3月21日 日曜日 結婚準備、結婚祝い。
紋付袴を試着する。我ながら良く似合っているのではないだろうか。ちょっとしたサムライ気分。今日は朝から6月に予定している結婚式の式場である日枝神社にきて、衣装あわせをしているのだ。こういう和装は、あまり着たことがないんだけど、前々から結構いけるのではと思っていた。花嫁と違って、選択肢も少なく、ものの五分くらいで決めてしまった。髪は最近伸びているので、それを活かして坂本竜馬風にしたいのだがいかがだろうか。そもそも、昔の武士なんて、みんなロン毛だったわけだし、袴で七三分けというほうが、よっぽどおかしいのではないかというのが僕の持論である。一方、嫁の方も色打掛を選んでいたが、正直よくわからなかった。妻の母が同伴であったが、なかなかの潔さで10分くらいで決めてしまった。女性のうだうだしたところがなくて、とても良い親子だと思う。 その後、披露宴会場である全日空ホテルで打合せをする。結婚式をやるっていうのは、いろいろと大変だ。百人以上が参加するイベントは、仕事でも担当することがあるので、その大変さは僕なりに想像がつくつもりだ。そんなにたくさんの人にきてもらうわけだから、中途半端なものにならないようにしたいとは思っている。なにせ、僕も嫁もどちらかというと「オレオレタイプ」で「自分好き」なので、結婚式のような自分が主役的イベントはわりかし好きなのである。というわけで、結婚式の準備はポジティブかつ着々と進んでいるのであった。
夜は、入籍祝いということで妻の両親から食事の招待を受けた。結婚準備をしているといいつつ、法的には結婚は成立しちゃってるのです。六本木にあるしゃぶしゃぶの老舗で会食。義父は、とある外資系電機メーカーの役員で半導体事業を取りしきっていらっしゃる。自分が知らない世界の話を聞くのはいつも面白い。今日はお酒を飲み過ぎないよう注意しただけあって、乱れず会を締めくくる事が出来た。僕も、だいぶ大人になってきたというわけだ。なにしろ、結婚しましたからね、僕。しゃぶしゃぶも大人の味がしてうまかった。