使うもんだそうです(笑)。ってことは、給料のほとんどをドミンゴスのCDとチケット、それとライブに行く交通費にあててる私は間違ってないってことかしら(爆)。
話を戻して、この番組では、最近ものまねで大人気のコージー冨田さんや原口あきまささんとも一緒に出てるそうです。それで、一休さんが偶然コージーさんとメイクルームで二人きりになったときの話。
「コージーさんが、『いやー、一休さんはハーモニカやったりギターやったり、楽器がいろいろ出来てすごいっすねー。僕も一応バンドやってるんですけど、楽器なんて全然出来ないっすよー』って言ってくれて、『いやーそんなことないっすよ、僕のハーモニカはインチキですから(笑)』なんて話をしたんやけど、その後コージーさんが出番でメイクルームを出てから、思ったね。何で俺はあのとき一人で舞い上がってるばっかりでコージーさんの素晴らしさを言ってあげられなかったんだろう、コージーさん楽器は出来ないかも知れないけど、あれだけたくさんのものまねが出来るじゃないか、なんでそれを言えなかったんだろう、って、悔しい思いをしました。人間って、人に何かをほめられたとき、謙遜しつつもおごり高ぶってる人間か、ほめられたことを謙虚に受けとめて『これからもますます頑張らないといけないな』と思う人間の二通りに分かれると思うんですけども、残念ながら僕は、ほめられて図に乗るだけの人間でした」
そう言って反省出来る人は、図に乗ってなんかいないんだよ。一休さん。
しかしそうは言いつつも一休さん、やはり舞い上がってばかりではないわけです。番組の中で「ドミンゴスとピカてんバンド」というグループ(?)で演奏しているわけですが、番組冒頭で演奏している20秒程度のジングル(20秒ジングルなのになぜか15秒で完成させたらしい(笑))を、3〜4分程度の曲として新たに完成させたとのこと!
「ドミンゴスは、おだてられて調子に乗るばかりじゃありませんよ! 調子に乗ってるのは僕だけですから(笑)。何事も謙虚に受けとめてこの曲を作り上げました。これがもう、すごくかっこいい!(←自己陶酔?(爆)) しかも本邦初公開です!」
え、マジすかー?! めちゃめちゃラッキー!
思わず自画自賛してしまうその自信作は、バキバキのソウル「Freestyle Wonderland」。これがほんと、一休さんじゃないけどすごくかっこいい!! 「ジェットグライダー」がドミンゴスの新境地だとするならば、この曲はドミンゴスの真骨頂と言えるような、そんなかんじがしました。

新曲2曲に続いては、一転して耳慣れたリズムが場内に響いた。
「それでは、懐かしい曲でお楽しみいただきましょう!」
そう言って一休さんがカウントすると、ヒデキさんが独特なあのメロディーを弾きはじめた。前回の「ブンブン・ブイブイツアー」以来の「許してあげる」! わぁー! 場内いっぱいの歓声が響いた。
そしてラストでは、一休さんがとってもかわいらしく「許してあげるっ♪」でシメ。かわいいー!

その直後、かわいい雰囲気から一変して「サナギ」。笑顔の一休さんは、一瞬にして厳しい目つきに変わった。そして、客席からも笑顔は消えて、うつろな表情で身体を揺らし、ステージに向かって手を伸ばした。

到底、終わる雰囲気ではないはずだった。それなのに、今日のドミンゴスのステージはこの曲を最後にエンディングを迎えてしまいました。
「これからのドミンゴスに、大いに期待してください!」
一休さんはそう叫んで、ステージを後にした。

いまいち、腑におちませんでした。久しぶりにドミンゴスのライブが観れて、新曲が2曲も聴けて、本当に楽しかったのはまぎれもない事実だけど、演奏時間が短かったのと、「ラスト一曲」の合図もなく最後の一曲を終わらせてしまったことが、私に消化不良のような感覚を与えました。うーん・・・。
ともあれ、ドミンゴスの出演は30分程度で終了。私は急いでもう一つ目当てにしていたバンド・UNSCANDALが出演するnestに移動しました。


《END》




*SONG LIST*

1 オープニングテーマ
2 ふくらませドミンゴス
3 パンチランチ
4 ジェットグライダー
5 Freestyle Wonderland
6 許してあげる
7 サナギ






UNSCANDALのON AIR祭りレポも見る→


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