Sorry,this page is Japanese only.このページは日本語のみです。あしからず。制作 Ruriwo 2003


「初速」の測定と「威力」の計算

所有のエアガンの威力ですが、まずは対物で威力を知っておくことをお薦めします

対物だけだと、振れ幅が大きく他人に伝えるときの客観値足りえませんが、数値で体感できない破壊力が分かります。

ゼロ距離、5m、10m、15mで中身の入っていないアルミ缶で試せば、ゲームでターゲットに着弾したとき、どれだけの威力か体感でき、隙が出来るといえども率先して威力の低いサイドアームを使う気になります。

エネルギーの単位

長い前置きでしたが。

他人に伝える時に初めて数値が必要になってきます。具体的には技術上の情報交換、ゲームでの使用前のレギュレーションに適応しているかの確認、条例の規制値に適応しているかの確認等に必要です(逆に、個人で楽しむ分には、法律に触れない限りは知る必然性はないともいえます)。

では、BB弾の威力とは具体的に何をさすのでしょうか?

簡単にいうと、発射された直後のBB弾が持つエネルギー量です。

単位はJ(=N・m)やkg・m=kgf・mを使いますが、普通はSI単位のJを使います。

条例には、エネルギー量に衝撃吸収の単位面積を割ったものが使われます。そのときにはkg・m=kgf・mを使った単位に置き換えなければならないので、計算時には注意が必要です。

数値はどうしたら出るのか

数値で測るには速度を測る機械が必要不可欠になります。エネルギーは使用した弾の「速度」と「重さ」から計算するのでまずは、弾の速度を測らなくてはなりません。

速度は初速(銃口から出た直後の速度)が使われます。

測定する機械は弾速計と呼ばれるものです。市販のものは実銃の初速を測るものがほとんどです。

トイガン系専門ショップには必ず置いてあるので、購入直後やカスタム直後に測れば問題ないかと思われます。

市販価格は1万弱〜5万弱まで。私は自身で所有していますが2万弱のものを使っています。

勿論、メカニズムはそう難しいものではないそうなので、自作されている方もいます(但し、PICプログラムできることが前提ですが)。

「重さ」は6mmBB弾0.2gのものを使うのが一般的です。その理由はもっとも、6mmBB弾として最も一般的な重さであることと、一般の材料と比較して比重が軽いからだと思われます。

J値の算出方法

初速を測ったら、いよいよ計算になります。そんなに難しい計算ではありません。高校の物理で習う公式「E=1/2mv2」に当てはめればいいだけです。

実際、計算だけなら中学数学さえマスターしていれば、容易に計算できます。

単位を当てはめると下記のようになります。


1/2*(弾の重さ:単位[kg])*(弾の初速:単位[m/s])2=(威力:単位[J])


BB弾の重さをkgに、初速がft/s(=fps)だった場合はm/s(=mps)に直すことを忘れないでください。それを踏まえて、0.2g弾で初速100m/sの場合は、


1/2*0.2*1/1000*1002=1J


となります。銃刀法改正により、0.989Jを超えた場合、準空気銃となるのでゲームに使えないどころか、このままでは法律違反となってしまいます。0.2g弾で初速95m/s前後がベターといえます。0.2g弾で初速95m/sの場合は、以下のとおりです。


1/2*0.2*1/1000*952=0.9002J


参考資料等

総務省 行政管理局「法令データ提供システム」

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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