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「We are DOMINGOS from Japan!!」

ドミンゴスファンの集い in L.A.


◎初海外ライブ!



店内に入ると、次のバンドが準備を始めているところでした。お客さんは、現地の人がパラパラと座ってるような感じ。
ここは、ライブハウスと言うよりは「ライブが見れるバー」と言った感じ。ステージの前にはテーブルと椅子がいっぱいあって、とてもじゃないけど普段のライブみたいに動き回るスペースはありません。それどころか、立ち上がるのもままならないくらいです。なんか不思議な感じ。須磨さんにも、「今日は場所も狭いし他のお客さんの迷惑にもなりかねないので立ち上がることは出来ないかも知れません」と言われていました。うーん・・・。
私達ははじめ、ステージの目の前のテーブルに座りました。どうせ立てないのならせめて最前列で・・・という気持ちがあったので。それに、なんとか立ち上がれそうな一番後ろの長椅子になってる場所にはもう既に現地のお客さんがずらっと座っていました。なので、最前列の席に座って、オーダーをとりに来てくださった須磨さんにジンジャーエールをお願いしました。
でも、その後ろに座っていたお客さん達はそれから間もなくするとお店を出て行きました。そこに、エミちゃんとマミちゃんは座ることにしたようです。なので私もそれに便乗させてもらうことにして後ろに移りました。ちょっとだけテーブルを前にずらせば、立ち上がって見れそう。それに、席は後ろに行くにしたがって高くなっている階段式の客席なので(そういえば去年の温泉ツアーの二次会やった場所もそういう形式だったなぁ)、かえってライブを楽しむにはいいかんじ。しばらくするとまきちゃんも後ろの方に移動してきて、4人揃ってドミンゴスの登場を待つようなかんじになりました。

ドミンゴスが出る前に、1〜2バンドくらい出たんです。
なんか、ドミンゴスのライブの雰囲気とはまるで違ったかんじでした。ほんと正統派な「ブルース」ってかんじで。こういうところで、ドミンゴスはどんなライブをやるんだろう・・・。そう考えながらぼーっと静かに別なバンドの演奏を聞きながら、眠くなりそうになっていました。

そして、ようやくお待ちかねのドミンゴスの出番です!
今回は日本でのライブとは違ってローディーさん達がいないせいもあり、メンバー4人みんな出てきてステージのセッティングにあたっていました。なんかインディーズのバンドのライブみたいで、貴重なものを見れたような気がしてなおさらどきどきしました。

セッティングが終わると、一休さんが大きな声で「Oh yeahhhhh!」と叫んだ。いよいよだ!! 一休さんのその声を合図に、「オープニングテーマ」の演奏が始まった。
「Good evening, ladies & gentlemen! We are DOMINGOS from Japan!!」
一休さんが、少しもおじけづく様子もなく英語で自己紹介をする。うわーっ、本当にここはアメリカなんだ!! そんな実感がいきなりわいて、なんだかすごく感動!

英語での自己紹介をまじえたオープニングテーマに続いては、しょっぱなから「ふくらませドミンゴス」!
「It's a showtime!!」
一休さんがピンクの家庭用ゴム手袋を取り出し、それを頭にかぶってふくらまし出す。手袋に書かれた文字は「Hello! America」
いきなり妙なことをしだす日本人に、現地のお客さんはとまどいの色を隠せず、どよめいている。私達はそんな雰囲気を楽しみつつ、一休さんを煽った。
手袋がぱんぱんにふくらんだところで、ヒデキさん、気功(?)でその手袋を割るべくすごい形相(笑)で全身に気を込め始める。またしても妙な日本人登場といった雰囲気に、現地のお客さんも何やらステージに向かって叫んでいたけど、英語のわからない私には知る由もありません(笑)。
全身の気を手のひらに集め、「はーーーーーっ!!」という掛け声と共にヒデキさんはひと思いにその気をゴム手袋めがけて気功弾(?)を発射。見事ゴム手袋は破裂! その様子と、大歓声を上げる私達に現地のお客さん唖然(笑)。

勢いはまだまだおさまるわけがない。間髪いれず次の曲へ。
「Come on, exersize!!」
エクササイズといえばもちろんこの曲です、「あの娘はビタミンC」! いきなり妙な踊りをし出し、あげくキャンディーまで投げ出す日本人たちに現地のお客さん達はすっかり圧倒されてました(笑)。
でも、本日一休さん自ら講師を務めた「ビタミン体操」では、私達の妙なテンションに関心を覚えた人達が、私達の真似をして踊っていました。ただ、その踊りがどういう意味だかはいまいちわかってはいなかったみたいです。なぜなら、レクチャーで一休さんも私達も「V・I・T・A・M・I・N」を「ブイ・アイ・ティー・エー・エム・アイ・エヌ」と発音していたから。外人さんにわかってもらうには、「V」は「ブイ」ではなく「ヴィー」と発音しないと通じないみたいです(笑)。何人かの外人さんは、あとで須磨さんに意味を質問して、ようやく「vitamin(ヴァイタミン)」のことだとわかったみたいです。難しいですねー(笑)。

続いては、年に一度FC旅行のときにしかやらない「猫のニャンギラス」。待ってました!!
去年の温泉ツアーのときの感動が、鮮やかによみがえってきました。「かわいーーっっ!!」と、倒れそうなほどに感動したこと、そのときの一休さんの笑顔。これだから、次のFC旅行にもまた行こうと思わされてしまう。

ここでようやくのMC。
「初めてのアメリカ、そして初めてのアメリカでのライブに、とても緊張しています!」
現地のお客さんにもごあいさつ。
「I'm so shy boy, and so "H" boy!(笑)」
一休さん、外人さんに「H」は通じないと思います(笑)。
「(笑)なんかようわかりませんが、とにかくここアメリカでもがんがんぶちかましていこうと思います! 長い夜はまだまだ続きますよ、準備はいいですかみなさん!!」
もっちろんです! 一休さんの英語での曲紹介(←ちょっとかんでた(爆))に続いて演奏されたのは、「Sunday Poorman's Sunday」。カンのいい(?)あなたならすでにおわかりですね? そう、ドミンゴス初期の名曲、「貧乏者の日曜日」。しかも今回は大胆にもスカアレンジ! 懐かしの名曲はアメリカン向けに見事にアレンジされ、しかし曲間に日本の伝統音楽「さくらさくら」と日本舞踊を織り交ぜながら、私達のみならず現地のお客さんの興味もがっちりつかんだのでした。

軽快なメロディーに続いては、雰囲気をガラリと変え、場内全体を過激にトリップさせるあの曲。
「前頭葉、脳みそ、Brain、Dancing!!」
ギャアアアッッという悲鳴にも似た歓声が場内を包みました。私もこのときばかり(?)はすっかりトリップ状態に陥っているので、現地のお客さんがどんな反応をしていたかは全くわかりません。
「KAMIKAZE guitar, MITA HIDEKI! YAKINIKU bass, MITSUGORO!! SUMO drums, NAKAJIMA NOBU!!!」
そうメンバーを紹介する一休さんも、紹介されたメンバー3人も、たまらなくかっこいい!! あとで冷静になって頭の中で反芻してみると、かなり笑える紹介なんだけど(笑)。でもそんときはほんとかっこよく思えた。

テンションはもう止まらない。続いて曲は「ソウル・スピーカー」。
「We are DOMINGOS!!」・・・歌いながらその言葉を高らかに何度も繰り返す一休さんが、そしてドミンゴスが、ドミンゴスを愛する自分達がたまらなく誇らしく感じたのは、きっと私だけではないはず。

「Thank you America! Thank you California! Thank you Los Angeles! And thank you The Baked Potato! This is last number!」
あっと言う間に最後の曲となり、ファンからは「えーーっ!!」とそれを惜しむ声が。
初の海外ライブ、彼らがラストナンバーとして選んだ曲は、日本が生んだ世界的名曲「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」。この曲にはさすがに現地の人達の反応もよく、私達の手拍子に一緒になって手をたたき、歓声をあげながら楽しそうにしていました。

そしてこの日も最後は一休さんの「君達の事がっ、大好きでーーーーーっす!!」という言葉でライブは締めくくられました。
他の出演バンドとはあきらかに違ったスタイルのライブで、はじめは現地のお客さんが怒って出て行きやしないかと実はひそかに不安だったんだけど、そんな心配も必要なかったようでほんとうれしかった。最後には現地のお客さんも大盛り上がりで拍手をしたりピィーーーッと口笛を鳴らしたりしていました。
やっぱりすごいなドミンゴス。そして、いいもの楽しいものっていうのは、言葉が通じなくても感じることが出来るんだね。




*SONG LIST*

1 オープニングテーマ
2 ふくらませドミンゴス
3 あの娘はビタミンC
4 ネコのニャンギラス
5 Sunday Poorman's Sunday(貧乏者の日曜日)
6 前頭葉のブギー
7 ソウル・スピーカー
8 SUKIYAKI(上を向いて歩こう)






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