1月1日 土曜日 2005年開幕
2005年が始まった。2004年は怒濤の一年であった。1月に結婚をすることになり、3月に入籍し、6月に式を挙げた。年の前半を結婚の準備にとられたうっぷんは、新婚旅行から帰国後に爆発し、毎週どこかに出かけて、今までやりたかったことを、次々実現していった。御蔵島ではイルカと泳いだし、念願のフジロックフェスも見にいった。世界遺産・白神山地へもいったし、憧れの白馬岳にも登頂した。10月までは、航空会社に勤めていた妻の恩恵もあり、飛行機(タダで乗れた)で、沖縄や関西などに足を伸ばした。仕事でも担当していた製品が成功した。すべてが豊かでった。2004年は僕の29年間のなかで最も濃密で充実した一年であったと言える。こんなことを、こんなにも確信を持って感じるのはさすがに初めてである。近頃、僕の人生は上向きであり、そして僕はついている、と思う。思うようにしている。そういう風に思っていると、実際に上向くし、ツキが回ってくる。これはウソみたいなホントの話だ。2005年は、これに負けないくらいの年になると思っている。そう思うことによって、また風は吹く。さて、元旦。今年は上京してから初めて帰省をせずに東京で年越しをした。大晦日から妻の実家にお世話になり、元旦は妻の祖父母の家にお世話になった。この家には、毎年1日に家族が14名集まるのが恒例となっており、僕はその15人目として初参加させていただいた。広い座敷に、一列に料理が並び、人が並び、正月らしい雰囲気で一日を過ごすことができた。僕の好きな酒もふんだんにあったのだが、その中でも日本酒がうまくって、一升瓶を抱えてカパカパ飲んでいたら、いつも間にか会の半ばで寝てしまっていたようだった。ひとの家で寝るなんてみっともない、と妻は帰宅後に怒っていた。ごもっともだと思ったが、年明けに会社に出てみると、隣の先輩:K一郎氏は嫁さんの実家でゲロを吐くほど飲んでぶっ倒れて看病されていたそうだ。後ろの先輩:S次郎氏は、やはり嫁さんの実家で飲み過ぎたうえ、布団で寝ゲロを吐いたとのことだった。どうやら、これは社風のようである。ゲロまでいかない僕はむしろ上品と言えよう。この調子で2005年も引き続きがんばってゆきたい。
一族集結前